週末恒例「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナー！
☆『ケイコ 目を澄ませて』 ＜シネマトゥデイ＞
岸井ゆきの主演作。生まれつき耳が聞こえないボクサーを演じているようです。監督は『きみの鳥はうたえる』などの三宅唱。
※上映館／センチュリーシネマ／中川コロナシネマワールド
☆『そばかす』 ＜シネマトゥデイ＞
メ～テレの「ノットヒロインムービーズ」第2弾。今回は三浦透子が主演。
※上映館／伏見ミリオン座
☆『アバター：ウェイ・オブ・ウォーター』 ＜シネマトゥデイ＞
説明不要ですね。約13年ぶりの続編。
この映画、上映形態がすごくたくさんあります。通常の3Dと2Dに加えて、IMAX、4DX、ドルビーシネマ、それにハイ・フレーム・レート上映（簡単に言うと1秒当たりのコマ数が多い上映方式）など。しかも、字幕版か日本語吹替版かを選ばなきゃならないので、どれにすべきか迷っている人は多いんじゃないでしょうか。当然、3Dだと追加料金もかかるわけだし。ちなみにハイ・フレーム・レート上映の追加料金は、イオン系は無料、TOHO系は100円など、劇場によって異なるそうです。
僕は奮発してIMAXで観ることにしました。ただ、メガネの上に3Dメガネをかけなきゃならないので、ちょっと億劫。
※上映館／ミッドランドスクエアシネマ／109シネマズ名古屋／イオンシネマ・ワンダー／中川コロナシネマワールド／イオンシネマ大高／イオンシネマ名古屋茶屋
◎『の方へ、流れる』 ＜シネマトゥデイ＞
唐田えりか主演作。恋愛ドラマのようです。監督は『今、僕は』などの竹馬靖具。
※上映館／名古屋シネマテーク
◎『かぐや様は告らせたい－ファーストキッスは終わらない－』 ＜シネマトゥデイ＞
TVアニメ第3期のその後を描いているようです。これ、「特別上映」と銘打っているけど、つまり第4期の序盤を映画館で上映するってこと？ だとしたら、テレビでオンエアされるのを待とうと思いますが……どうなんだろ。
※上映館／ミッドランドスクエアシネマ／109シネマズ名古屋／イオンシネマ大高
◎『Never Goin' Back／ネバー・ゴーイン・バック』 ＜シネマトゥデイ＞
またしてもA24作品。若い女性2人組の奔放な行動を描いているようです。
※上映館／伏見ミリオン座
◎『ひつじのショーン スペシャル クリスマスがやってきた！』 ＜シネマトゥデイ＞
ご存じクレイアニメーション『ひつじのショーン』の劇場版。
※上映館／ミッドランドスクエアシネマ／イオンシネマ・ワンダー／イオンシネマ名古屋茶屋
○『Dr.コトー診療所』 ＜シネマトゥデイ＞
吉岡秀隆主演の人気ドラマシリーズの劇場版。実は僕、このシリーズを一度もまともに見たことありません。
※上映館／ミッドランドスクエアシネマ／109シネマズ名古屋／イオンシネマ・ワンダー／中川コロナシネマワールド／イオンシネマ大高／イオンシネマ名古屋茶屋
●ドキュメンタリー
◎『戦場記者』 ＜シネマトゥデイ＞
世界中の戦地を取材してきた記者、須賀川拓によるドキュメンタリーだそうです。
※上映館／伏見ミリオン座
◎『たまねこ、たまびと』
※上映館／名古屋シネマテーク
『INSIDE GRAMPUS THE DEEP -未来への覚悟-』
名古屋グランパスの公式ドキュメンタリーだそうです。
※上映館／ミッドランドスクエアシネマ
『チーム・ジンバブエのソムリエたち』 ＜シネマトゥデイ＞
※上映館／名演小劇場
●リバイバル＆特集上映
青山真治監督追悼特集第2弾『 エリ・エリ・レマ・サバクタニ 』『ユリイカ/EUREKA』
※上映館／センチュリーシネマ
＜中央アジア今昔映画祭2022＞
※上映館／名古屋シネマテーク
＜香港映画祭2022＞
※上映館／シネマスコーレ
＜UNDERGROUND CINEMA FESTIVAL 2022＞
※上映館／名古屋シネマテーク
大須シネマとシアターカフェに関しては、例によって各自でチェックしてくださいませ。
大須シネマでは19日（月）から＜第二回 仙頭武則 MONJIN映画祭＞が開催されます。
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●観た映画
『THE FIRST SLAM DUNK』※オススメ
面白い！ 躍動感も臨場感も抜群で、すこぶる見応えありました。これなら大ヒットするのは当然でしょう。
ただ、ほんの1ヶ月前に原作全巻を読んだ立場からすると「アレは端折らない方が良かったんじゃない？」というエピソードがいくつかありました。その一番はラスト（なので当然、以下ネタバレ）。
