さんぽの時間。

~その、ひとつ先の角まで~

THE DOCKET

2005-07-29 | チラシの裏


本来の用途は知らないが、3年ほど使っている仕事用ノート。縦開きで6インチ×9インチのサイズはA5よりひとまわり大きい。だいたい1年に1冊を使い切るペースだ。日本製のノートはページ数が少な過ぎて仕事には不向きではないか。ペラの書類はA4が基本だが、メモを取るには大きすぎる。手ごろなサイズと厚さになるとA5サイズのシステム手帳かバインダーノートになってしまう。
仕事のツールは、業務の中身によって変わる。パソコンが不可欠なツールの今、A5システム手帳は事務屋の私には明らかにオーバースペック。大昔はタイムシステムを愛用していた位なのだが…。
システム手帳以外の厚いノートとなると輸入ノートが候補になる。もっとも数年前まではノートなどの輸入文具は、値段も高くて種類も少なくロクなものがなかった。グアムのKマートでノートを物色したこともある。
勤め先近くのオフィスデポで見つけたのかこのノート。書き殴るようにメモするにはうってつけだ。ページ数が多いからリングも邪魔にならない。(これ重要!) それに1年使えるノートが354円なのもうれしい。



打合せの内容や仕事のアイディアメモなど1項目1ページの原則で書いていく。テーマが同じなら裏にも書く。センターに赤いラインが引いてあるけど、普通に書くには意外と気にならない。左側に質問事項や疑問点を書き出して右側に解決策などを書くこともある。(これが本来の使い方?)
ノートが終わりかけると、新しいノートの後ろのページに「どの資料が必要か」を吟味した上で仕事のノウハウメモを書き入れたり、必要なデータの縮小コピーを貼り付けておく。「吟味」すなわち仕事の整理だ。「ノートDBの引継ぎ」が上手く行けば、社内の打合せに新旧2冊のノートを持ち歩く必要も無い。問題は社内異動が多いこと。ノートの引継ぎ準備が仕事の引継ぎになることもあった。もうすぐ今のノートが終わるのだけど、そろそろ首を洗っておくかなぁ?

指先が汚れても…

2005-07-22 | チラシの裏


筆圧が弱いので、仕事のメモ取りはデュオフォールドのボールペンか万年筆を使っている。
最近のお気に入りはラミーのサファリだ。使い始めの2週間ぐらいは引っ掛かりが気になったが、インクフローもいいし、ペン先が馴染んで心地よく書けるようになる。オレンジ・イエロー・レッドとあっという間に増殖してしまった。このカジュアルさが今の気分にあっている。
仕事のメモに万年筆を使うのは、随分昔からだ。



今では年賀状の宛名書きにしか使わないモンブランのマイスターシュテュックを、かなり無理して買って持ち歩いていた時期もある。生意気な若造だったなぁと心底思う。出張の飛行機の中で使おうとしてインク漏れで往生したこともあった。

いまは事務仕事なので自分のデスクでメモ書きやノートとりに使うことが多いけど、偶にある来客時や外出先でサファリを使うと妙な顔をされてしまう。TPOを考えていないせいだろうか。書き味や手に持った感触にこだわる筆記具なんて自己満足の世界の典型だろう。だからこそ気に入ったものを使いたい。つまらん仕事なんだから、せめて心地よくメモぐらい書きたい。書ければ何でもいいというのはちょいと寂しい。
筆記具と書いている中身が不相応と思われたって仕方ない。だって「書類に万年筆でサインするだけ」のご身分にはなれないのだから。