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映画「アナと雪の女王」

2014-06-18 00:27:48 | 映画
ディズニー教の「(心の底から強く)願えば、夢は(必ず)叶う」と云う教義を説いたオリジナル性に乏しい作品(パクリ作品)群であり、悲劇であるが故に名作たらしめた原作でも、キリスト教的善悪二元論の世界観に置き換えて勝手な御都合主義のハッピーエンドへと捏造し構成には、チョット食傷気味であり、娘さんの成長と共にディズニー映画は観に行かなくなっていた。

だが・・・、映画「アナと雪の女王」は大ヒット作らしい。どうせディズニー映画だと思いつつ、御世間の大フィーバー(死語?)を無視し続ける事も出来ず・・・観に行ってしまう。

本筋には無関係だが・・・、上映前に「聖闘士星矢」の映画予告がジャンジャン入るからだと思うケド、懐かしの「聖闘士星矢」を思い出した上で「アナと雪の女王」を観れば、これも又、聖闘士星矢アスガルド編(常に氷に閉ざされたアスガルドでオーディンを崇めていたヒルダ率いる神闘士。心優しき女性だったヒルダだが、ニーベルンゲンリングを指にはめてしまってから性格が一変。オーディンの地上代行者ヒルダが悪になり、地上を征服しようとする。ヒルダの妹フレアは突如変わってしまった姉を助けたい一心で、現れたアテナの聖闘士氷河と共にアテナの元へと向かう・・・)のパクリであると云う噂もあるらしい。

【ネタバレ注意】アナと雪の女王は日本アニメ○○の盗作だと話題 (NAVER まとめ)

尚、Wikiには映画「アナと雪の女王」の原作は、アンデルセン童話『雪の女王』だと書いてある。尤も、両方の原典であるだろう北欧神話のパクリなのだろうと思う。ノルウェー伝承の妖精トロールが登場する事からも明らかだ。

恥も外聞も無くネタバレを垂れ流す当ブログだが、Wikiが秀逸で強力にネタバレなので、それを引用しておく。

アナと雪の女王Wiki

ストーリー

触れたものを凍らせたり雪や氷を作る魔法の力を持って生まれたアレンデール王国の王女・エルサ。彼女は8歳のある夜、妹のアナと魔法で遊んでいるときに、はしゃぎすぎたアナを助けようとして自分の力を制御できず、誤って魔法をアナの頭に当ててしまい、意識不明の状態にさせてしまう。二人の両親である王と妃は、目を覚まさないアナを助けるため、トロールたちの所に行って救いを乞う。幸いアナはトロールの力で回復したが、二人で遊んで楽しかった思い出だけ残して魔法に関する記憶を失うことになる。


日増しに魔法の力が強くなっていくエルサは、魔法の力を世に知られぬよう城中の窓や戸や門を閉めて部屋に閉じこもり、魔法を制御するために誰とも触れ合わず自分を抑えて生きることを強いられる。一方アナは、なぜ突然大好きな姉が自分を避けるようになったのか理由もわからないまま閉ざされた城の中で寂しく成長する。その10年後、二人は両親を海難事故で亡くし、お互いだけが唯一の肉親となってしまう。


さらに3年後、成人したエルサは女王として即位することになる。13年間閉ざし続けた城の門を、特別に1日だけ開いて戴冠式が行われる。しかし、エルサの魔法はもはや自分の意思で抑えることが出来ないほど強大なものになっていた。自分を抑え感情を殺してなんとか1日を乗り切る覚悟をするエルサ。一方アナは、13年ぶりに外界と接触できる特別な1日に、新たな出会いを期待して胸を膨らませる。果たしてその願いは叶い、戴冠式に招かれていた他国の王子ハンスと恋に落ちたアナは、その日のうちに結婚の約束までしてしまう。婚約を告げられたエルサは、あまりにも早すぎる展開に二人の結婚を反対する。エルサはアナと口論になり、思わず人々の前で魔法を暴発させてしまう。自分の力を知られ、怪物呼ばわりされたエルサは王国から逃げだす。そして夏の王国は、エルサが知らずに暴走させてしまった魔法によって永遠の冬に閉ざされる。北の山にたどり着いたエルサはそこに魔法で氷の城を建て、自分を抑えつけるのをやめてありのまま独りで生きていく決意をする。


アナはハンスに国を任せ、エルサを連れ戻すため一人で旅に出る。道中で出会った山男のクリストフ、彼の相棒でトナカイのスヴェン、そして魔法の雪だるまオラフと共に、エルサを探して北の山へ向かう。氷の城にたどり着いたアナは、エルサに説得を試みる。エルサは再び自分の魔力がアナを傷つけることを恐れてそれを拒絶するが、自分の魔法が国中を凍らせたことを知って愕然。悲しみから魔法を暴走させてしまい、その際にアナの胸に魔法が当たってしまう。アナはクリストフとともにエルサが生み出した怪物マシュマロウに城から追い払われる。クリストフはアナの髪が白くなっていることに気付き、彼女を救うため家族同然の仲間であるトロールたちのもとへ向かう。アナはエルサから受けた魔法で心臓を凍らせ命が危ないことがわかるが、トロールの力ではどうにもならず、回復には真実の愛の力が必要だと告げられる。クリストフはアナを救うためには婚約者ハンスからのキスが必要だと判断し、衰弱してゆくアナを抱えてスヴェンを走らせ、城へと急ぐ。


