＜10年7月17日公開作＞ 『私の優しくない先輩』など

　週末恒例、「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナー！
　「☆＝絶対に観る！」「◎＝できれば観たい！」です。あとは優先順位が高い順に並べますが、途中からはテキトーです。

☆『私の優しくない先輩』（日本）102分
　憧れの先輩に告白できない女子高生が、嫌いな先輩と協力してアタックする姿を描くラブ・コメディ……らしい。主演は川島海荷と金田哲（はんにゃ）。予告編の印象では、なかなか楽しそう。
※上映館／伏見ミリオン座

◎『シュアリー・サムデイ』（日本）122分
　小栗旬の初監督作。高校生同士の絆を描く青春群像劇……らしい。主演は小出恵介。
※上映館／ミッドランド スクエア シネマ／中川コロナシネマワールド／TOHOシネマズ名古屋ベイシティ／ワーナー・マイカル・シネマズ大高

◎『トロッコ』（日本）116分
　台湾を舞台に、幼い兄弟の冒険と家族の絆を描く人間ドラマ……らしい。芥川龍之介の短編小説『トロッコ』をヒントに作られたそうです。主演は『真幸くあらば』で好演していた尾野真千子。
※上映館／名古屋シネマテーク

◎『借りぐらしのアリエッティ』（日本）94分
　ご存じ、ジブリの新作。今回は、小人の少女と人間の少年との心の交流を描く感動作だそうです。企画・脚本は宮崎駿。監督は、これが長編1作目となる米林宏昌。
※上映館／ミッドランド スクエア シネマ／109シネマズ名古屋／イオンシネマ・ワンダー／中川コロナシネマワールド／TOHOシネマズ名古屋ベイシティ／ワーナー・マイカル・シネマズ大高

◎『パリ20区、僕たちのクラス』（フランス）128分
　パリにある中学校を舞台に、出身国も生い立ちも様々な24人の生徒たちと国語教師の１年間を描く人間ドラマ……らしい。カンヌ国際映画祭最高賞受賞作。
※上映館／名演小劇場

『彼とわたしの漂流日記』（韓国）116分
　人生に行き詰ったサラリーマンと引きこもり女性の出会いを描くラブ・ストーリー……らしい。予告編の印象では、なかなか面白そう。
※上映館／シルバー劇場

『レフェリー 知られざるサッカーの舞台裏』（ベルギー）77分
　サッカーの試合を陰で支えるレフェリーにスポットを当てたドキュメンタリー……らしい。
※上映館／名古屋シネマテーク

『エアベンダー』（アメリカ）124分
　M・ナイト・シャマラン監督の新作。人気アニメを実写化したファンタジーだそうですが、予告編を限りトホホっぽい感じですが……ま、決めつけちゃダメですね。
※上映館／109シネマズ名古屋／イオンシネマ・ワンダー／中川コロナシネマワールド／TOHOシネマズ名古屋ベイシティ／ワーナー・マイカル・シネマズ大高

『ウクレレ PAITITI THE MOVIE』
　洞口依子が参加するウクレレユニットのライブ映像などを収めた音楽ドキュメンタリー……らしい。
※上映館／シネマスコーレ

『4匹の蠅』
　1971年製作。恐怖の帝王、ダリオ・アルジェント監督の幻の傑作だそうです。怖そう。
※上映館／シネマスコーレ

『去年マリエンバートで』
　こちらは1961年の作品。いわゆる「アート映画」の代表です。わけわかんねー、と言われる映画の代表でもありますね。って、こんなこと書いたら真面目な映画ファンにボコられるじゃん！
※上映館／シネマスコーレ

　あと、土日祝の3日間、『インセプション』先行公開もありますね。『ダークナイト』が絶賛されたクリストファー・ノーラン監督の新作です。これは観なきゃね。

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　『ハングオーバー！　消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』を観ました。アクと押しの強いお下劣コメディ、もしくはパロディ満載の脱力系コメディかと思いきや、極めて正統派のシチュエーション・コメディじゃん。その分、ちょっと肩すかしを食らった気にもなったけど、なかなか楽しめました。正直言って、面白さとしてはイマイチの部分もあるんですが、映画好きならば観ておく価値があると思います。少なくとも、こういうレベルの作品を劇場未公開のままソフト化しようとしちゃアカンて。

　3億円事件を題材にした『ロストクライム　閃光』も観ました。なんとも懐かしいというか、古めかしい雰囲気の作品。ところどころに濡れ場が入る、というサービス精神も含めて、70年代か80年代の映画を観ている気分になっちゃいました。
　警察の膿、強大な組織の恐ろしさはしっかり描かれていて、救いのなさ（＝後味の悪さ）には潔さを感じました。惜しいのは、主演の渡辺大にさっぱり魅力が感じられないこと（過去の作品では好演しているものもあったけど）。その代わりと言っちゃナンですが、恋人役の川村ゆきえは、出番こそ少ないもののかなりの好演！　もっと世間で注目されていいんじゃないかと思います。

　『宇宙ショーへようこそ』も観ました。5人の小学生たちのひと夏の冒険を描いたアニメ。その冒険のスケールがハンパじゃなくデカく、圧倒されつつも愉快な気分になりました。子供と一緒に観るには最適じゃないかと思います。というか、これももっと世間で話題になっていい映画なんじゃない？