・・来客と言っても 実は この 帰雲精舎を建てた皆さんだから 主であって 余の方が 客なのである。 最初は 四十台の 父と 十代はじめのお嬢さん 背丈が延びたので驚いた お子さんのうちで末の お嬢さんだけが 「まだ 遊んでくれる」のだそうである。真に 父は哀し である。むしめずるひめぎみ にしちまうんだな・・・・・・もうひと方とは 大和うたのはなし 信仰登山の話 またぎ さんか・・・ ふるあめりかに 袖は濡らさじ といような事で 意気投合・・・・これも 贅沢三昧・・・・・・
・・・穏やかな夏の夕暮れ 閑人舎でせしめた 上等のバーボンをチビチビ。昨日の来客のお土産でしばらく 酒にも困らない。ありがたいなぁ・・・・・七時前 ひんやり 21度ぐらい。そろそろ 長袖を重ね着するか・・・遠く近くの 日暮蝉の音もろそろ止んだ・鳥の声もだいぶか細くなった。かぜは凪。ダム湖の水面には さざ波も無い。贅沢三昧なり。それにしても 三昧という言の葉 味わい深し。たとえば 刃物ざんまい・・・
・・今日は良い日。てふてふ 翔び来たりて 我が衣手にとまり 羽を開く なんと オオムラサキの雄なり。たちまち 翔び去る。荘川で オオムラサキを 見たのは これが初めて・・・・国蝶 です・・・・