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世界☆遊悠トラベラー

トルコ、タイ、マレーシア・・・次はどこに行こうかな?

モロッコ編39:エッサウィラ5・スカラへ

2011-01-26 13:37:28 | おかぴのモロッコ

さて、いよいよ、私にとってエッサウィラでの最大の目的地である“スカラ”(城塞)に向かいました。

スカラは、何門もの大砲が海に向かって据え付けられた見張り台で、海の門の西側とメディナの北側の2か所あり、こちらは海の門側の方です。見張り台は、1769年にアラウィー朝のスルタンによって建造されたそうですが、要塞そのものは16世紀にエッサウィラを支配していたポルトガル人が築いたものだそうです。

 

スカラの入口。入場料は10dhでした。

 

見張り台に上ると、大砲が並んでいます。

写真を撮り忘れてしまったのですが、この右の方の変な位置に、5段くらいの踏み台が2つ置いてありました。

壁から2~3メートル離れたところと、壁際のところにそれぞれあって、いったい何のために・・・。

と思ったところでピン  ときましたよ。

もしかして、もしかして、ここも目指す場所の1つなのでは・・・。

 

 

キャーッ、やっぱり~ ありました、探していた景色が

城壁の穴の向こうにメディナが見えます。絵になりますよね~。素晴らしい

この女の子の髪の乱れ具合を見ても分かるとおり、風が穴を抜けるときの風圧がものすごいのでとっても危険です。

私は踏み台を上って穴をのぞき込んだとたんに、後ろに吹き飛ばされてしまいました。

でも、地面にはなんとか足から着地。転ばなくてヨカッタ

 

 

ちなみに、確かにここからの眺めも素晴らしいのですが、実は本命はここではないのです。

そこで、この見張り台の奥の方にある階段から、さらに上へと上っていきました。

 

階段を上りきったところから外に出て下を見ると、ものすごい強風にまたまた吹き飛ばされそうになりました。

あっぶな~い

荒々しく渦を巻く海の上を、カモメが鳴きながら気持ち良さそうに飛んでいきます。

 

 

 

 

そして、ついにたどり着きました。シェイクスピアの悲劇を彷彿とさせる“あの景色”に。

私のお気に入りの一枚です 

 

・・・つづく。


モロッコ編38:エッサウィラ4・シェ・サムでお昼ご飯

2011-01-07 10:48:00 | おかぴのモロッコ

ひとしきり大西洋の激しさを堪能し、海の門に向かっていこうとすると、向こうの方にオレンジジュース屋台が3軒並んでいるのが見えました。値段はどこも同じようですが、一番手前のところにだけ人が集中しています。私たちがそちらの方向に向かって歩いていくと、真ん中の屋台のおにーちゃんが、一生懸命大声を張り上げて、私たちを手招きしていました。

あれだけ一生懸命だしね、と思ってその屋台に行くと、おにーちゃんはとっても嬉しそうな様子。

一生懸命笑顔を振りまきながら、オレンジを搾ってくれました。

あまりにも良い笑顔だったので、写真を撮らせて欲しいとお願いしました。

すると、おにーちゃん、「ちょっと待ってて」と言って、オレンジを手に持ちハイ、ポーズ。

そして、そのオレンジに切り込みを入れて食べやすくした上で、

「ありがとう」と言いながら、私たちにプレゼントしてくれたのです。

えっ、写真を撮らせてもらって、御礼を言うのはこっちの方なのに。

でも、きっと彼は、「うちのお店に来てくれてありがとう」という気持ちを伝えようとしてくれたんでしょうね。

私もすっごく嬉しくなり、チェキで写真を撮ってプレゼントしました。

こういうとき、チェキって本当に便利

ちょっと大きくてかさばるけど、持って行く価値はあると思います。

 

 

さて、海の門のすぐ脇には、本来なら魚市場があるはず。

そして、門を抜けた向こうには、魚料理の屋台群があるはずです。

そう、当然のことながら、エッサウィラは新鮮な魚がたくさんとれるので、

お昼はぜひとも屋台で食べたいと思っていました。

ところがですよ、あれれれれ、魚市場がやっている気配はまったくない

それに、魚料理の屋台群なんて、影も形もないじゃん。

あるのは、なにかカバーがかけられた屋台らしきものだけ。

実は、この日は日曜日(それに前日はメーデー)。どうも、そのせいで屋台がお休みだったみたいなのです。

そんなぁ~

仕方ないので、地球の歩き方に載っているレストラン、「シェ・サム」に向かいました。

 

