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都立高校入試国語の法則<3> 漢字はまったく同じ問題が出る。何度も。

[2020年12月22日 更新]
◆2度あることが3度あるのが都立国語
都立高校入試の漢字、「読み」が毎年5問出される。

「書き」の5問がすべて小学校で学ぶ漢字だということはご存知だろうか。
もちろん都立入試をちょっとでも研究したことのある人なら常識中の常識。

実はその漢字、過去に出題されたものが再び出されるのを知っているか。

都立入試を指導している塾ならこれも常識。
みなさんはちゃんと塾で習っていますか。

高校受験を終えたのに、「塾でそんなことを教えてもらえなかった」というキミは通う塾を間違えたのかもしれない。
残念ながら塾は玉石混交。「いい塾」の定義は生徒によって違う。
ヌルくて先生が甘い塾がいいという中学生には、そういうところが「いい塾」なのだ。
都立入試問題について何も語れなくても、塾講師は務まる。


◆複数回、入試で出されたものを並べてみた
tokanjka.png
今回は「読み」での同じ問題をまとめた。

書店で買える都立の過去問題集は、過去6,7年分しか載っていない。
同じ問題が出るということは分かっただろうから、過去15年~20年分は見直しておくべきだ。
私の塾では、過去20年分の漢字を受験生に必ず解かせるようにしている。

前からある塾なら、古い都立入試過去問題集も残っているだろう。
残念ながら都教育委員会のサイトでは、古いものから消されていくので残っていない。

◆まったく同じ問題まで出る
以下は実際に出た入試問題。

2018年度 忙しさにれて、妹に頼まれた買い物を忘れる。
1998年度 忙しさにれて、妹に頼まれた買い物を忘れる。

漢字どころか、文まで一致している。
他にも何度かこういう問出ている。必ず過去問題をやっておく理由が分かっただろうか。
また「書き」問題ではあるが ギュウニュウ を書く問題が出た。
ニュウギュウ を書く問題も出た。
都立に出やすい漢字はある程度絞れるのだ。牛乳だけに。
この情報を知っている者と知らない者がいる。
知った情報を活用する者とそうでない者がいる。
キミはいずれだろうか。

これを「ズルい」という者がいるが、それは違う。
過去問題は公表されているのだ。それを調べ分析し使う者が高得点を取るのは必然。
点が取りたければ研究すればいい。
研究できないのなら、研究した人に教えを請えばいいだけだ。
それが塾である。

私の塾で使った、漢字の都立過去問の一部を公開する。
必ずやってほしい。
(著作権保護のため、文の一部は改変してある)

どうか近所で、いい塾を探してほしい。


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