少年トッパ

<2021年5月27日・28日・29日・6月1日公開作> 『HOKUSAI』など

大方の予想通り、愛知県でも緊急事態宣言の延長が決定しました。映画どころじゃない、とお思いの方もおられるでしょうが、今週も週末恒例「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナーを。
それにしても、土日に休業する映画館が多い割には公開本数が多いですね。

『HOKUSAI』 <シネマトゥデイ>
葛飾北斎の謎多き生涯を描いた伝記ドラマ。若い頃を柳楽優弥、晩年を田中泯が演じているそうです。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ伏見ミリオン座イオンシネマ・ワンダー中川コロナシネマワールドイオンシネマ大高イオンシネマ名古屋茶屋

『明日の食卓』 <シネマトゥデイ>
菅野美穂、高畑充希、尾野真千子の3人が主演という豪華なキャスティング。でも、かなり重い話のようです。
※上映館/伏見ミリオン座イオンシネマ・ワンダーイオンシネマ名古屋茶屋

『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』6/1(火)~ <シネマトゥデイ>
劇場版第2弾。このシリーズ、けっこう好きです。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマイオンシネマ・ワンダー中川コロナシネマワールドイオンシネマ大高

『女たち』6/1(火)~ <シネマトゥデイ>
※上映館/伏見ミリオン座

『クルエラ』 <シネマトゥデイ>
ディズニーアニメ『101匹わんちゃん』に登場する悪役クルエラの誕生秘話だそうです。主演はエマ・ストーン。
以前だったらこういう作品は全シネコンで上映されたでしょうが、『ムーラン』や『ソウルフル・ワールド』の件ですっかりディズニーと大手シネコンの仲が険悪になったようで、『ラーヤと龍の王国』に続いて『クルエラ』もTOHOシネマズや109シネマズなどでは上映されません。そうなって実害を被るのは、観たかった作品を観られない映画ファン。そこんとこ、関係者一同はしっかりと考えるべき。
※上映館/イオンシネマ・ワンダー中川コロナシネマワールドイオンシネマ大高イオンシネマ名古屋茶屋

『名も無い日』 <シネマトゥデイ>
名古屋が舞台の人間ドラマってことで、全国公開は6月11日ですが東海地方では先行公開されます。主演は永瀬正敏。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ名演小劇場中川コロナシネマワールド

『アメリカン・ユートピア』 <シネマトゥデイ>
デヴィッド・バーンによるアルバム『アメリカン・ユートピア』が原案の舞台の映画化だそうです。監督はスパイク・リー。
※上映館/伏見ミリオン座

『グンダーマン 優しき裏切り者の歌』 <シネマトゥデイ>
※上映館/名古屋シネマテーク

『クー!キン・ザ・ザ』 <シネマトゥデイ>
なんと『不思議惑星キン・ザ・ザ』のアニメ化作品だそうです。
※上映館/シネマスコーレ

『5月の花嫁学校』 <シネマトゥデイ>
ジュリエット・ビノシュ主演作。
※上映館/名演小劇場

『アオラレ』 <シネマトゥデイ>
あおり運転の恐怖を描いた作品のようです。主演はラッセル・クロウ。
『アオラレ』ってのはもちろん邦題で、原題は『UNHINGED』。「気違いの」「マッドな」「頭が変な」「気が変な」といった意味だそうです。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ109シネマズ名古屋イオンシネマ・ワンダー中川コロナシネマワールドイオンシネマ大高イオンシネマ名古屋茶屋

『ハチとパルマの物語』 <シネマトゥデイ>
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ

『海辺の家族たち』 <シネマトゥデイ>
※上映館/伏見ミリオン座

『ローズメイカー 奇跡のバラ』 <シネマトゥデイ>
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ

●ドキュメンタリー

『アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン』 <シネマトゥデイ>
1972年にアレサ・フランクリンが行ったコンサートの記録映像だそうです。
※上映館/センチュリーシネマ

●特集上映

<『みぽりん』リベンジ上映&松本大樹監督特集>
『みぽりん』『コケシ・セレナーデ』『はるかのとびら』『アナ・ザ・ワールド』
※上映館/シネマスコーレ

<ヤコペッティ特集in世紀末映画祭11>
『世界残酷物語』『続・世界残酷物語』『さらばアフリカ』
※上映館/シネマスコーレ

ミッドランドスクエアシネマ、この土日は休業するそうです。センチュリーシネマとイオンシネマ3館(ワンダー、大高、名古屋茶屋)も前週に続いて土日は休み。
名古屋市近郊のミッドランドシネマ名古屋空港、ユナイテッドシネマ稲沢、TOHOシネマズ赤池、MOVIX三好も土日休業になるようです。
映画館に行かれる方々は、くれぐれも事前にホームページなどでチェックすべし。

*     *     *     *     *

●観た映画

『茜色に焼かれる』※超オススメ!
今の時代の空気感が生々しく伝わってくる力作。コロナ禍の現状を盛り込んだ映画やドラマはすでにいくつも作られていますが、これほど現実的な描写は初めてのような気がします。
それだけでなく、現代の格差社会のがいかに残酷なものであるのかも鮮烈に描かれており、いたたまれなさに何度も胸が痛くなりました。目を背けてはいけない現実を鋭く切り取った傑作。2021年の日本映画を代表する作品であり、2021年を象徴する作品だと思います。
数十年後にこの映画を観た人が「ああ、この頃の世の中は、こんなにひどかったんだ」と思うことを願っています。間違っても「この頃は今よりマシだったんだ」なんてことになりませんように!

『地獄の花園』※まずまずオススメ
こちらは実に他愛ない作品。のほほんと生きていそうなOLたちが実は熾烈な闘いを繰り広げられている、という絵空事を描いているわけですが、そうは言っても公道のど真ん中で堂々と乱闘を繰り広げたりしているわけで、作品内での世界観にどうも説得力がありません。
まあ、そんな風にツッコミを入れるのは野暮かな。女優さんたちが啖呵を切ったり回し蹴りしたりするさまは抜群に愉快なので、そういうのが大好きな方々(僕を含む)なら大いに観る価値があります。

●読んだ本
『透明人間は密室に潜む』阿津川辰海
『花粉症と人類』小塩海平

*     *     *     *     *

深田恭子の活動休止には驚きました。『下妻物語』を観て以来ずっと大好きで、『ルパンの娘』も欠かさず見ていました。まあ、未見の作品もありますが。
どんなことがあったのかまったく分かりませんが、ゆっくり休んで元気になってほしいと思っています。

記者会見を拒否するという大坂なおみの発言と姿勢、立派だと思います。古くからの慣習や決まり事でも自分が不信感を持ったら拒否していいんだ、という前例を作ってくれたことに感謝する人たちが今後たくさん現れるんじゃないかな。

今週もどうでもいい話を何か書こうと思ってたんですが、ちょっと時間がなくなってしまいました。すんません。眠いので、もう寝ます。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「 新作映画公開情報@名古屋」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事