 

■シェ・サムでの出会い

 

シェ・サムは、港の一番先端のところにあり、炭火焼の魚料理がおいしいんだそう。お店は古い木造で船の中のようにいろんな結び方をしたロープや操舵輪などが飾られており、ちょっとした映画のセットのようです。メニューを見ると、ランチ(夜も?)のコースとして85dhと200dhの2種類があり、内容を見たら85dhの方で十分な量だったので、85dhのコースとミントティを注文しました。

 

ミントティは、こうやって高いところから泡が立つように入れます。

 

コースでは、この魚のスープかサラダが選べます。

このスープがまた、やたらとでかいボウルに入ってきて、すごい量。

それに、骨がざらざらとたくさん残っていて、イマイチ飲みづらい。

 

鰯の、たぶん炭火焼。鱗がたくさん残っていて、やや食べづらいのですが、これはおいしかったです。

っていうか、3人前でこの量って。。。なんかもう、お腹いっぱい。

 

鱸かな? と思われる白身魚のフライ。魚の身がほっこりして、美味しかったです。

なんせ、メニューがフランス語なので、何の魚かはっきりわからないんですよね~

 

最後にチョコレートプリン。

う~ん、これは。。。

見た目に反してなめらかさがなく、プリンというより寒天寄せみたいなボリボリ気味の食感。

たぶん、ミルクや生クリームなどをほとんど使ってないんでしょうね。

私が手作りした方が確実においしいです。

 

 

と、まあ、デザートとスープはイマイチだったのですが、ここで素晴らしい出会いがありました。

向こうの方に、日本人と思われる女性が一人で座って食事をしていたので、声を掛けてみると、

なんと東京の文京区から来ているというではないですか。

偶然にも、インナービジョンのご近所さんです。

左がSさんです。

Sさんは、たまたま2日前に、同じスプラトゥールのバスチケット販売所で私たちの姿を見かけていたとのことでした。そして、せっかく旅先で知り合ったのだし、一人旅の方は自分の写真がなかなか撮れないだろうと思い、写真を撮ってあげたり、一緒に写真を撮ったりしながら、少しおしゃべりしていました。すると、Sさん、こんなことを言うではないですか。

Sさん「昨日(5/1)からモロカン時間(サマータイム)になってたのって、ご存じでしたか?」

私「えっ! 知らないです。私の地球の歩き方には、6月1日からって書いてありましたけど」

Sさん「実は私も知らなくて、今朝、リヤドで朝食を食べていたら、ホテルの人に何時のバス? って聞かれて、そのときがすでに、バスの出発時間ギリギリだったんです。ビックリして、慌ててタクシーでスプラトゥールに向かって、なんとか間に合ったので、よかったですけど・・・」

私「じゃあ、私たちはバス停に30分前に着いて、その直後にバスが出発したから、時間よりも前にバスが出ることもあるんだぁ、なんてのんきに思ってたけど、実は30分も遅れてたんですね

 

・・・そうなのです。モロッコ編35で書いた「ある重大な事実」、それは、5月1日からサマータイムが始まって、時間が1時間早まっていた ということだったのです。おそろしや~

実は、マラケシュの街や私が泊まったホテルのロビー、ホテルの部屋には、時計がないのです。だから、自分の時計以外で時間を目にすることはまったくなくて、それで、サマータイムになっていることに気付かなかったのです。

ってことはですよ、逆に言えば、バスはよくぞ待っていてくれたってことですよ。

それに、もしここでSさんに出会わなかったら、私たち、確実に予約していたバスに乗り遅れて、マラケシュに帰れず、途方に暮れていたはずです。そう考えると、この偶然の出会いは、まさに奇跡のようなものではないですか。

これは、私たちについていてくれた旅の神様に感謝 ですね(もちろん、貴重な情報をくださったSさんにも大感謝です)。

本当にラッキーでした

 

