インナービジョンでは、親睦会として毎年夏に暑気払いでうなぎを食べに行くのですが、
今年はその日に取材が入り、1名(実は私ですが)参加できなかったので、
昨日、社長の発案で「暑気払い第2弾」が行われました
場所は永田町駅9b出口のすぐ近くにある「赤坂四川飯店」。
辛い物好きの私にとっては、中華と言えば「赤坂四川飯店」というくらい、大好きなお店です。
赤坂四川飯店は、日本における四川料理の父と言われる“陳建民”氏がオープンし、現在は料理の鉄人で有名な息子さんの“陳建一”氏がオーナーシェフを務めています。陳建民氏と言えば、麻婆豆腐を日本に広めたほか、エビチリにトマトケチャップを使う、回鍋肉にキャベツを入れる、担々麺をラーメン風にする(本場の担々麺は汁なしだそうです)というレシピを考案したことで知られており、いまでは本場四川でも、そうしたメニューが見られるそうです(Wikipediaより)。
ということで、昨夜7時。われわれ一行はお店に到着しました(ちゃんと予約済み)。
実は偶然、赤坂四川飯店で8月と2月にオーダーバイキングを行っていることを知り、今回はわれわれは、それを目当てに食べる気満々でうかがったわけです。しかもこの日は最終日。滑り込みセーフでした。
さあ、いったい何品食べられるでしょうか
(以下、紹介する料理の名前は正確なものではありません。あしからず)
まずは1品目。茄子の冷製
よく冷えた茄子に、生姜と小ネギ、中華風ダレとレモンの相性が抜群。夏らしい一品でした。
2品目はキュウリとネギと干しエビのピリ辛あえ
しっかりとした辛みと新鮮なキュウリの食感に干しエビの旨みがプラスされて、なんとも言えず美味。
J子さんが「ビールに合いますね~ 」とご満悦でした。
3品目は鴨のクレープ包み
私の大好きなエビせんも添えられています。一口食べると甜麺醤の甘みと旨みが口いっぱいに広がり、前の2品とはまた味の方向性が違っているので、絶妙なタイミングでの登場でした
そして4品目。ここで王者“フカヒレの姿煮”が登場
オーダーバイキングと言えど、これだけはお一人様1回限り。お腹が一杯になってしまっては美味しさが半減してしまうので、前菜で勢いがついたところでの登場は完璧なタイミングだったと言えるでしょう。
ちなみに、他の料理は一皿に全員分が盛りつけられて取り分ける形式ですが、フカヒレとデザートは一人ずつ出てきます。つまり、これが一人前。S・G氏が、「こうやってちゃんとした形のあるフカヒレ、初めて食べましたよ」とコメントしておりました。
5品目は大エビの唐辛子炒め
店員さんから「この唐辛子は四川でしかとれないものです。辛い物が大丈夫なら、お召し上がりいただけます」とのコメントをいただきました。
殻ごと素揚げしたエビと四川唐辛子、青唐辛子、ピーナッツ、長ネギが甘辛い味付けで炒められており、辛さと旨みのバランスは、まさに絶品。私の一番のお気に入りです。
6品目は魅惑の酢豚黒酢あんかけ。メニューに「魅惑の」と書いてありました。
黒光りした酢豚と、周りに添えられた細かく刻まれた野菜の色合いが美しいです。
餡はかなり甘めでしっかりとした味付け、豚肉は肉団子ではなく歯ごたえのあるお肉でした。
7品目はエビ、ホタテ、イカ、黄ニラの炒め物
塩味なのでややあっさり目な印象ですが、実際にはしっかりとした旨みがあり、黄ニラのシャキシャキした食感も楽しめる一品でした。一つ前の酢豚がかなりしっかり目の味付けだっただけに、そのギャップも楽しめました。
8品目は鶏の唐揚げ中華ダレあえ
注文したM編集長からは「あんかけ」と聞いていたので、もっとトロ~っとしたタレがかかっているのかと思いきや、わりとさっぱりした中華ダレでした。衣のサクサク感もしっかり残っていて、唐揚げ好きのS・G氏も納得の一品。
