[2021年2月8日 更新]
先週土曜に続き、墨田川高校の国語の自校作成問題についてお話しする。
特に断りがなければ2020年度のことを指すと考えていただきたい。
◆難しい
共通問題と比べ、数学英語以上に国語は差が大きい。カンタンに言えば「難しい」と言える。
大問1
全8問(16点)
漢字。読み書きが各4問。
読みも難しい。
「翻弄」「肥沃」「批准」あたりは大人でも難しいだろう。普段使わないからね。
「破綻」も、ニュースなどでは「破たん」って書いてあるしね。
四字熟語の書きも出る。最近だと「キキイッパツ」「シンショウボウダイ」が出た。もちろん「危機一発」ではない。
大問2
全7問(30点)
小説文。2019年度は8問32点。2018年度は7問28点
2019年度から2問の記述問題が出ている。2020年度は2問とも70字以内。
文章自体は読みやすく、問題もそこまで難しくはない。
記述問題をスムーズに答えられるよう、文章を読む前に設問を見ておくといい。
大問3
全7問(30点)
説明文。2019年度は6問28点。
2018年度までは200字作文があった。
8文字で書きぬく問題、65字の記述問題がある。
大問2も含め、記述問題は内容理解できていれば取れる。自分の経験等は盛り込まなくていい。共通問題の記述とは違い、オーソドックスな記述問題と言えよう。
大問4
全7問(24点)
古文。とはいっても短歌と書き下し文が計3つ。その鑑賞文がメイン。
すべて選択問題である。2019年度以前は記述問題があった。
漢文の返り点の問題あり。「牀前看月光」に正しい返り点を打ったものを選ぶ。書き下し文「牀前月光を看る」は書かれている。レ点と一二点だけなので難しくはない。
総評として、共通問題で手いっぱいなら向いていないが、共通問題で8割以上が堅いのであれば十分対策可能である。
ただし漢字は難しい。
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