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RVでの小旅行。

非常時のシミュレーション

2013-03-26 19:58:01 | アウトドア?


キャンピングカーにトラック2台追突 夫婦が死亡:社会:スポーツ報知

 25日午前1時ごろ、長野県宮田村の中央自動車道上り線で、停止中のキャンピングカーに、後続の大型トラックと中型トラックが次々にぶつかった。この事故でキャンピングカーの山梨県笛吹市の会社役員・河上尚士さん(47)と妻で会社役員の聖子さん(39)が全身を強く打って死亡した。

 長野県警によると、事故前にキャンピングカーが停止していたと見られる位置から約100メートル先で河上さん夫婦が倒れていた。はね飛ばされてか、引きずられた可能性があるとしている。現場には河上さんが飼っていたとみられる犬が2匹いたが、1匹は死んでいたという。

 河上さんはキャンピングカーの右後輪のタイヤが外れため、車を走行車線と路側帯の境目に止めていた。車の外で事故に巻き込まれた可能性があるとみて、県警は2台のトラック運転手から事情を聞いている。

 埼玉県坂戸市の運転手(45)が運転する大型トラックが最初にキャンピングカーに追突。さらに北九州市若松区の運転手(61)の中型トラックも衝突した。運転手2人にけがはなかった。



先ずはお亡くなりになられた御夫妻の御冥福をお祈り致します。

私も同クラスのキャンピングカーを所有しているからか、今日は立ち回り先で度々この話題を振られる事が多かった。ナンでも昨夜のニュースでは、生き残った飼い犬がバラバラに飛び散ったキャンピングカー残骸を守って主の帰りを健気に待っている動画が流れて愛犬家の涙も誘ったのだそうだ。キャンピングカーやキャンピングトレーラーの事故率は普通乗用車よりも多いのだそうだ。特にこのクラスは、ほぼ満積載で酷使される小型貨物車ならではのシビアコンでション下での経年劣化が事故原因の中でも小さくないと云われている。

報道等で判明している事は、整備不良か始業前点検の不備に起因して高速道路走行中に右後輪が脱落してしまい路側帯が狭かった事から走行車線にはみ出す形でキャンピングカーを停車させ夫婦お二人で車外作業を行っている処に前方不注視の大型トラックと中型トラックが次々に衝突し、車外である高速道路本線上に居た御夫妻は跳ね飛ばされるか引き摺られるかして100m先に遺体、キャンピングカーは粉々に破壊されたのだろう。

右後輪の脱落から、どの位の時間が経過していたのかは判らないが・・・前走車の後輪が脱落すれば恐らく後続車も気が付く筈なので、衝突した大型トラックが現場に到来する迄には時間的余裕が在ったのではないかと推察する。

因みに、高速道路上で事故や故障が発生した場合の我が家の安全マニュアルは以下の通り。

1)ハザードランプを点灯させ、できるだけ路肩に寄せる。橋やトンネルなど、路肩が狭かったり、路肩がない場合、可能な限り広い所まで自走する。

2)同乗者を路外(ガードレールの外)へ避難させてから、発炎筒、停止表示器材を車から50m以上後方に置く。

3)発炎筒、停止表示器材を設置後は運転者も路外(ガードレールの外)へ避難する。橋や高架など路外に避難できない場合は、車に追突された際に巻き込まれない様に車の後方に大きく離れて路側に寄る。

4)安全が確保されてから携帯電話(#9910)や非常電話(1Km毎に設置されている)で管理センターに通報する。それと同時に前方に停車車両がある事を走行する車両に身振り手振り(夜間なら懐中電灯等で)全力で伝える。

キャンピングカーやキャンピングトレーラーは事故率が高い・・・と云うのは私自身の経験でもそうだ。キャンピングカーやキャンピングトレーラー以外で高速道路上で事故や故障に遭遇した事が無く、高速道路上で遭遇した事故や故障は例外なくキャンピングカーやキャンピングトレーラーの時だった。

過去記事「我が家の夏休みキャラバン顛末記(その6)明治村・・・そして、 2005-08-10 14:13:34 | アウトドア?」の際も、私は我が家のマニュアルに従って2次事故の発生を防ぐべく予備の発煙筒も使い懐中電灯で後続車に前方での事故を伝え続けた。勿論、三角表示板は我が家のトレーラーの後方に設置して我が家のトレーラーの存在を示した。子供達がトレーラーのトイレを使いたがった時は妻に後方100mで後続車に徐行させろと電話で指示して妻は懐中電灯を振って警告を続けたそうだ。こうして、警察の到着まで後続車に知らせ続けたが・・・徐行しないまま通過していく車も多かったと記憶している。


この外にもブログには書かなかったが、この当時の巨大な5thホイールトレーラーの際には高速道路上で2回走行中のバーストを経験していて、2回走行中のハブベアリング破損を経験していて、高速道路上で2度貰い事故を経験している。寒い時も暑い時もあったが同乗者も自分も路外脱出である。こうして安全を確保して連絡して待っていれば高速道路の管理会社の黄色いパトロールカーがやってきて作業の安全を確保してくれてから応急処置を講じれば良いのである。JAFの対処外の車両だったので、JAFに頼る訳にもいかず高速道路会社の方が見守ってくれている中で応急処置を終えてSAかPAで個人的に頼んだ救出を待っている。(路側帯に完全に入り込んで駐車していても、高速道路を高速で通過する車の横で応急作業等は端から出来るモノでは無い < 経験者は語る。)

これはキャンピングカーに限った話ではなく高速道路上で事故や故障が発生した場合は、先ずは自らの安全を確保すべく車内に止まらず路外に脱出する事を躊躇しないで頂きたい。路外の車両後方から2次事故が起きないように最大限の努力を続けて救援の到着を待って頂きたい。高速道路に限らず車の事故や故障が起きてしまう事は仕方がない事だが、その事故や故障で助かった命を大切にして頂きたいモノである。又、こうした報道を受けて、それぞれの皆さんのお宅では、どう対処するのかを事前に話し合っておかれることを老婆心よりお薦めしたい次第。シミュレーションが出来ていない場合は、「#9910」を覚えておいては如何だろう?御自身が事故や故障に遭った場合ではなくても、高速道路上で事故や故障車を目撃した際にはキロポスト表示だけを気に留めて同乗者に通報して貰う事で2次的事故を防ぐ事も出来るのだ。

道路緊急ダイヤル【#9910】




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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2013-03-27 14:53:57
http://www.shinmai.co.jp/news/20130326/KT130325FTI090020000.php
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Re: Unknown (軽薄な店主)
2013-03-27 20:44:44
続報有り難う御座います。

流石、地元の新聞なので続報も詳細ですね。

私は素人なので断言は出来ませんが、この事故の状況からお亡くなりになった御夫妻は車外ではなくキャンピングカー車内に居られた風に感じてしまいます。

何れにしろ、高速道路上で事故や故障が発生した場合には一刻でも早く路外に退避すべきだと思います。この犠牲を契機として多くの方が路外退避を肝に銘じて下さることを望みます。
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