[2019年11月21日 更新]
おすすめ度 ★★☆☆☆ 2
女子制服がかわいい
向丘高校は人気が高い。
特に女子人気が高く、毎年2倍弱の実売率である。
都立全体でも毎年TOP10に入るほどの高倍率だ。
その人気の秘密は、「制服人気」これに尽きる。
女子の制服が都立では群を抜いてかわいい。制服目当てで向丘を目指す受験生は少なくない。
ここ数年はスカートの長さなど、服装チェックが厳しくなった。
設備面も優秀。
かつて他の都立に先駆け、校舎内冷暖房完備を遂げたのだ。
校舎は6階建てのビル、グラウンドは人工芝、ただし水はけは悪くせまい。こういった設備面のポイントが高い。
(今はすべての都立高校に冷房がついている)
また文京区という都心にありながら閑静な環境。
都内のどこからも通いやすい立地も人気の後押しをしている。
ただそれだけ
「おすすめ度 2」をつけた。
絶対に教え子には「行くな」と言っている。10年前から言い続けている。まったく魅力を感じられないからだ。
その理由をまとめると以下の3つになる。
1.活気がない
部活動を見てがくぜんとした。やる気が全く見られないのだ。
10年間で3回行ったが、これはずっと変わらない。私が見たときだけダメな年なのか。そうではあるまい。
文化祭、体育祭も在校生の無気力感ばかりが伝わってくる。
2.倍率が高い
最初に言った理由で倍率は高い。中学生から見たら、ひどく魅力的に映るのだろう。
だが保護者のあなたが見て、魅力的に映っただろうか。
2倍近い倍率をくぐり抜ける価値があるとは思えない。
自分の娘が行きたいと言ったら反対する。都立高校ではここだけだ。蒲田とか大山とかは別の意味で反対する。
3.進学実績
実は悪くない。
同レベルの武蔵丘に比べれば、現役での私大合格数は多い。
2017~2019年を見てみると
GMARCH 12→22→28 (武蔵丘は過去3年で32→27→19)
日東駒専 52→102→86
早慶は片手で数えられるほど。
2019年春は慶應が1名のみ。
2018年はゼロだった。2017年は早稲田が5名もいた。
残念なのは指定校推薦。
高校側は「一般入試をするべく指導します」とうたっているが、その実はいい指定校推薦枠がもらえないから。
GMARCHは法政のみ、しかも1名。他は武蔵、獨協、日本女子、日本、駒澤、東洋など。
武蔵丘や保谷高校の方がずっといい。鷺宮高校にも劣るラインナップである。
学校の成績をしっかり取っておく理由の一つである指定校推薦を、勉強ができる子は選択肢に入れられない。これが向丘の大きすぎる欠点だ。
<制服あり>
[進路実績]
旧府立女学校の多くと同じく、自由な校風。
4年大学67% 短大3% 専門13% 就職2% 他15%
生徒満足度81% 保護者満足度85%
[交通]
東京メトロ 南北線 本駒込駅 徒歩5分
都営三田線 白山駅 徒歩7分
<入試情報>
【一般入試】
テスト:内申=7:3
男子合格基準 内申43/偏差値50
女子合格基準 内申48/偏差値50
男子実倍率
27年1.50
28年1.81
29年1.92
30年1.85
31年1.79
女子実倍率
27年1.95
28年1.83
29年1.88
30年1.73
31年1.71
[推薦入試]
調査書(内申)50%
面接30%
小論文20%
男子合格基準 素内申33
女子合格基準 素内申36
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