こんにちは、おかぴです。
シカゴに行ったりしていたので、ものすご~く久々のモロッコ編となってしまいました。
これからも、のんびりちんたら進めていきますが、どうぞ根気よくお付き合いくださいませ
■吹き飛ばされそうになりました
サービスエリアを出ると、バスは再び西に向かって走り出しました。
マラケシュから離れ、エッサウィラに近づくにつれ、赤かった街の壁の色が徐々に白くなっていきます。
サービスエリアから1時間ほど行った頃には、完全に、街がエッサウィラの色(白とブルー)になってきました
さらに少し行くと、つ、ついに見えました~
エッサウィラのメディナの城壁です。
本当に来ちゃったんだ~
だってここは、日本から行ったらまさに西の果てですよ。
ホラこうやって、
地図で見るとすごいな~って思いません? アフリカ大陸の西の方にあるモロッコの、
その一番西の端っこまで来ちゃったんですから
もう、大興奮
バスは、このメディナのすぐ近くにあるスプラトゥールの事務所前で止まり、
帰りもここからマラケシュに戻ります。このときの時刻は午前11時40分頃。
マラケシュから約3時間半で予定通り順調に到着しました。
で、帰りのバスの出発時刻は午後6時。
5時半にはここに戻るとして、約6時間の自由時間です。
■エッサウィラは寒かった
早速、張り切ってバスを降りると ゴォォォォォ って、すごい突風。そして、猛烈に寒いっ
なんじゃ、このマラケシュとの気温差は。
いや、マラケシュだって、日中は40℃近くまで気温が上がるけど、特に朝は本当に寒くて(寒い日は多分15℃くらいだった)、半袖のTシャツを着て、さらに薄手のニットかウインドブレーカーを着てても寒いくらいだったので、エッサウィラはきっと、朝晩はマラケシュより寒いだろうとは予想はしていました。でも、この強風はまったくの想定外。もうすでに昼間なのに、風が強い分、気温は20℃くらいなんでしょうが、寒いのなんのって。
ということで、3人で慌てて、持っていた衣類を片っ端から着込みました。私の格好なんて、半袖のTシャツの上に薄いウールのニット、薄い綿のカーディガン、そしてウインドブレーカーに、首にはスカーフ。。。まるで真冬みたい っていうか、我ながらよく、これだけ着るものを持ってたよね
準備を整え、門の方に向かって歩いていくと、珍しいことにワンちゃんがお出迎えしてくれました。
イスラムの人は、基本的に猫好きが多く、街中で犬はほとんど見かけません。
一説によると、ムハンマドが猫を大変かわいがっていたそうで、
それでイスラムの方は猫を大事にしているのだそうです(モロッコ編20でもちょっと書きましたけど)。
さて、お利口なワンちゃんとの別れを惜しみつつ、いよいよ、マラケシュ門からエッサウィラのメディナに入ります。
ただの看板がとってもオシャレ
やっぱり街並みが、マラケシュと全然違うんですよね。
この、街ごとに雰囲気がガラッと変わるところが、モロッコのとっても大きな魅力なのです。
お店で売っているものはポップな色遣いのものもあり、ちょっとスペインの香りがしてみたり。
カリグラフィーやさんかな?
ちなみに、エッサウィラは芸術の街なんだそうです。18世紀半ばには、モロッコ各地から芸術家が訪れて、交流の場になっていたとか。ヨーロッパから はミュージシャンなんかも多くやってきて、年1回、毎年6月には「グナワ・フェスティバル」という大きな音楽祭が開かれるそうです。
カラフルな食器やさん
これはスカーフやさん?
こっちは生地やさんですね。
うわっ、何か変なのが売ってる~。
これっていったい何だったんですかね??? 目が3つあるのとか。首が取れたら中から哺乳瓶が出てきそうな。。。実は、今回の旅行の“最大の後悔” が、これを買ってこなかったこと。だって、見たときは「なんだこれ~」とかって面白がってたけど、欲しいとは思わなかったんだもん。べつにかわいくもない し。でも、よくよく考えたら、こんなものきっと、モロッコでしか買えないですよね。。。買ってあれば見るたんびに笑えて,いい思い出になったのに。
あ~っ、買ってくればよかった~
布地のスークを過ぎると、ムハンマド・ザルクトゥーニ通りにぶつかりました。
ここがその交差点。これをまっすぐ行くとマラケシュ門に行き、左に行くとドゥカラ門、右に行くとエッサウィラのメディナのシンボルである「時計台」 の前に出ます。ちなみに、CTMや、スプラトゥール以外の民営バスでマラケシュから来た人は、ドゥカラ門からメディナに入ります。
さて、こんな( ↓ )通りをもうしばらくてくてくと進みます。
・・・つづく。