[2020年11月10日 更新]
2000年代から急激に増えてきたのが「個別指導塾」
その理由は
・子供の数が減ってきて、集団授業の収益性が悪くなってきた。
・大学生の数が増えてきたため、多くのアルバイト講師を雇うことが可能になった
・フランチャイズで素人でも経営できるようになった
といったところだろうか。
その個別指導塾の先生の多数が大学生講師だろう。
「この塾の先生は大学生なんですか」なんて聞いてくる保護者がいる。この質問の狙いは「大学生で大丈夫なんですか?」ということだろうね。
昔はこの質問に対して色々と説明をしてきたが、近ごろでは「はい、そうです」としか私は答えない。「それで何ら問題ないでしょう」という態度で答える。だって問題ないんだもの。
◆結論。問題なし
講師が大学生なのは問題ない。
ただし、その塾が十分な研修をし、塾講師としての心構えが大学生にできているかどうか。気にするのはここに尽きる。
ろくな研修もなしで、いきなり受験生の担当を任される新米大学生講師もいるようだ。私にはそんな博打はできない。
受講する生徒やその保護者にとっては、新米だろうがベテランだろうが同じカネを払っているのだからね。
もし塾に聞きたいのなら大学生かどうかではなく、
「新しく勤めることになった先生には、どんな研修をしているのですか」とか「初期研修は何時間くらいあるんですか」と聞いてみるといい。
その上で、実際に授業を担当した先生にも同じ質問を(子ども経由で)したらいい。
そこに明らかなズレがある場合は、嘘つきのヤバい塾だ。
たとえ短時間の研修でもそれが最善と考えているのなら、塾側は隠そうとしたりしないはず。はっきり「うちの塾は5時間で研修を終えられるよう、仕組みを作っています」と塾長が自信をもって言えばいい。
◆注目すべきはその塾のトップ
塾に勤め始めたばかりの大学生講師は多少の差はあれど、みなヒヨっ子だ。
もちろん他塾で講師経験があるようなケースは別。
その塾に生徒として通っていた経験があると、その塾びスタッフがどう行動していたかを見ているので慣れるのが早いという利点もある。
また「生徒として通っていて、この塾で働きたい」と思わせる塾っていいよね。
塾のトップが思いをもって行動していれば、それは末端にも伝わる。
1人1人の生徒を我が子同然に思っていれば、大学生講師に丸投げなんてできるわけがない。
そう思うのだが、世の中にはそうではない塾も存在するんだよね。
いい塾長がいるかどうかは、この記事を参考にしてほしい
<過去記事:2020年度版 いい塾の探し方>
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