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都立入試数学は難しくなっているのか

[2021年12月22日 更新]
前回に続き、今日は数学の正答率について。
数学は他の教科の入試と違い、何問目が難問なのかが予めわかっている。
予想外の難問が他にも出ることがあるが、たいてい大問2・3・4・5の最終問題が難しい。

例えば2021年度入試だと、各大問の正答率は
大問2 14.4%
大問3 9.3%
大問4 0.5%
大問5 3.6%
いずれも正答率20%を割っている。

2018年度は例外で、大問5の問1は正答率20.6%。大問2の問2(35.9%)より低かった。
ともあれ偏差値60程度を目指すのなら、大問2・3・4・5の最終問題は捨てるか後回しにするのが鉄則。
これから時間を計って過去問を解くことになるだろう。ぜひ意識してもらいたい。

◆問題が難しくなった?

正答率の高い問題が少ない2021年度は、平均点も低いのが分かる。
大問1全体の正答率は
2021年度 66.1%
2020年度 74.7%
2019年度 79.9%
2018年度 87.8%
2017年度 79.9%
とやはり2021年度が最低。

なお2021年度の1問目がコレ。正答率88.3%


中学1年生の諸君は笑っていい。
中学3年生の高校受験生のうち、9人に1人がこれを解けないんだぞ。そういう受験生になるなよ。

意外なのが2017年度。平面図形が出る大問4の問1、正答率が42.7%と上記5年間で最低(他の4年度はすべて正答率60%台)

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