都立に入る!

都立高校入試数学の法則<13> 平方根の計算

[2022年5月25日 更新]
都立高校入試数学では、大問1で平方根の計算が出る。
これはずっと変わっていないので、2023年度も出るだろう。

過去15年間の問題は以下の通りだ。



中3で習う乗法公式を使っての展開が最も多く11問。
乗除根号と四則混合計算は1回ずつ。

分母の有理化を伴う減法が2回。2016年度と2009年度だが、ほぼ同じ問題である。7年ごとに同じ問題が出るのなら、次は2023年度ということになるがいかに。


◆正しく展開できない受験生が多すぎる
私は2014年度の問題が最も正答率が低いと考えた。
四則計算の順番、分母の有理化、簡約化ができなければならないのでミスが出ると思ったから。

しかし、フタを開けてみると2017年度が正答率70.6%とかなり低い。
( )内で根号が前に置いてある2015年度は、正答率90.6%と高い。
( )内の後ろに根号があると間違えやすいのだろう。2020年度もしかり。

一発で解こうとせず、4回かけ算をして展開してから同類項をまとめればいい。答えを出すだけなら簡単な問題だ。

<2014~2021年度の正答率>
 2021年度 90.7%
 2020年度 76.2%
 2019年度 85.7%
 2018年度 80.2%
 2017年度 70.6%
 2016年度 78.4%
 2015年度 90.6%
 2014年度 77.3%

◆今のうちに徹底せよ
1学期の期末テスト範囲、平方根が中心になるだろう。
特に簡約化・分母の有理化は100問以上は解いて、考えなくても手が動くくらいにしておきたい。
√8、√12、√18、√20、√24、√28、√32、√48 あたりの簡約は覚えてしまおう。

定期テスト対策だけでなく、都立入試でも役に立つ。

都立に入る! ツイッター 役立つ情報。ミンナニナイショダヨ

現役塾講師が教える 都立高校に受かるためだけのサイト。
都立入試・受験情報を無料で教えます。

コメントを投稿するにはgooブログのログインが必要です。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「入試対策 数学」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事