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【都立理科】覚えるべき鉱物は2つだけ

[2023年4月24日 更新]
過去2010~2023年度で「鉱物を問う問題」は出されていない。
Vもぎでは頻出なのだが、都立入試では出題されていないのである。
とは言え、次回で出ない保障はない。
今回は「覚えるべき鉱物」を教える。

◆「石英」と「長石」のみ覚えよ
結論から言うと、無色鉱物の2つだけ覚えておけばいい。
これらを多く含む岩=白っぽい岩 と考えれば、Vもぎならすべて解ける。

中学校の定期テストなら、有色鉱物・無色鉱物とも覚えなければならないが、都立入試ではそこまで覚える必要はない。
教科書に載っている有色鉱物は
 ・黒雲母
 ・角閃石
 ・輝石
 ・橄欖(かんらん)石
 ・磁鉄鉱

流紋(りゅうもん)岩や花崗(かこう)岩には黒雲母が含まれているが、無色鉱物の割合のほうが大きいので白っぽい岩である。
黒雲母の""という文字に惑わされないように。
当然、出題者側は間違えさせるように問題文でリードしてくる。注意せよ。

◆おまけ 覚えるべき火成岩は3つ
都立入試においては
火山岩=安山岩と玄武岩。玄武岩の方が黒っぽい →斑状組織
深成岩=花崗岩。白っぽい。→等粒状組織
と考えていい。

日本国内でよく見られる火成岩だからだ。
Vもぎでも同様である。

◆2020年度に出た
上記の記事は2019年10月に書いたものだが、2020年度の大問1でこの問題がズバり出た。


「石英と長石が無色鉱物」と覚えていれば、有色鉱物はそれ以外と答えられる。無論、カンラン石が有色鉱物だ。
図2から斑状組織だとわかるので火山岩。よって火成岩は玄武岩だと分かる。
有色鉱物が多いというヒントだけでは答えられないが、知っておいて損はない。

2023年度にも、スケッチから花崗岩、玄武岩どちらかを選ぶ問題が出た。
「白っぽい」「黒っぽい」と問題文に書いてあり、一瞬で黒っぽい火山岩が玄武岩だと答えられる問題だった。

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