ここで、オーナーシェフの陳建一氏が登場
「みなさん、たくさん食べてる~? おおっ、これだけお皿が積んであれば大丈夫だ」とニコニコしながらおっしゃっていました。そして、スタッフの方が、「せっかくなので写真撮りますか?」と言ってくださったので、お言葉に甘えて記念撮影。
さて、だいぶお腹も満たされてきましたが、バイキングという戦場での戦いはここからが正念場。
果敢に次へと挑みます。
9品目は青椒牛肉絲
っていうか、なぜ青椒牛肉絲? 私はランチにちょっこっとついていた場合などを除いては、お店で青椒牛肉絲を食べるのは初めてです。これは家で食べるものだと思っていたので・・・。M編集長に至っては、なぜかクックドゥーについて語ってるし。でも、食べてみたらやっぱりプロの味でした。
10品目はエビチリ
やっぱり、赤坂四川飯店に来たらこれは食べておかないと、という一品。プリップリのエビと、ネギたっぷりのやや甘辛いタレがなんとも絶妙でした。さすが。
11品目はカニとアスパラの炒め物
S・G氏が「このネギ、アスパラみたいな味がします 」と叫んでましたが、これ、アスパラですから。
これもあっさりした塩ベースの味付けながら、深みのある味で、とっても美味しかったです。
12品目は麻婆豆腐
赤坂四川飯店では、これもはずす訳にはいきません。辛い物が苦手な人のためにマイルドな味を選んだため、あの汗の噴き出るような刺激はありませんでしたが、豆板醤に味噌を加えたようなあの深みのある味は、いったいなんなんでしょう??? たぶん豆豉醤(トウチージャン)が入っているんだと思うんですが、その味が本当に素晴らしいのです。
あ~、そういえば、ここのお店では以前に何かの野菜と豆豉醤の炒め物を食べて、その味が未だに忘れられないんですよね~。あれが初めての豆豉醤との出会いだったと思うのですが(というか、強く意識したのが初めてだったんだと思いますが)、メニューの中に豆豉醤を使った炒め物がないかどうか確認しなかったのが、今さらながらに悔やまれます。う~ん、これはちょっと心残りだな
そういえば、F社長は今日、「やっぱりチャーハンが食いたかった」とぼやいておりました
そして、締めの一品、13品目は担々麺
これもやっぱりはずせません。
正直、これ以上食べたらお腹から何かの新生物が生まれてしまいそうなくらいパンパンだったのですが、どうしても一口だけ食べたくて、注文してしまいました。やっぱりおいしかった~。
で、本当に最後の最後、14品目は別腹のデザート
スタッフの方に、「お一人様、4つでも5つでも、ご注文いただけますよ」と笑顔で言われましたが、いや、残念ですけど、もう、本当に無理です。
これ、私が一人で食べたんじゃないですからね。
右から時計回りに、杏仁プリン、マンゴープリン、タピオカのココナッツミルク、そして一番上が愛玉ゼリー(オーギョーチー)。私はやっぱりマンゴープリンが一番好きかな~。マンゴーたっぷりで、とっても濃厚で美味しいです。杏仁プリンもおいしかった。タピオカのココナッツミルクは、ココナッツというより、ヨーグルトみたいな意外な味でした。そして、愛玉ゼリー。K・Nさんが、「ついこの前、モヤモヤさま~ずで食べてるのを見てから、食べたかったの~」と喜んでおりましたが、別の方向からK・Nちゃんの不届きな声が。
「バーミヤンの方が美味しい」
って、そんな大きな声で
なんでも、バーミヤンの方がもっとレモンが利いてるんだそうです。
ということで、なんと14品、完食いたしました~
今日になって、M編集長が昨日の戦いを振り返り、「バイキング的には、勝利でしたね」と満足げに語っておりました。
おわり。