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都立農業・園芸系高校の進路はズバリ

[2021年7月日 更新]
都立高校で農業・園芸系は5校ある。
農業高校
農芸高校
農産高校
園芸高校
瑞穂園芸高校

これら農業・園芸系の最新進路状況を比較してみる。

◆2校しか発表していない
残念ながら今春、令和2年度卒業生の進路状況を発表しているのは瑞穂園芸高校と農業高校の2つだけ。
もう7月も後半。どんなに遅くとも4月初旬には卒業生の進路状況くらい集計しているだろう。
なぜ発表しないんだろうか。高校受験生やOB・OG、塾関係者が何を知りたいのか

農産高校は一昨年度の卒業生の進路、具体的な進学先・就職先を発表している。

農芸高校は一昨年度までの卒業生の進路割合のみ。

園芸高校は令和2年度の結果を出しているが、1月時点でのもの。
最終結果は発表されていない。

◆農業高校は進学が6割以上
大学 16%
短大 4%
専門学校 46%
就職 27%
他 8%

進学は例年、6割前後。
今春の大学進学は7名。うち一般入試で進学したのは3名のみ。
他は指定校推薦やAOを利用している。

思ったより就職が少ない印象だ。
なお昨年度の卒業生は男子54人、女子116人。
就職者の割合は男子33%、女子24%である。


◆瑞穂農芸高校は進学が74%
大学 29%
短大 6%
専門学校 39%
就職 19%
他 7%

大学は大学校も含む。
農業高校よりも大学進学率は高く、就職率は低い。
昨年度の卒業生は男子35人、女子137人。

瑞穂農芸は農業科と家庭科がある。家庭科は男子5人、女子62人。
女子が93%。

この家庭科だけ見ると
大学 12%
短大 13%
専門学校 48%
就職 15%
他 12%
短大、専門学校への進学割合が増える。
男子の方が女子よりも大学進学率は高い。これは農業科、家庭科とも共通している。

公務員になる者は少ない。
2020年度の卒業生は0名、2019年度は1名。2018年度も1名。

民間への就職が多く、その大半は学校斡旋(あっせん)による。
2020年度は斡旋が27名、それ以外は5名。
2019年度は斡旋が39名、それ以外は5名。
2018年度は斡旋が44名、それ以外は2名。
学校が面倒を見てくれるということだ。高校生から見ても企業にポンと飛び込むのは度胸がいる。高校側がフィルターとなってくれるほうが安心できるだろう。

◆普通科以外も見てほしい
学力下位の子は特に。普通科という名称に騙されるな。
専門学科が"普通ではなく異常"という意味ではない。
今回のように専門学科でも進学する子の方が多いケースは珍しくない。

学校名を出すのも恐縮だが、光丘高校や大森高校に行くよりもずっといいと思っている。
一度行って見てほしい。専門学科の高校生が真剣に学ぶ姿を。

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