ほら、花道が背中を痛めて選手生命が云々、という展開になるじゃん。で、その後にどうなったのかは映画では語られないんですが、原作のラストでは花道が療養しているシーンがあり、治ればまたバスケの世界で活躍できると記されています。この部分、映画にも入れた方が良かったんじゃない？
あと、三井がグレた経緯とか、そこから立ち直った過程とかは、映画の方じゃほとんど伝わらないんじゃない？ まあ、リョータに焦点を当てた分、他の人物に関して描写が少なくなるのは仕方ないでしょうが。
もしかしたら、原作を読まずに映画だけ観たら、もっと素直に感動できたかも。でもまあ、いずれにしても、すごく質の高いアニメーション映画であることは変わりません。井上雄彦、お見事。
『夜、鳥たちが啼く』※オススメ
またしても城定秀夫監督作。『愛なのに』『女子高生に殺されたい』『ビリーバーズ』に続いて今年4本目です。しかも来年1月には『恋のいばら』、2月には『銀平町シネマブルース』が公開と、すさまじいペースで作ってます。
この『夜、鳥たちが啼く』は、1990年に自ら命を絶った佐藤泰志の小説の映画化。佐藤さんの作品が映画化されるのは実に6本目？ しかも『海炭市叙景』『そこのみにて光輝く』『オーバー・フェンス』『きみの鳥はうたえる』『草の響き』と、これまでの作品はどれも秀作ばかりです。
しかし、演出の切れ味という点では、今回の城定作品がベストかも。思わず目を見開いてしまうような鮮烈なショットがいくつかあり、その鮮烈さに驚きました。城定監督、絶好調です。
ただ……、これは苦言というわけではないんですが、こういう「文学者の苦悩」を描いた作品には少々食傷気味だったりします。できれば、もっと別の題材で城定監督の妙技を見せてほしい気がしました。
『あのこと』※オススメ
まだ人工中絶が違法だった時代のフランスが舞台の物語。望まぬ妊娠をしてしまった女子大生が何とか中絶しようとして苦闘する、という展開です。ドキュメンタリーのような生々しさがあって、ところどころ「痛い痛い！」と叫びたくなるようなシーンもありました。
これを「でも過去の話でしょ」と言えないのは、今の世の中、再び中絶の権利を奪うような流れがアメリカを中心に起こりつつあるから。若い女性はもちろん、男たちも観ておくべき。
●読んだ本
『退廃姉妹』島田雅彦
『本性』黒木渚
●お気に入りor気になるMUSIC
tricot『不出来』
CAPSULE『メトロパルス』
木村カエラ『MAGNETIC』
Aimer『Deep Down』
三浦透子『点描』
Niziu『Blue Moon』（EP）
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吉田拓郎のオールナイトニッポンGOLD、いよいよ今夜の放送が最終回です。お聴き逃しなく！
https://www.allnightnippon.com/ty/
僕はいつもラジコで聴いてたんですが、聴こうとしたら聴取期間が終わっていたことが何度かありました。なんか最近、期間が短くなってない？ 気のせいかな。
考えてみれば中学生時代、つまり50年近く前にも、真夜中に拓郎のオールナイトニッポンを聴こうとしたけど寝てしまった、ってことが何度もありました。半世紀近くを経ても成長していない自分に愕然とします。
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スーパーで買い物をすると、いろんなものが値上がりしていることを実感します。ほら、いつも購入しているものって、いちいち値段を確認したりすることなくカゴに入れるでしょ？ で、レジの段階で、表示される値段を見て「えっ」と思うわけです。
もちろん、ひとつひとつの値上げ幅はさほど大きくありません。半年前には19円とか21円だった焼きそばが25円だったりしても、特段のダメージはないわけです。でも、それぞれみんな1～2割ほど値上がりしていると、トータルすれば結構な額になるでしょ？ 倹約しなきゃ。
防衛費のために増税、という暴論には唖然。これ、ついつい「そんなことで税金を取られてたまるか」という感情論になりがちですが、そもそも防衛費を増額してアメリカから兵器を買う、ということが大問題。軍備を増強させれば安全性が増すというのは机上の空論であって、現実的には他の国々が日本に対する警戒心を強めるだけでしょ。
世の中……いや、この国はどうなっていくんだろ。年の瀬に、つくづく日本がイヤになります。
さっきニュースサイトを見ていたら、御厨さと美が亡くなったという記事が載っていました。数分後、再びニュースサイトを見たら、聖悠紀の訃報。お二方とも僕が十代の頃に好きだったマンガ家です。長いこと読んでいなくて、すみませんでした。合掌。
