さて、朝から思いっきり買い物を楽しみ、重たい食器を抱えてスークに向かいました。
ホテルからフナ広場に来るときに乗ったタクシー運転手は、
「今日はフナ広場は休みだ」などと言っていましたが、ちゃんとやってるじゃん
まったく、モロッコのタクシー運転手ってやつは
気を取り直して、2日前に行ったタッセルやさんを探しに行きました。
ちゃんと見つかるかな~、方向音痴だしな~と思っていたら、意外にもあっさり発見。
まあ、1本道だから迷いようもないんですけど
お店の中を覗き込むと、誰か寝てるっっ。
私がYさん、Mさんに、「なんか、この前の男の子じゃなくて、おじさんが寝てるよっ」と言ったら
直後に中から人が出てきました。
・・・この前の男の子でした おじさんじゃなかった。
向こうもこちらを覚えていて、「また買いに来たの」と言ったら、とっても喜んでくれました。
そして、買い物を終え、帰ろうと思ったら、「ちょっと待ってて」「ミントティ」と言い残してどこかに消えていきました。
おいおい、お客さんだけ残して行っちゃっていいのか? 私たちが悪い人だったらどうするのさ。
そして彼“オーマル君”は、約10分後、トレーにグラスとポットとミントの葉を乗せて戻ってきました。
まずはミントをお茶の入ったポットの中にいれ、少ししたらお砂糖を入れ、
ちょっとおいてからグラスに注いで、
そのお茶をまたポットに戻し、
これを、何度か繰り返します。
そうやって、丁寧に丁寧に心を込めて入れてくれたミントティは、
モロッコに来てから飲んだミントティの中で、一番美味しいミントティでした。
いや、これはお世辞じゃなく、本当においしかった
モロッコでは、ミントティを入れるのは男性の仕事だそうです。
でも、入れる人によってこんなに味が違うなんて、本当にビックリしました。
ご馳走様でした~
・・・つづく。