[2023年6月28 更新]
令和4年度(2023年度)入試の平均点、都教育委員会から発表された。
国語が大変なことになっている。
過去21年間の平均点と比べて見ていこう。
◆国語平均点 80点超え
まず2023年度入試の平均点は以下の通り。
国語 80.8
数学 57.6
英語 62.8
社会 55.6
理科 59.4
合計 316.2
合計点はなんと過去21年間で2番目に高い。
・赤字は21年間の平均より低いことを示す
その元凶は国語。平均80.8点。
90点以上取った受験生が約32％もいる。しかも、都立トップレベルの受験生が受ける自校作成問題を除いて。
他の4教科は60点プラスマイナス5点で収まっている。良い問題といえるだろう。国語はひどい。
国語の平均点が高い理由は明確。漢字と作文を除いた70点分すべてが四択問題だからだ。
四択なのでカンで答えても正答率25％。まぁまぁ当たってしまう。
書き抜きでもいい、四択以外の問題を入れれば平均点は是正できる。
書き抜き問題なら、漢字問題の採点と何ら変わらない。
マークシートを導入しても、受験日から合格発表までの日数が短縮されたわけでもない。
国語の入試対策勉強した人が点を取れ、そうでない者は点が取れない。そんな試験であってほしいね。
◆社会は適切な難易度
今回最も平均点が低かったのは社会。
でも55.6点はちょうどいいと見ている。
得点分布は以下の通り。いい形のヤマだ。
参照：都教育委員会HP
85点以上が全体の3％程度。もちろん日比谷・西など進学指導重点校の受験者も含めてだ。
数学も85点以上は全体の3％だが、これは進学指導重点校の受験生を含まない。
最近は、社会で85点取るのは相当難しい。教科書や問題集の丸暗記では対応できない問題が増えているからだ。だからやりがいはある。
この夏休みが正念場。がんばれ。
都立に入る! Twitter そのときに必要な情報をこっそりと。ミンナニナイショダヨ
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