南波多中ブログ

伊万里市立南波多中学校の日常を 保護者及び南波多町内外の皆様にお知らせします。

始業式での校長の話より №4/4・・喜怒哀楽と『嫉妬心』について

2018-01-12 08:41:49 | 校長の話・・・全校集会等における校長講話
 この嫉妬する心を自分で分析し、うまく対応できればいいのですが。

 なぜ今、自分は嫉妬心が芽生えているのか? それに対してどのように対応すればいいのか? その嫉妬心とどう付き合えばいいのか?

 自分ができないことを、ゆうゆうとできる人がいた場合・・。同級生の友達が優勝した。自分は予選落ち。⇒素直に「おめでとう!」と言えますか?その逆の立場になったら、友達は祝福してくれると思いますか?・・・どちらも気を使いますよね。

 ○心が一段階上に成長しないと、この冷静な対応は取れません。
 ○でも考え方によっては、この嫉妬心をエネルギーに変えて、よし!次は自分も!という気持ちになることができます。そうなれたら素晴らしいと思います。

 例えば、いつも話している 外国生活を3年間経験して帰国した時の私の立場は微妙でした。メキシコの話を普通にできなかったのです。『メキシコではですね・・。』と言うと、なんだか避けられているような気がするのです。自分は自分の体験を普通に話しているつもりですが、聞く側は、「またメキシコの話や。それはよござんしたね。」という態度が感じられました。面と向かって、「それは外国の話やろもん。ここは日本じゃっけんね。」と言われたこともあります。その時は落ち込みました。それで、しばらくは、あえてメキシコの話をしませんでした。

 ところが、時間をおいて考えてみると、独りよがりだったのかもしれないな。と思いました。自慢げに聞こえたのかもしれません。せっかくの貴重な体験を生かさない手はない。と思い直しました。そこで考えたのは、「メキシコの話をするときは慎重に、自慢話にならないように、時と場を考えて話そう。いい思いをした話だけではなく、苦労話も入れよう。」と思いました。ところが、苦労話や失敗話も聞く人によっては自慢話に聞こえるんですね。それが嫉妬の気持ちだろうな、と思います。 そこまで考えたら、ある意味で開き直りの気持ちを持ちました。「斜めにしか聞いてくれない人は、それはそれでしょうがない。自分は自分の気持ちに正直に生きよう。」そうすれば、相手のマイナスの反応も気にならなくなりました。

 3年生の何人かが大連に行くという経験をしましたね。帰ってきてから似たような経験をしていませんか?「大連の話をしたいけどしにくい。」 または、「大連の話を聞きたいけど、なんだか悔しい。」お互いに心を素直にしましょう。

 これからは、受験方法によって、早く高校合格が決まる人が出てきます。その時、素直に「おめでとう!」と言いましょう。早く合格が決まった人は、これからも受験勉強を頑張らなければならない人の気持ちを考えましょう。

 ぜひ、『友達やきょうだいや親戚など、身近な人の成功を素直に喜べる人になってほしい』と思います。

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