日立製作所は、ソフト/サービスの中でのSI(システム・インテグレーション)比率を、2005年度に4割に引き下げるという。現在の比率は6割だから、かなりドラスティックな取り組みだ。
その理由は、SIでは高収益を上げるのが難しくなったことだ。日立は、ソフト/サービスの営業利益率10%を目標として掲げているが、SIの利益率は8%が目標。それでも、かなりハードルが高いという。従って、SIの比率を下げて、コンサルティングや新規事業などの比率を高めることで、ソフト/サービスの利益率10%を達成しようというわけだ。
ところでSIの利益率8%を達成するために、日立は自社のIT基盤を使い、徹底的にプログラムを「つくらない」システム開発を目指す。つまり、ソフト・コンポーネントを組み合わせることで、開発コード量を減らしてコストを下げようというわけだ。同時に、不採算プロジェクトが出ないようにもする。
こうした「つくらない」システム開発は富士通など、他の大手ベンダーも目指しており、SIビジネスは今、大きな転換点にあるといえる。しかし、考えてみれば、これこそがインテグレーションの本来の意味だ。ようやくソフトウエアもエンジニアリングの域に近づいてきたということか。
その理由は、SIでは高収益を上げるのが難しくなったことだ。日立は、ソフト/サービスの営業利益率10%を目標として掲げているが、SIの利益率は8%が目標。それでも、かなりハードルが高いという。従って、SIの比率を下げて、コンサルティングや新規事業などの比率を高めることで、ソフト/サービスの利益率10%を達成しようというわけだ。
ところでSIの利益率8%を達成するために、日立は自社のIT基盤を使い、徹底的にプログラムを「つくらない」システム開発を目指す。つまり、ソフト・コンポーネントを組み合わせることで、開発コード量を減らしてコストを下げようというわけだ。同時に、不採算プロジェクトが出ないようにもする。
こうした「つくらない」システム開発は富士通など、他の大手ベンダーも目指しており、SIビジネスは今、大きな転換点にあるといえる。しかし、考えてみれば、これこそがインテグレーションの本来の意味だ。ようやくソフトウエアもエンジニアリングの域に近づいてきたということか。