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RVでの小旅行。

映画プロメテウスを観た

2012-09-02 00:32:39 | 映画
映画『プロメテウス』オフィシャルサイト


映画紹介は毎度の如くネタバレ全開でいこうと思っていたが、Wiki/プロメテウス_ (映画)には立派にネタバレが垂れ流されているので、Wikiから「ストーリー」部分をコピー引用して改行を加えておく。

太古の地球に飛来する異星人の船。人間型宇宙人が地上に降り立ち黒い液体を飲み自らのDNAを地球の生態系に拡散させる。

2089年、考古学者であるエリザベス·ショウとチャーリー·ホロウェイは地球で発見された古代遺跡から異なる古代文明に共通する星図を発見。人類がはるか昔から追い続けている人類の起源の謎の答えとなる未知の惑星の存在が浮かび上がる。ウェイランド・コーポレーション選抜の科学者たちを中心に編成された調査チームは、宇宙船"プロメテウス"に乗り込み星図の示す太陽系を目指して出発する。

2093年、衛星LV-223に到着した乗組員は今回の調査の目的について説明を受ける。ショウは"エンジニア"なる宇宙人が存在し、それが人類誕生の謎を解く鍵を握っていると信じている。調査ミッション責任者のメレディス・ヴィッカースは万が一エンジニアと遭遇しても一切コンタクトを取らずただちに自分に報告するように忠告する。プロメテウスは地表の建造物近くに着陸し調査チームはマスクをつけて構造の内部に入る。

構造体の内部で、エンジニアたちが走って逃げて行くホログラム映像が再生され、その先で無数のエンジニアたちの死体が見つかる。続いて円筒系の入れ物が無数に置かれた部屋が発見されアンドロイドのデイヴィッドがその一つをこっそり持ち帰る。急な嵐が接近し調査隊は一時撤退を余儀なくされる。生物学者と地質学者ら二人が構造物の中に取り残される。

プロメテウスに戻ったショウは持ち帰ったエンジニアの頭部からDNA型を分析する。デイヴィッドは円筒の中から黒い液体を採取し、その正体を確かめるためホロウェイの飲み物に混入する。その晩ショウとホロウェイは自室で性交する。構造体に取り残された二人の科学者は黒い液体の溜まり場から飛び出したコブラ型の生物に襲われる。翌日、構造体内部に戻った調査隊は生物学者の死体を発見する。デイヴィッドは秘密裏にエンジニアの宇宙船の操縦室を発見しホログラム映像からその操縦法を学習する。黒い液体により急速に体調が悪化したホロウェイをヴィッカーズが火炎放射器で殺害する。ショウは体内のスキャンを受けエイリアンの幼体に寄生されていることを知る。

ショウはヴィッカーズ専用モジュールの全自動手術装置で帝王切開術を受ける。中から取り出されたのはイカのような姿をしたエイリアンで、ショウはそれを装置の中に閉じ込め逃げる。ウェイランド本人がプロメテウスに同乗していることを知ったショウは、この場所に来たことは間違いだったと告白する。ウェイランドはエンジニアに会い自分を老衰による死から救ってくれるよう頼むという。

プロメテウス船長のジャネクは、この場所はもともとエンジニア達の星ではなく、彼らが作りだした生物兵器をテストするための試験場だったのではないかという仮説をショウと話し合う。デイヴィッド、ウェイランドとショウはエンジニアの宇宙船操縦室へ戻り、冷凍休眠中のエンジニアを目覚めさせるが、エンジニアはデイヴィッドの頭部を引きちぎりウェイランドを殺害してしまう。ショウは宇宙船を脱出するが、頭部だけになったデイヴィッドからエンジニアが黒い液体を地球全体に拡散させるつもりであることを告げられる。ショウは船長ジャネクに飛び立とうとしているエンジニアの宇宙船を阻止するよう説得する。ヴィッカーズは船と心中することを拒絶し、専用モジュールを切り離しプロメテウスを脱出する。ジャネクとパイロット二人はプロメテウスをエンジニアの宇宙船に激突させ墜落させる。脱出したヴィッカーズも墜落するエンジニアの宇宙船の下敷きになり死亡した。

