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高校受験は失敗した方がいい!?

[2022年11月30日 更新]
これから高校入試本番まで、親子間でギスギスした空気になる家庭が少なくない。
多くは
子ども(受験生)の勉強していない姿を見て、保護者がイライラして嫌味の一つも言ってしまうことが火種。

保護者としては、ちゃんと勉強して志望校に合格してほしいと思うだろう。もっともだ。一度しかない高校受験、後悔しないように努力してほしい。

だがこうとも考えられる。「たかが高校受験」だと。
中学3年生にとって、高校に不合格したらそれこそこの世の終わりのような気持ちになるだろう。
だがそんなことはない。どんな高校に行っても、そこでの過ごし方次第で未来は変えられる。

それより大切なのは「どうやって高校に入るか」だ。

下のマトリクスを見てもらいたい。



A 努力して第一志望に合格する
B 努力せず第一志望に合格する
C 努力したが第一志望に不合格
D 努力せず第一志望に不合格

おおむねこの4パターンに振り分けられる。
いちばんいいのは分かるだろう。Aだ。
正しい努力をしてその成果が報われる。成功体験ができるだろう。

では次点は。
私はCだと考える。
努力の量、方法が合格するのに不十分だったということ。
他の受験生は自分以上に努力して成果を出したということが分かるから。確かに試験は水物。本来なら受かっているはずなのに不合格ということも起こる。
だがそれも実力だと考え、次の大学受験に経験を活かせばいい。
高校受験は大学受験のスタートに過ぎない。

その次は
努力しないで不合格。そりゃ当然だ。
受験は甘くないことを体験できただけでもマシ。

最悪なのが
努力しないのに受かったら「受験なんて楽勝だ」と受験をナメることになる。
別に努力しないでも受かるくらい俺すごいと、おごるかもしれない。
高校受験は小・中・高・大学受験の中で最もヌルい。倍率もそうだし、周りのライバルのレベルが一番低いから。高校は「誰もが行く」とほぼ義務教育化されている(東京都の高校進学率は98.53%)
当然のように大学受験ではうまくいかないだろう。受験校選びも「どうせ受かる」とタカをくくって全落ち。または大きくレベルを下げて何とか引っかかる。

高校受験は人生で一回しかない。
そこで努力することの辛さ、厳しさ、そして喜びを経験できないのはあまりに惜しい。

都立高校入試まで3か月を切った。
今から間に合うかどうかなど分からない。それでも努力するなら今すぐだ。



都立に入る! Twitter そのときに必要な情報をこっそりと。ミンナニナイショダヨ

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