「怠ける権利」には面白い内容のことが、盛りだくさんで書いてあります。
ケインズによる分類:
「絶対的なニーズ」…衣食住 生きるうえで不可欠なものへのニーズ 限りがある
「相対的なニーズ」…他者に優越するために求められるニーズ 際限がない
他者に優越し 他者に比べてより「幸福」になるという相対的なニーズに支配される人間
/ソースタイン・ヴェブレン(アメリカの異端の経済学者)
人間の経済行動を支配する動悸は「見栄」であると喝破した。
財力などの優越を誇示するためのみせびらかしの消費
::::::::::::::::::::::::::::::::::
改良②で、
”商売のコンサルタントの人は、お金のある人をターゲットにしろ、貧乏人を狙ってもだめだ
と言いました。その通りです。!(^^)!” と書きましたが
私のような貧乏人には、見栄、虚栄、みせびらかし以前に、それをするだけのお金がないですから。
絶対的なニーズを満たすことで精一杯です。「見栄」の動機で動かない貧乏人は、狩人たちの対象外なのです!(^^)!
調和にも書きましたが、
グラフィックデザインを学びに行ったつもりが、講義のほとんどが販売広告ばかりの学校で私が学んだことは
販売広告とは、人の優越感、劣等感、虚栄心、かっこつけたいといった欲望や心理を徹底的に煽って利用するもの、
また、先入観やイメージを作って(あるいはもともとあるものを煽って)人々に洗脳するものだということです。
私はそんな世界が嫌で仕方なく、学校に行かなくなりました。
素敵なデザイン画に魅かれただけなので、美大とか芸大に行くべきだった。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ただ、なくても死にはしないけど、自分にとっては絶対的なニーズがあります。グランドピアノです。
衣食住ではないし、他者に優越するためのニーズでもないけれど、私の人生に必要なものです。
こういうのを、魂のニーズと呼ぶことにします。それが、ある人には、ギターだったり、画材だったり、一眼レフカメラ、
ダイビングの道具、本だったりします。
※イメージ
また、なくても死にはしないし、他の物で既に用は足りているけれど、それに変えることで生活が豊かになるものがあり
そういうのは買っていいと考え、そうしています。(関連:改良)それは、毎日の生活を大切に過ごすという考えによるものです。
※イメージ
あと、貧しい人が惜しむべきでないものの1つに炊飯器を私は挙げます。
うちの炊飯器で炊いたご飯はとても美味しいです!お客さんも、よく言います。「ご飯、美味しい」って。
そんなに高くない、お店で普通に買ったものだそうだけど、それで炊くとエコ炊飯でもすごく美味しいです。
炊飯器で釜の薄いやつを買うと、ご飯が美味しくなくて、それで自炊を敬遠して外食や出来合いの購入が増えるでしょう。
学生時代に自炊するために買った、薄い釜の安価品で炊いたご飯は本当にまずくて、しるしいご飯でした…
炊飯器は、釜が厚くて、美味しいと評判のものを、貧しい人こそ買った方がいいと当事者の私は思います。