Nasebanaru

アメリカで趣味と生活を綴る

ルーズなお国柄

2006-01-06 00:45:53 | 気の向くまま
アメリカのウエストバージニアで先日、炭鉱事故があった。10人以上が爆発によるトンネルの崩壊で閉じ込められ、懸命の救出活動の甲斐も無く、結果は閉じ込められたほとんどの人が死亡するという痛ましいものだった。救出活動が長引いたこともあり、その様子は全米に中継された。
特に気の毒だったのは遺族の方々である。メディアの放送では、はじめ全員無事救出されたと報じられた。3時間後、実はほとんどが死亡していた、と報じられたのである。
アメリカの国民は日本の国民性と比べてみて、ルーズな面がよく見受けられる。これはもちろんいい面でもあるのだが、今回のようなケースでは、遺族の方も返って傷を深くされただろう。おそらく遺族の方が誰かに謝罪を求めてもすんなりとはいくまい。いや、今回はメディアを通して全国民を巻き込んでいたから、もしかしたら誰かが謝罪に応じるかもしれない。だが通常は責任のなすりあいで、裁判にならなければ責任を明確にすることはできないだろう。今回のことは残念だが、これもこの国の一面である。

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