ちなみに、Sさんとは行きのバスでは会わず、なんでだろうと思っていたら、スプラトゥールのエッサウィラ行きのバスは何本かあるそうで、私たちが乗ったバスは豪華版、Sさんが乗ったバスは普通のバスだったそうです。私たちはガイドさんにチケット購入をお任せしたので、そういう違いがあるのをまったく知りませんでした。ガイドさんが気を利かせてくれたんですね。豪華版のバスは、1日に1往復のみの運行だそうです(普通のバスはどうだったか、忘れてしまいました)。

 

・・・つづく。


モロッコ編37:エッサウィラ3・ムーレイ・エル・ハッサン広場

2010-12-28 14:37:17 | おかぴのモロッコ

ムハンマド・ザルクトゥーニ通りからイスティクラル通り、オクバ・ベン・ナフィ通りへとまっすぐ進んで行くと、徐々にお店や地元の人の姿が減ってきました。

と思った頃に見えてきたのは、オクバ・ベン・ナフィ通り沿いにある時計台。

そこを通り過ぎたところを右に折れ、道なりに進んで狭い壁の隙間のようなところを抜けると、

急に目の前が明るく開け、ムーレイ・エル・ハッサン広場に出ました。

左側の白い壁の建物と、右側のベージュの建物の隙間から出ていきます。

 

下の写真がムーレイ・エル・ハッサン広場

本当にがら~んと広くて、日本ではこれだけ広いスペースというのがなかなかないので、ちょっとビックリ。

地図だと、やや幅の広い道路、くらいにしか思えないのですが、これはまさしく広場です。

そして、向こうの人の多いところは、夢にまで見た大・西・洋

思わず、海へと向かう私たちの足も速まります。

 

 

たどり着いた先にあったのは、吹きつける強い海風、荒々しい波音、砕け散る波しぶき、哀愁を帯びたカモメの鳴き声、そしてこの景色。

右手の方に、まるでお城のような城壁と建物があり、左には16世紀初めにポルトガル領だった頃の見張り台があります。

なんてドラマチック

これがもし日本の景色だったら、まさに『津軽海峡・冬景色』ですが、私のイメージはシェイクスピアの悲劇。

テレビで初めてこの景色を見たときに、私の脳裏に強烈に焼き付いた印象そのものでした。

本当は、エッサウィラに着いたばかりの頃は、お天気がイマイチなことを少し残念に思っていましたが、ここに来た瞬間「これで良かったんだ」と思いました。だって、シェイクスピアの悲劇には、やっぱり青空よりも、不吉さを感じさせる曇り空、強風、荒波の方がピッタリだもん

ちなみに、右手の方にあるお城のような建物は、ホテルだそうです。地図で見た感じだと、たぶん「オテル・スマラ」ではないかと思います。ここのホテルからの景色がまたまた絶景だそうですが、実は、私には、「ぜったいにここからの景色が見たい 」という場所がありました。事前に地図を見て、その場所のだいたいのアタリはつけてあったので、そちらの方向に向かいがてら、まずは先に食事をする場所を探すことにしました。

 

 

・・・つづく。

モロッコ編36:エッサウィラ2・やっと到着!!

2010-12-20 13:42:46 | おかぴのモロッコ

こんにちは、おかぴです。

シカゴに行ったりしていたので、ものすご~く久々のモロッコ編となってしまいました。

これからも、のんびりちんたら進めていきますが、どうぞ根気よくお付き合いくださいませ

 

 

■吹き飛ばされそうになりました

 

サービスエリアを出ると、バスは再び西に向かって走り出しました。

 

 

マラケシュから離れ、エッサウィラに近づくにつれ、赤かった街の壁の色が徐々に白くなっていきます。

サービスエリアから1時間ほど行った頃には、完全に、街がエッサウィラの色(白とブルー)になってきました

さらに少し行くと、つ、ついに見えました~

 

エッサウィラのメディナの城壁です。

本当に来ちゃったんだ~ 

だってここは、日本から行ったらまさに西の果てですよ。

ホラこうやって、

地図で見るとすごいな~って思いません? アフリカ大陸の西の方にあるモロッコの、

その一番西の端っこまで来ちゃったんですから

もう、大興奮

 

 

バスは、このメディナのすぐ近くにあるスプラトゥールの事務所前で止まり、

帰りもここからマラケシュに戻ります。このときの時刻は午前11時40分頃。

マラケシュから約3時間半で予定通り順調に到着しました。

で、帰りのバスの出発時刻は午後6時。

5時半にはここに戻るとして、約6時間の自由時間です。

 

