石川県立図書館の企画展「森田文庫絵図でみる加賀・能登・越中(2)」を見て来た。
「森田文庫(1)」は以前に見たが今回は近世篇の後半に収録された加越能三国に関わる史料や絵図の原本が展示されている。
加賀藩士茨木家に仕官した郷土史家「森田柿園」が収集編纂した史料である。
城郭図は能登末森城・金沢城古図・高岡城があり関心深いのは「従加陽金沢至武州江戸道中記」である。
災害図では浅野川茶臼山崩古図や越中国新川郡泊町高波破損之図がある。
現在でも泊地区では「よりまわり波」が発生して大きな被害発生が報じられるが昔から起きていたのだ。
他には小松・大聖寺・松任城などの古城図と合わせ飛騨高山城の図面もある。
石川県史資料を継続して刊行している県立図書館であるがまだまだ完成には至らないらしい。
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