[2022年3月7日 更新]
前回の続き。今日は進学指導特別推進校について。
都立の進学指導特別推進校は小山台・駒場・新宿・町田・国分寺・国際・小松川。
男女別定員制の緩和がどう作用したのかを見てみる。
◆男女別定員なのは4校
まず各高校の男女別、定員→合格数 を列挙する。( )は受験倍率。
新宿、国分寺、国際は男女別定員制ではないので今回は除外。
小山台高校
男子 132→139(1.39倍)
女子 122→119(1.39倍)
女子 122→119(1.39倍)
駒場高校
男子 116→129(1.40倍)
女子 106→96(1.16倍)
女子 106→96(1.16倍)
小松川高校
男子 132→129(1.28倍)
女子 122→129(1.39倍)
女子 122→129(1.39倍)
町田高校
男子 132→128(1.17倍)
女子 122→129(1.31倍)
女子 122→129(1.31倍)
男子の合格数が多くなった →小山台、駒場
女子の合格数が多くなった →小松川、町田
今回は受験倍率も併記した。
女子の合格数が多くなった →小松川、町田
今回は受験倍率も併記した。
これにより「女子の受験倍率の方が高い高校は、女子の合格者が増える」傾向があることが分かろう。
もっとも4校だけではデータ不足である。
次に、進学指導推進校も見てみよう。
墨田川、多摩科技は男女別定員制ではないので今回は除外。
三田高校
男子 107→97(1.63倍)
女子 99→112(2.17倍)
女子 99→112(2.17倍)
豊多摩高校
男子 132→119(1.73倍)
女子 122→136(2.02倍)
女子 122→136(2.02倍)
竹早高校
男子 109→99(1.65倍)
女子 101→114(1.81倍)
女子 101→114(1.81倍)
北園高校
男子 132→119(1.79倍)
女子 122→138(2.11倍)
女子 122→138(2.11倍)
江北高校
男子 132→144(1.52倍)
女子 122→113(1.34倍)
女子 122→113(1.34倍)
城東高校
男子 132→142(1.50倍)
女子 122→116(1.34倍)
女子 122→116(1.34倍)
江戸川高校
男子 132→145(1.83倍)
女子 122→112(1.35倍)
女子 122→112(1.35倍)
日野台高校
男子 126→127(1.32倍)
女子 116→117(1.34倍)
女子 116→117(1.34倍)
武蔵野北高校
男子 99→100(1.21倍)
女子 92→93(1.33倍)
女子 92→93(1.33倍)
小金井北高校
男子 99→90(1.14倍)
女子 92→105(1.48倍)
女子 92→105(1.48倍)
調布北高校
男子 99→92(1.51倍)
女子 91→100(1.57倍)
女子 91→100(1.57倍)
男子の合格数が多くなった →三田、豊多摩、竹早、北園、小金井北、調布北
女子の合格数が多くなった →江北、城東、江戸川
女子の合格数が多くなった →江北、城東、江戸川
ほぼ同数 →日野台、武蔵野北
傾向が見えてきた。
やはり
「女子の受験倍率の方が高い高校は、女子の合格者が増える」ようだ。
武蔵野北だけやや異なるが、低倍率校の場合はこの傾向に沿っていないのかもしれない。
旧5~6学区を除き、中上位レベルの都立高校は女子の方が受験倍率が高い。
その結果、女子の合格者が増える傾向にあるようだ。
2023年度都立一般入試では、男女別定員制の緩和枠が募集人員の20%までに広がる。中上位校を狙う男子にとっては厳しい受験になるだろうね。
ただしこれは合否ギリギリのラインにいる生徒に限った話。余裕を持って合格できる位置にいるならば、何ら気にすることはない。
今はそこを目指して欲しい。
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