Nasebanaru

アメリカで趣味と生活を綴る

サンタさん?

2010-01-03 13:32:12 | アメリカの生活
新年明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いいたします。

さて、日本は今が一番正月気分真っ盛り、というところでしょうがここアメリカではお正月はクリスマスのドンちゃん騒ぎがようやく落ち着いてきてそろそろ仕事を始めようかな、と人々が考え始めるころです。

かく言う私も去年のお正月は店で仕事をしておりました。

今年は去年に始まった離婚訴訟に区切りが付き、いつといつに子供と会えるかが取り決められ、今年の子供の冬休みは私の所に来ることになっていましたのでお正月は私の店もお休みです。

というわけで先月のクリスマス以来、今月の4日に学校が始まる次の月曜までのんびりと子供と3人で過ごしてきたわけですが、この間にある不思議なことが起こったのです。

それはクリスマスイブの朝のことです。

クリスマスイブは午後1時に店を閉める予定でしたので私はいつものように朝6時半に店を開けるべく車を出す準備をしていました。

私の家にはガレージはありませんので家のすぐ目の前の駐車場に車をとめます。

その日の朝は冷え込みがひどく、車のフロントガラスは霜に覆われていました。暖気を終えて車に乗り込もうとするとフロントガラスに葉書よりも少し小さ目のサイズの封筒が置かれていることに気が付きました。封筒には宛名はおろか差出人の名前も何も書かれていません。



新装開店だとかのチラシはこうやって車のフロントガラスに置かれてあることはよくあります。この時も近くにゴミ箱があればさっさと捨てていたかもしれません。私の店の開店時間も迫っていますしとりあえず車の助手席にその封筒を投げ込んでその日は仕事に行きました。

午後に仕事を終えて再び家の前に帰ってくるまでその封筒のことは完璧に忘れていました。エンジンを止めて車を出ようとしたときになんとなくその封筒が目に留まりとりあえず開けてみると中には小さなクリスマスカードが入っています。

またまた何気なくそのカードを開いてみると中には20ドル紙幣が一枚入っているではありませんか。それ以外はもともとカードにプリントされている文句を除いてやはりなんにも書かれていません。

一瞬思考が止まりました。

今の世の中たとえ小額の20ドルでも見ず知らずの人に配るような話は聞きません。

「偽札か?」

とも思いましたがどう見ても本物です。

事実もう少しでこの20ドルは封筒ごと私に捨てられていたのです。

私に現金をよこす可能性のある知人を思い浮かべたりしながらしばらくうなってしまいました。

カードをよく見るとどこかの慈善団体のホームページアドレスと電話番号が書かれています。そこに電話もかけ、ウェブサイトにも行きましたが見ず知らずの人々に20ドルを配るキャンペーンをやっていることは確認できませんでした。

今のところ思い当たるところに連絡しても「知らない」と言われるだけで真相は闇の中です。

結局このお金は子供たちにもどういう風に私のところに来たかを説明してから有難く使わせてもらいました。子供たちには私のところにもサンタが来たんだと言ってあります。

しかしホントはいったい誰なんでしょう。





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