YOUTH

青春とは人生のある期間ではなく 心の持ちかたを言う
by Samuel Ullman

映画「ウォール・ストリート」を観た

2011年02月04日 | 映画
カーク・ダグラス! と一瞬おもちゃいました。
が、その息子のマイケル・ダグラス。いい感じでした。

サブプライムローンの蔓延と破綻に題材をとり、モラルハザードに対抗する姿を描いています。

モラルハザードの日本語訳を字幕では「倫理の欠如」としていますが、本来の意味するところは以下のような解説があります。

特融や預金保険といったセーフティネットの存在により、金融機関の経営者、株主や預金者等が、経営や資産運用等における自己規律を失うこと

「保険に入っているから、危険な運転をしても大丈夫だ」という考えと同じ種類のことでしょうか。「公的機関に救ってもらえるから慎重さを欠いた融資を行う」と言う類のことを表すようです。

本日公開なのに、地元のシネプレックスの会場の観客は私を含めて3名。9時半の上映時間も影響があったのかもしれませんが、寂しい限りでした。

この映画、ニューヨークを表す映像シーンが素晴らしい!

ビルの明かりがともった無数の窓。
早送りで経過する時間と、空々しいコンクリートジャングル。
下町の薄汚いアパートの階段の数々。

写真で風景を切り取る際に、ISOが自動で追従する表現も私は大好きです。
こんな遊び心、やっぱりオリバー・ストーン監督の力でしょうか。

スーザン・サランドン扮するシルビア・ムーアは、最後に全ての不動産を手放したようで、その表現にも思わずほほがゆるんでしまいました。

私にとってはおもしろい映画でしたが、誰にでも勧められるものではないような気がしました。

前作、ウォール街の続編。

ウォール・ストリート - goo 映画

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