■エッサウィラは寒かった 

早速、張り切ってバスを降りると ゴォォォォォ って、すごい突風。そして、猛烈に寒いっ

なんじゃ、このマラケシュとの気温差は。

いや、マラケシュだって、日中は40℃近くまで気温が上がるけど、特に朝は本当に寒くて(寒い日は多分15℃くらいだった)、半袖のTシャツを着て、さらに薄手のニットかウインドブレーカーを着てても寒いくらいだったので、エッサウィラはきっと、朝晩はマラケシュより寒いだろうとは予想はしていました。でも、この強風はまったくの想定外。もうすでに昼間なのに、風が強い分、気温は20℃くらいなんでしょうが、寒いのなんのって。

ということで、3人で慌てて、持っていた衣類を片っ端から着込みました。私の格好なんて、半袖のTシャツの上に薄いウールのニット、薄い綿のカーディガン、そしてウインドブレーカーに、首にはスカーフ。。。まるで真冬みたい っていうか、我ながらよく、これだけ着るものを持ってたよね

 

準備を整え、門の方に向かって歩いていくと、珍しいことにワンちゃんがお出迎えしてくれました。

イスラムの人は、基本的に猫好きが多く、街中で犬はほとんど見かけません。

一説によると、ムハンマドが猫を大変かわいがっていたそうで、

それでイスラムの方は猫を大事にしているのだそうです(モロッコ編20でもちょっと書きましたけど)。

 

さて、お利口なワンちゃんとの別れを惜しみつつ、いよいよ、マラケシュ門からエッサウィラのメディナに入ります。

 

ただの看板がとってもオシャレ

やっぱり街並みが、マラケシュと全然違うんですよね。

この、街ごとに雰囲気がガラッと変わるところが、モロッコのとっても大きな魅力なのです。

 

お店で売っているものはポップな色遣いのものもあり、ちょっとスペインの香りがしてみたり。

 

カリグラフィーやさんかな?

ちなみに、エッサウィラは芸術の街なんだそうです。18世紀半ばには、モロッコ各地から芸術家が訪れて、交流の場になっていたとか。ヨーロッパから はミュージシャンなんかも多くやってきて、年1回、毎年6月には「グナワ・フェスティバル」という大きな音楽祭が開かれるそうです。

 

カラフルな食器やさん

 

これはスカーフやさん?

 

こっちは生地やさんですね。

 

うわっ、何か変なのが売ってる~。

これっていったい何だったんですかね??? 目が3つあるのとか。首が取れたら中から哺乳瓶が出てきそうな。。。実は、今回の旅行の“最大の後悔” が、これを買ってこなかったこと。だって、見たときは「なんだこれ~」とかって面白がってたけど、欲しいとは思わなかったんだもん。べつにかわいくもない し。でも、よくよく考えたら、こんなものきっと、モロッコでしか買えないですよね。。。買ってあれば見るたんびに笑えて,いい思い出になったのに。

あ~っ、買ってくればよかった~

 

布地のスークを過ぎると、ムハンマド・ザルクトゥーニ通りにぶつかりました。

ここがその交差点。これをまっすぐ行くとマラケシュ門に行き、左に行くとドゥカラ門、右に行くとエッサウィラのメディナのシンボルである「時計台」 の前に出ます。ちなみに、CTMや、スプラトゥール以外の民営バスでマラケシュから来た人は、ドゥカラ門からメディナに入ります。

さて、こんな( ↓ )通りをもうしばらくてくてくと進みます。

 


・・・つづく。


モロッコ編35:エッサウィラ1・バスに乗って行きます

2010-11-25 14:41:43 | おかぴのモロッコ

フナ広場で魚のフライやオレンジジュースを堪能した翌日。

いよいよ、今日はエッサウィラです

バスは8時30分発なので、念のため8時にバス停に着くよう、朝6時前に起きて朝食を食べ、7時45分くらいにタクシーでスプラトゥールに向かいました。

スーパーマリオのマリオそっくりなおじさんが運転するタクシーは、15分もしないうちにスプラトゥールに到着。タクシー料金を確認すると、おじさんが一言。

「1million dollar」

「えっ?」

「1million dollar」

このとき、なぜか私の頭は一気にパニックに。えっ、1million dollarってどういうこと? 100万ドルってこと? ホテルの人が呼んでくれたタクシーだから問題ないと思ってたのに、まさかこんなにふっかけられるなんて・・・。どうしよう、そんな金額持ってないって言ったら、からまれるかな? やっぱり先に金額を確認しておくんだった・・・。などという考えが頭を駆け巡り、岩のように固まってしまいました。その間おそらく2秒。

