AF-S 18-200mmを購入する前は、Ai NIKKOR 105mm F2.5が手持ちの中で一番の望遠レンズであった。D40xで使うと157.5mmというひどく半端だが手頃な望遠レンズになる。コンパクトで軽く、F2.5という明るいレンズで、適度なコントラストと繊細な感じの描写が気に入っている。
ところがD40xではピント合わせが難しい。 開放近くだと歩留まりがひどく悪くなる。上位機種に買い換える財力もそのつもりもないので、一部で流行のような「マグニファイアー」を取り付けることにした。
もちろん純正品ではなく、ネットで評判のオリンパス ME-1である。ひと頃のような品切れもないようで、あっさり購入できた。
早速マグニファイアーを取り付けてファインダーを覗く。
「ありゃ?」 大きくはっきり見えるのだが、ファインダーの中心とマグニファイアーの中心が一致していないようで、いつものようにカメラを構えても「ちょっと上から覗いている」ような感じになってしまう。
ネットで調べると、「D40xにそのまま装着できる」と言う人と「若干の加工をして装着」という人がいるようだ。ここは「加工派」の意見に準じることにした。加工といってもマグニファイアーの下部をほんの少しカッターで削るだけ。引っ掻くようにして簡単に削ることができた。
今度はOK。いつもの位置で大きく見える。これならファインダーを覗いてストレスを感じることなさそうだ。
←← 削っている途中の写真です
ちょっとした工夫でお気に入りのマニュアルレンズをキチンと使えるのは、幸せなことだと思う。ネットに情報を発信してくれる先駆者たちに感謝。「ありがとう、助かりました」
■ニッコール千夜一夜 第五夜 Ai Nikkor 105mm F2.5
お気に入りのレンズの話。
「ニッコール千夜一夜」は気をつけて読まないと、ついレンズが欲しくなって困ります。