4回目の結婚記念日

今日、４回目の結婚記念日。
一人で迎える３回目の結婚記念日。
毎年、同じこと思い出して、同じこと書いてるから今年はもう書かない。

以前も書いたけど、俺の記憶の中に締める妻の割合は確実に減ってきている。
俺の記憶には新しい記憶がどんどん上積みされていく。

でも、いつまで経ってもこの日は２人の結婚記念日。
俺が生きている限りは、忘れることなく続く。
俺が死んだら、、、、、多分覚えてる人はもういないだろうと思う。

そういえば3年前

思えば3年前の2004年12月10日、仕事中にカミサンの主治医から電話があった。
「どうしてもお話ししなければならない事があるので今晩来てください。」と言われた。
雪の降る中、秋田から盛岡まで山越えをした。
結局伝えられた事は「治癒の可能性は有りません」最期通告だった。
平日に医者が俺を呼び出すなんてことは今までなかったから、カミサンびっくりしていた。

その晩、カミサンの実家に泊まった。
いつも二人で寝ていたベッドの上で一人、声をかみ殺して思いっきり泣いた。

その後間もなく、正月はゆっくり味わいたいねって理由にして、カミサンの病室を個室に移した。
残された時間を出来る限り長く一緒に居たいだけだった。



まだ3年前なんだな。
もっと長い時間が過ぎたように感じる。
記憶が薄れているわけじゃない。
1年前・2年前に比べれば明らかにカミサンの記憶の俺の記憶の中に占める割合が変わってきている。
考えれば当たり前か。
カミサンとの記憶はもうこれ以上増えない。
でも俺の記憶はまだまだ増え続ける。
比重が変わるのは当然か。。。。。


間もなく4回目、1人では3回目の結婚記念日を迎える。