少年トッパ

『その男、保釈金三億円也。』読了。

 宮崎学氏の『その男、保釈金三億円也。』を読み終えた。紋切り型の描写や言い回しが多すぎるなど小説としての完成度は高くないが、描かれている「事実」には唖然とするばかりだ。実際に罪を犯しているかどうかは別にして、いったん警察が「コイツは犯罪者」と睨めば、それはもうほとんどの場合、覆せないのである。ああ、恐ろしい。
 ただ、監修を担当した田中森一氏(現在は獄中とのこと)が書いている通り、この本の主役である浅岡という人物が「限りなく黒に近いグレー」のように感じられるのも事実だ。リフォーム事業での詐欺は行っていないとしても他に何か……って、あんまり勘ぐらない方がいい? まあ、僕みたいなチンケな小市民とは住む世界が違うのは確実ですね。
 田中森一氏のことももっと知りたくなったので、自伝らしき『反転』も読んでみよっと。でも、先に『満州国演義4 炎の回廊』を読むべきかな。うーん、迷う。
 あと、宮崎学氏の『警察の闇 愛知県警の罪』も読みたくなったけど、三省堂でもアマゾンでも品切れ。どっかに置いてないかなぁ。

コメント一覧

トッパ
aichinlpoliceさん、いらっしゃいませ。さっそくブ
ログを拝見させていただいたら、いきなり宮崎学先
生の顔をコラージュした画像が出てきてビックリし
ました(笑)。
ちょくちょく覗き見させていただきますね。ご案
内、ありがとうございました!
aichinlpolice
http://blogs.yahoo.co.jp/aichilpolice
『その男、保釈金三億円也。』読了。とのことで、勝手ながら自己紹介させていただきます。
『愛知県・悪徳リフォーム詐欺・保釈金三億円事件の真相』というブログで様々な情報公開をしておりますので、よろしければお立ち寄り下さい。
『警察の闇 愛知県警の罪』も少しずつなら立ち読みして頂きます。
それでは!
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