ショウは追加の酸素を得るためヴィッカーズ専用モジュールへ入る。そこへ宇宙船の墜落から生き延びたエンジニアが復讐の為ショウを殺しにやってくる。ショウは全自動手術装置を開放し中から巨大に成長したイカ型エイリアンが飛び出す。イカ型エイリアンがエンジニアと格闘している間にショウは専用モジュールから逃げる。エイリアンがエンジニアの口に触手を突っ込み両者の動きは止まる。ショウはデイヴィッドの体を回収し、エンジニアの宇宙船を使って彼らの住む世界へ旅立つと決める。

黒いエイリアンの幼体がエンジニアの胸を突き破って出てくるシーンがクレジットロール後に挿入されている。




3D版を観たいとする妻と、ピン暈けの3D版はイヤだと云う私だったのだが、この時間からの上映は字幕版2Dのみだったので無問題だ。3Dで観たいなら将来3DBDを買うかレンタルして自宅で観た方が良いようだ。(これはムービックス倉敷のナイスな計らいだ。安いが御馳走のLSを観る層は値段が高い3Dより少しでも安い2Dで観るだろう。)

勿論、前日にはリドリー・スコット監督の「エイリアン」を観て予習しておいた。「エイリアン」の冒頭でノストロモ号の3人が訪ねたU字型の宇宙船や船内構造や骨格を模したスーツを着た巨人宇宙人(スペースジョッキー)の死体からも予習しておいて正解だったと思う。

映画『エイリアン』の前日譚として、宇宙の創造主を目指す巨人族と、その巨人族に創造された最強最悪のイカ怪物と、巨人族に創造された失敗作の1つである人類の、三つ巴バトルが主軸の「エイリアン外伝」だ。

日本では「エイリアン」の前日譚であると云う宣伝は積極的には行われていなかった・・・と思う。何故なら事前に映画「エイリアン」をTV放映しても視聴率が取れそうにないからだろう。「エイリアン」は1979年公開の、もはや古典SF映画だ。この3年後にはリドリー・スコット監督「ブレードランナー」が公開されるが興行的は「エイリアン」の大勝だった。とは云っても・・・「エイリアン」は「クソ」だと映画少年だった高校生の私は思ったモノだ。低予算の「ブレードランナー」の方がクオリティは高かったと思っていたからだ。だが、そうは云ったモノの「エイリアン」が高校生の私に遺したモノは大きかった。それは、リプリー役シガニー・ウィーバーの「半ケツ」である。今でこそ「半ケツ」と云う言葉が日本語の語彙に存在しているが、その当時には、その「半ケツ」の状態を端的に表現する単語が日本語には存在しなかったのである。

半ケツとは、ローライズを履いたり、わざとパンツやスカートを下げて履くことで尻の上部を出す状態・ファッションの事である。半ケツと言っても尻を半分も出す事が定義ではなく、尻の割れ目が見えそうな程度でも半ケツと呼ばれる。シガニー・ウィーバー・・・「アバター」で見た還暦のシガニーにはブッタまげたが・・・は儚げな美人では無いが「エイリアン」作中でのスキャンティでの半ケツに某かの劣情を催した次第である。純情だった私は、当時は謎の女性下着であったスキャンティーの着用中の姿を最初に目に焼き付けたのが映画「エイリアン」だったのだ。

この「エイリアン」や「ブレードランナー」当時のリドリー・スコット監督の映画のテーマは、「死」への恐怖に抗い、「死」への恐怖を梃子として生への渇望を知る事・・・だったと思う。生きている最中には、生きている事が当たり前の事だから、生きている事の実感を意識できないが、死を強く意識する時に生きていく事の意味の輪郭が生への執着として意識されると云う話。但し、生きることと同時に死を体験する事は出来ないので死への恐怖こそが生を意識させるのだと云う話。そして、彼なりの解釈「諦めた上での自己犠牲」・・・「どうせ死ぬなら人の役に立って死にたい」だろうか?



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