[2020年1月8日 更新]
毎年恒例の「都立高校全日制等志望予定(第1志望)調査結果」が都教育委員会のサイトで発表された。
いわゆる「校長会調査」である。
今回から、この発表内容について重要な情報をまとめていく。
◆都立高校に行きたい受験生は減っている
このブログで幾度も伝えてきたが、都立高校は人気下降の一途をたどっている。
過去10年間の校長会調査の結果から、全日制都立高校を志望する生徒の割合をグラフ化した。
都立高校志望予定者数 / 志望校が決まっている全日制高校志望予定者数 で求めた数字だ。
2017年度までは77%前後で推移していたが、2018年度以降は下がり続けている。
もちろん「私立高等学校授業料の実質無償化」が原因だ。
下位の都立高校だけでなく、中上位校も私立の大学付属校に受験生を奪われている。
付属高校にとって、私立大学の合格定員厳正化は生徒集めの追い風になっているのは言うまでもない。
都立高校の暗黒時代が再来するのも時間の問題かもしれない。
このブログも時勢に乗って「私立に入る!」となるのだろうか。やらないけど。
<過去記事:都立に進む子は減っているが、受かりにくい>
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