あらかわ遊園, E-M1, 25mm/F1.8
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ブリッジ オブ スパイを観た。スピルバーグ、トム・ハンクスのコンビ最新作だ。
冷戦たけなわの1960年、ソ連のスパイを弁護しベルリンでアメリカのスパイとの交換を実現した弁護士と家族の物語。橋の上で捕虜交換したためのタイトルだろう。
トム・ハンクスは正義は我にありの弁護士を淡々と演じる。ネゴシエーターとしての有能さは冒頭のエピソードから観客に示され、それが映画全編を通じて活きてくる。
キーワードを絶妙なタイミングでつぶやくので、いつも味方にしたい弁護士だ。
ハンクスの妻を演じたエイミー・ライアンがいい。頭が良くて夫を支え家庭を守る当時の主婦を印象深く演じていた。捕らえられたソ連のスパイはマーク・ライランス。
こちらも感情を表に出さない冷静な画家でありスパイを演じる。
脚本はマット・シャルマン、ジョエル&イーサン・コーエン兄弟。冷戦最中の小学校での愛国教育など初めて知ったし興味深かった。
ワイドの画面をユニークに使ったのはスピルバーグならでは。やっぱりこれがオスカー本命なのかしら?