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東京都 教員採用選考の結果から

[2020年10月27日 更新]
2021年度の教員採用試験が終わった。都教委のサイトでも受験者数などが発表されている。

合格者は、はれて来春から教師として学校勤務できる権利を有した人たちである。
この採用選考、過去10年間の受験倍率の推移は以下の通り。

 2012201320142015201620172018201920202021
小学校3.24.14.13.73.33.02.71.82.12.0
中・高校6.17.49.46.67.07.77.14.54.13.3

グラフの方が分かりやすい。


年々低下しているのが分かろう。
経済が低迷し、公務員人気が堅調な中でも倍率はどんどん下がっている。
特に2019年度からの凋落が激しい。
2021年度採用の小学校教員の採用倍率は1.97倍。半数以上が合格しているのである。

この低倍率の理由は何か。
SNSが身近なものになり久しいが、教員関連のニュースで耳に入るのはマイナスなことばかりではないだろうか。
教員に自分もなりたいと小さい頃は思っていても、いざそういう情報が耳に入ってくれば二の足を踏むのは自然なことかもしれない。
夢と希望をもって赴任した先で、激辛カレーをムリヤリ食わされるかもしれないと思ってたらねぇ。
「大変な仕事である」ということが大っぴらになった結果ではないだろうか。

私は教員経験者ではない。
中学校の定期テスト内容や通知表のつけ方の理不尽さに、塾講師として腹を立てているだけだ。

現場の教師たちが大変な思いをして頑張っているのは想像できる。
それでも教師は小中学生にとって、最も身近に見ている「働く大人」だ。生徒の前ではカッコつけて欲しい。働くことの充実感を見せてやって欲しい。弱音を吐く大人なんて子供は見たくない。

無論、塾講師も同じだ。
私は塾の中でも、自分の子供の前でもけして「疲れた」とは言わない。弱い大人なんて子どもたちは誰も求めていないだろう。
「忙しい」とも絶対に言わない。大人の男はカッコいいと思わせたい。
そう私は考えている。


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