東京三菱銀行とUFJ銀行との経営統合に伴い、日立製作所がメガバンクの勘定系システムを失うことが確定したようだ。予想されていたこととはいえ、日立には厳しい結果だ。東京三菱銀行をの勘定系システムを担う日本IBMは、UFJ銀行との経営統合の発表の直前、昨年6月に大歳社長が東京三菱銀行の持ち株会社、三菱東京フィナンシャル・グループの社外取締役に就任するなど、磐石の体制で臨んでいた。経営統合の主導権が東京三菱銀行側にあることもあり、日立にとっては勝ち目のない戦いだったといえる。
しかし、日立(とUFJ銀行)も随分、抵抗したと聞く。日立内部では、勘定系システムを失うのなら、新銀行との取引を打ち切るとの強硬論も聞こえてきていた。東京三菱銀行の店舗システムを担う富士通も加わり、様々な駆け引きが繰り広げられたようだ。
日本経済新聞の2月5日付の夕刊によれば、結局、日立は新銀行の情報系システムを担うことになりそうだ。しかし、日立にとって大打撃であるのは間違いない。およそ、数年前まで都市銀行の勘定系システムの椅子取りゲームで、NECではなく日立が脱落することを想像できた人は、日立関係者以外でも皆無だったはずだ。
これで日立のSIなどITサービス・ビジネスは、ほぼ展望を失ったと言えるだろう。日立のITサービスの顧客というと、日立グループの名前ばかりが目に付く。そんな中で、UFJ銀行はアウトソーシング事業も含めて、最も重要な顧客だったはずだ。今後、日立のITサービス・ビジネスはどうなるのだろうか。
昨年の初夏に、日立はソフト/サービスの中でのSI(システム・インテグレーション)比率を、6割から2005年度中に4割に引き下げる日立は、ソフト/サービスの中でのSI(システム・インテグレーション)比率を、6割から2005年度中に4割に引き下げることを発表していた。日立の最近の取り組みを見ると、苦手なサービス関連から徐々に手をひき、“最強の部品メーカー”の方向に事業を再編しようとしているふうに映る。日立がITサービス業界再編の引き金を引く、そんなにおいが少ししてきた。
しかし、日立(とUFJ銀行)も随分、抵抗したと聞く。日立内部では、勘定系システムを失うのなら、新銀行との取引を打ち切るとの強硬論も聞こえてきていた。東京三菱銀行の店舗システムを担う富士通も加わり、様々な駆け引きが繰り広げられたようだ。
日本経済新聞の2月5日付の夕刊によれば、結局、日立は新銀行の情報系システムを担うことになりそうだ。しかし、日立にとって大打撃であるのは間違いない。およそ、数年前まで都市銀行の勘定系システムの椅子取りゲームで、NECではなく日立が脱落することを想像できた人は、日立関係者以外でも皆無だったはずだ。
これで日立のSIなどITサービス・ビジネスは、ほぼ展望を失ったと言えるだろう。日立のITサービスの顧客というと、日立グループの名前ばかりが目に付く。そんな中で、UFJ銀行はアウトソーシング事業も含めて、最も重要な顧客だったはずだ。今後、日立のITサービス・ビジネスはどうなるのだろうか。
昨年の初夏に、日立はソフト/サービスの中でのSI(システム・インテグレーション)比率を、6割から2005年度中に4割に引き下げる日立は、ソフト/サービスの中でのSI(システム・インテグレーション)比率を、6割から2005年度中に4割に引き下げることを発表していた。日立の最近の取り組みを見ると、苦手なサービス関連から徐々に手をひき、“最強の部品メーカー”の方向に事業を再編しようとしているふうに映る。日立がITサービス業界再編の引き金を引く、そんなにおいが少ししてきた。
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