◆大学or浪人 のガチ勢は4校
各都立高校の経営シートには毎年、進路実績を載せている。
4年制大学、短期大学、専門学校、就職、その他(浪人など)をパーセンテージで示すのだ。
(中高一貫校は除く)
私は毎年、23区内普通科の進路実績をまとめている。
特に注目するのは「専門学校へ進む割合」だ。
いまや短大に入る高校生は激減している。
20年前の1/5、全国で約10万人ほどだ。
一方で「大学へ行くほど勉強はしたくない。かといって、就職するのもヤダ」
という高校生にぴったりなのが専門学校。
えり好みしなければ、誰でも入れる学校は多い。
言わば「逃げの進学」をする高校生が少なくないのだ。
もちろん「学びたいことがあるから専門学校に行く」者も存在することは付け加えておく。
◆専門学校に進む生徒が少ない高校を並べた
黄色は自校作成高である。中高一貫校は含まれていない。
黄色は自校作成高である。中高一貫校は含まれていない。
学力上位の高校が多いのは一目でわかる。
意外と豊島高校は少ない。
想像ではあるが、指定校推薦で行ける大学にスポっと入る、賢い受験生が多いのだろう。
◆その他 が少ない高校も並べる
「その他」とは、進路が決まっていない卒業生。その多数は浪人である。
学力レベルの高くない高校が並ぶ。
ぱっと目を引いたのが飛鳥高校。
偏差値は50程度だが、2018年度は3次募集までやった不人気校。
不人気の理由分析はいずれ公開する。
王子駅からはずれ(歩いて行けなくはない)、北区だがほぼ足立区という立地。
単位制普通科、生徒の8割が女子という特異な高校。
存在を知らない、という中3も多い。
目黒高校も違う点で気になる。
4大進学が81%と高い。短大と就職が0%というのも潔い。
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