一方ハンスは、アナを乗せて旅立ったはずの馬だけが王国に戻ったことで異変を感じ、兵士たちを連れて捜索に出かける。氷の城で、ウェーゼルトン公爵からひそかに暗殺を命じられた一部の兵士たちがエルサに容赦なく攻撃を仕掛け、ついには王国の牢屋に閉じ込める。ハンスは、冬を止めるようエルサを説得するが、その術は彼女自身にも知る由がなく、やがてエルサは王国を魔法の危険に晒すことを恐れて牢から逃げ出す。


城に着いたアナはハンスに事情を話し、彼のキスを求めるが、その途端にハンスの態度は豹変する。彼はアナを愛してはおらず、立場の低い13人兄弟の末っ子から王に成り上がるためにアレンデールの王女姉妹に近づき、王国を乗っ取るつもりで、近づきやすいアナを選んだだけだと告げる。ハンスは瀕死のアナを冷たい部屋に閉じ込めて放置し、城の側近たちに彼女が死んだといい、エルサを反逆罪で処刑すると宣告する。その頃クリストフは、アナを城に届けたあと落ち込んだ表情で城を後にするが、スヴェンに叱咤されてアナへの愛を自覚し、再度城へ向かう。一足先に閉じ込められたアナの元に着いたオラフは、彼女を温めるために自分の体が融けるのも構わずに暖炉に火を点け、アナに愛とは自分のことよりも相手のことを考えることだと教える。そして、クリストフがアナを愛していることを伝え、彼に会いに行かせようとする。


城を抜け出したアナは凍りついたフィヨルドの船の上でクリストフの姿を見つけるが、その直前、ハンスがエルサにアナの死を告げ、ショックで無抵抗な彼女に剣を振り下ろそうとするのを発見し、自分が助かるチャンスを捨ててエルサの元へ走る。アナの体は完全に凍りつき、ハンスの剣を砕いて彼を跳ね飛ばす。エルサは氷の彫像と化したアナを抱きしめて慟哭する。そのとき凍りついたアナの体が元に戻り、彼女は息を吹き返す。魔法の力をコントロールする術が「恐れ」ではなく、相手を心から思いやる「真実の愛」だと知ったエルサは、王国を覆っていた雪と氷を空へと蒸発させる。夏に戻ったせいでオラフは溶けかけてしまうが、エルサがオラフの頭上のみ雪を降らせる魔法をかけてあげたことで、溶けないまま夏を満喫できるようになる。ハンスはアナに怒りの制裁を受けたあげく本国に強制送還され、同じく陰謀を暴かれたウェーゼルトン公爵もまたアレンデールとの貿易を打ち切られ強制送還される。クリストフは王室専属の氷配達人に、そしてアナの恋人になる。エルサは二度と城の門を閉ざさないと約束し、凍らせた城の広場の地面でアナや国民たちとともに真夏のスケートを楽しむ。エンドロール後は、主のいなくなった氷の城でマシュマロウがエルサの捨てたティアラを拾い上げて被る場面でラストとなる。



父国王は、エルサの魔力を隠し存在しないモノとしていた。子供だったエルサが、自らの魔力を恥じ、アナへの責任を感じ、隠そうと引き籠もった理由は、総て父国王から云われた言葉に影響されている。

有名な挿入歌の英語歌詞の一部分・・・

" Don't let them in, don't let them see.
Be the good girl you always had to be.
Conceal don't feel, don't let them know."

「彼らを入れるな、彼らに見せるな。
いい子でいなさい、いつだってそうでいなければいけない。
隠してなにも感じるな、彼らに知られるな。」

・・・とは父国王がエルサに命じた言葉である。この部分は日本語歌詞からは何故か削られていて、挿入歌の意味を少し変えている・・・と思っている。私は、「臭いものに蓋をする」と云う父国王の方針こそが悲劇を招いたと思うのだ。「空気を読まない」困った人を表す造語として「KY」が一世を風靡してから早10年が過ぎようとしている。「空気を読む」とは、個性を殺し周囲に流され臭い物にフタをする生き方、不条理な大人の世界で楽に生きていく処世術なのだろう。

いじめられっ子がクラスで阻害されイジメに遭っている・・・とする。空気を読んで、その子を一緒に無視する生き方を子供に強いるのが親として正しいのか、それとも、その子と一緒にイジメと戦えと教えるべきなのか?それとも・・・クラスメートがいる時は一緒に無視をして、誰も居ない時だけ話し相手になりなさいと教えるべきなのか?それとも・・・いじめられっ子は居ないと信じ込む事を教えるベキなのか?目立った事はしないでコッソリ担任の先生に相談しなさいとと伝えるべきなのか?いじめられっ子が我が子で無ければ、親は凡そこんな選択肢から選ぶのだろう。だが、いじめられっ子が我が子だったらどうすべきなのだろう。

この秘密を知られてしまえば、我が子が虐められてしまうカモ知れないと思った時・・・、親としてどうすべきだろうか?
でも、秘密と云うモノは容易く " Well, now they know! " 「もう、みんなにバレちゃった!」となってしまうのだ。
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