一方のおじさん、なんかとっても楽しそうに、「1million dollar」「1million dollar」と、大げさな身振り手ぶりつきでニコニコしながら歌うように繰り返しています。すると後ろからYさんが一言。

「dollarって言ってるよ」

 」

そう、私、ただおじさんにからかわれていただけだったのです。よく八百屋のおじさんなんかが言ったりする「きゅうり200万円、はい300万円のおつり~」みたいなノリでしょうか。そりゃ、そうですよね 100万ドルなんて、冷静に考えたらそんな金額言ってくるわけないじゃん。

ほっとして噴出しつつ、実際には30dhをお支払いしました。まったく、朝は頭が働いてないんだから、勘弁して~。

 

■8時30分のバスで出発です  

 

スプラトゥールに到着すると、すでにバスが2台ほど止まっていました。

私たちは、まず奥の方にある売店でペットボトルのお水を購入。バスのところに戻って行き先を確認すると、なんと、出発30分前なのに、もうエッサウィラ行きのバスが来ていました。しかも、すでに人が10人くらい乗ってるし。早いな、みんな。

バスの入口のところに立っていたおじさんにチケットを見せ、乗り込もうとすると、おじさんが「#$%&$%#」

何言ってるのかわからない。。。

すると、近くにいた欧米人の女性が、「チケットを確認する係りの人が来るから、ここで待っててって言ってるのよ」と教えてくれました。

ああ、なるほど。。。って、おじさん、英語しゃべってたんだ。ちなみに、助け舟を出してくれた女性は、ポルトガルの方だそうです。そっかぁ、ポルトガルからモロッコって、近いもんね。いいな~、いつでもすぐにモロッコに来られて。

その後、すぐにチケット確認係のおじさんが来て、私たちの名前を確認し、私たち3人と、先ほどの女性、その彼氏らしき男性が乗り込みました。私たちの方は、せっかくなので記念撮影をしようとしたら、ポルトガル人カップルも後ろにやってきてちゃっかりピース

彼の方も、とっても陽気で気さくで、いい人でした。

で、そんなことをしているうちに、バスが出発。えっなんで??? 20分も早く出ちゃうんだ よかった~、早く来ておいて。

このとき、私たちは、ある重大な事実 を知らなかったのです。その重大な事実については、また後ほど。。。

 

それにしてもこのバス、何ともデラックス。十数人しか乗っていないからガラガラだし、後ろの席はパーティができるようになっています。

何人かの欧米人観光客はトランプをしたりして楽しんでいましたが、一方の私たちはお休みタイム。

と思ったら、1時間ほどでバスが止まりました。そこは、日本のサービスエリアのようなところ。

ちょっとしたレストランやカフェのようなものがあり、奥にトイレなどもあります。トイレの入口には、紙を手に待っている女の人がいて、その人にお金(たしか5dhくらい)を払うと、トイレットペーパーをちぎって渡してくれる仕組みです。

バスの運転手さんは、車を止めたらだまってそのまま降りてしまったので、休憩時間が何分くらいかもよく分からなかったのですが、のんびりしているみんなの様子を見つつ、プラプラしてみました。といっても、そんなに広くないんですけどね。周囲には何もないし。

右も左もこんな感じ。

サービスエリアの向こうには絨毯屋さんらしき建物もありましたが、人気はまったくなし。

少しすると、サービスエリアでは、楽団の演奏が始まりました。うっかり写真を撮ったら、タンバリンのおじさんにちゃーんとチェックされてました

しぶしぶチップ10dhをお支払い。

そんなこんなで、ここには20分くらいいたでしょうか。3時間くらいの行程なんだから、一気にエッサウィラまで行ってくれてもいいような気がしますが、1時間走って20分の休憩とは、やっぱりお国柄の違いなんでしょうかね~。

 

ちなみに、カラテさん情報によると、現在は車で約2時間半かかるマラケシュ~エッサウィラ間ですが、来年あたりには高速道路が完成し、1時間半程度で行けるようになるんだそうです。

 

・・・つづく。