昔、田舎のおもちゃ屋さん巡りをしていて見つけた、
売れ残りの 「ペンダント」と「グローブ」です。
男の子はペンダントなんかしないし、
こんな小さいグローブに手が入れられるような
幼児は、野球しません。
売れ残るべくして売れ残ったというシロモノです。
「消費者ニーズのリサーチ」とか、
「ターゲットを絞った商品開発」とか、
思いつきもしなかった昭和のおじさんたちが、
おかしなひらめきだけで作っちゃったんですね。
こっちは、骨董市で掘り出しました。
ひらめいちゃった「風鈴」。
……子供が風鈴欲しがりますか?
「わーい、セブンの風鈴だぁ!風情があっていいですなー」
そんな子なんて想像つかないでしょ?
「開発担当者は、夜風にあたって頭冷やして来なさい」
「了解しましたー」 チリ~ン。
…てなもんですよ。
これらは試作品てわけじゃないんでしょうからね、
どっさり作られて、どっさり売れたんでしょう。
日本の高度経済成長を支えたのは、優秀なモノ作りの技術ではなく、
ただ単に、むやみやたら大勢いた馬鹿な消費者達なんですね。
ま、馬鹿の買い残しを喜んで買っちゃったわけですから、
父ちゃんの馬鹿さ加減たるや……、ですけどね。
ウルトラセブンの歌 ジ・エコーズ
おまけ