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灯台守の唄

幅広く何でも書いている雑記ブログです

「瓔珞」のスピンオフ作品を見ました

2020-11-28 14:50:10 | 中国ドラマ
結論から言うと、
見なきゃ良かった、見る必要はなかった、見なくても良かった
という感じです。

瓔珞&陛下コンビが好きなのであって、次世代の話なんて興味ないし、むしろ見たくない。それでもあれだけ本編が面白かったから、スピンオフ作品も面白いはず。なんたって無料見放題の内に見とかないと損。そう思ってうっかり見てしまったのが間違いだった。


【親子に見えない】
本編からほどなく作られているので登場人物がほとんど年をとってないし、そこにいきなり成長した皇女が登場してもねえ。

瓔珞と皇女が全く親子に見えない。演じてる女優さん達もほとんど年齢差ないですよね?親子に見えないのはご愛嬌、そこは笑って見てくれと言うスタッフの気持ちも伝わってきますがやはり無理があるさ。

翻訳ではずっと「皇女」で通してましたけど「公主」って訳してほしかったな。中国ドラマは浸透してるので漫画でも小説でも「公主」呼びが多くてみんな慣れてますよ。


【瓔珞に魅力がない】
今回は次世代が主役ということもあるんですけど、皇貴妃という地位に登りつめた瓔珞はやたら偉そうになってしまい魅力がないです。
キャラクターが凝り固まってしまってるんですよね。

本編でも感じましたが瓔珞という人物が魅力的なのは、
「魏貴人」と「令嬪」時代まで。
「令妃様」になってしまうともうだめ。

瓔珞というキャラクターは女官時代~初期の妃時代まで醍醐味があるんですよ。はっちゃけていて活動的で賢しい。そのキャラクターが面白い。
出世物語だから高位に登っちゃうと途端につまらなくなりますね。


【話がよく判らない】
一体何を描きたいのか判りませんでした。

廃された皇后とか、袁春望の恨みとか、
姉妹同然に育った和親王の孫娘の恨みとか、
それらが昭華公主の上に一手に降りかかった感じ?
いろいろ描きたいことが多くてまとめきれなかった感があります。

昭華が「母親の瓔珞は出身。だからお前にもの血が流れている」と言われるシーンがありましたが、これは瓔珞の子供達全員が実際感じてたコンプレックスじゃないかな。

ドラマでは出てきませんけど、瓔珞は6人の子に恵まれ、その内4人が成長し、1人が皇帝になります。寵妃の子でも血筋的には他の妃の子に比べて劣るわけで、絶対気にしてたよねーって思います。


【福康安の父親は誰なのか】
本編では陛下の子だったはずが、スピンオフ作品では傅恒の弟の子になってしまってました。
これは一体どういうこと!?紛らわしい展開はやめて~!という感じ。

てっきり最後には福康安は陛下の子で、昭華とは兄妹にあたることが発覚して、笑ってめでたしめでたしな展開かと思ってたのに。

傅恒の弟の思い違いってことでいいんでしょうか?
あの弟も実子だと思っていた福康安が陛下の子だと知ったら相当落ち込むでしょうね。


【続編はあるのか】
まとまりのない話の展開で、時間のない中で作ったんだろうなと思わされるスピンオフ作品でした。

もし今後続編を作るとしたら、瓔珞を主人公に戻して、永琰以降、二人の皇子に恵まれる過程を描いてほしいです。一人は夭折するらしいですけど、その辺、後宮の陰謀やら、瓔珞の悲しみやら織り交ぜて描いたら面白そうです。

あと陛下をあまり爺むさくしないでほしい。いつまでも若々しくかっこいい陛下が理想的です。
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チャムリー侯爵夫人のティアラ

2020-11-14 10:00:00 | ロイヤル
ハリー王子の隣に立っているきりっとした顔のこの女性、
チャムリー侯爵夫人と申されます。
この方のティアラが気になっており調べてみました。
 
 
 
 
「アンカスターヒースコートティアラ」と言うそうです。
 
 
よーく見ると葉っぱの輪郭に細かいギザギザが見え、相当細かい装飾が施されています。職人さんの技量が伺えます。
 
元々二つに分かれており、ブローチとして使用されることもあったとか。
 
 
こんな画像を見つけたところによると、ワイルドローズを含めた右半分と左半分に分かれるようですね。
 
このティアラ、半分はレディ・パース、半分はレディ・ヒースコートという女性が所有し、ワイルドローズにはめられた大きなダイヤモンドはカロデンの戦いで死んだパース公の剣から取ったものだそうです。
 
ティアラの一部をブローチとして着けるアンカスター伯爵夫人。
 
ふと取り上げたティアラにこんな仕組みや事情があるとは。
ティアラの歴史はドラマティックだと感心するのはこういう時。
 
 
 
ティアラとしては元々高さがあり、結構ボリューミーだったティアラ。
これを花と葉が一列に並ぶように修正したのが現在のチャムリー侯爵夫人のティアラです。
 

習近平を迎えての晩餐会にて。
 

 
夫君の第7代チャムリー侯爵は女王の大侍従卿(式部卿)を務めています。
 
 
 
 
式部卿は世襲だそうでいずれは息子さんが継ぐのでしょうか。
こういうシーンを見ると王族と貴族の密接な関わりは健在だなと思います。なんとなく宮中歌会始めで講師を務める近衛さんの姿を思い出したんですけど、日本で言えば五摂家とか、近衛家みたいなもの?
 
 
こちらはスペイン王を迎えての晩餐会。
 
 
侯爵夫人、きりっとした顔が本当に美しいです。
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