少年トッパ

<2013年6月8日公開作> 『ローマでアモーレ』など

 週末恒例、「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナー! ☆・◎・○・無印の順で……以下略。

『ローマでアモーレ』(アメリカ/イタリア/スペイン)111分
 ウディ・アレンの新作。ローマを舞台に様々な男女の恋愛模様を描いたラブコメディ……らしい。ロンドン、パリに続いて(日本での公開順は逆でしたが)今度はローマですか。何はともあれ観なきゃね。
※上映館/伏見ミリオン座

『箱入り息子の恋』(日本)117分
 親同士の代理見合いをきっかけに恋に目覚めた男の姿を描くラブストーリー……らしい。主演は、ミュージシャンとしても役者としても大活躍中の星野源。ヒロインは夏帆。
※上映館/センチュリーシネマ

『ハナ 奇跡の46日間』(韓国)127分
 1991年に開催された世界卓球選手権大会に出場した韓国と北朝鮮の南北統一チームをめぐる実話の映画化、だそうです。主演はペ・ドゥナとハ・ジウォン。
※上映館/シネマスコーレ

『G.I.ジョー バック2リベンジ』(アメリカ)111分
 シリーズ第2弾。チャニング・テイタムやイ・ビョンホンに加え、今回はブルース・ウィリスも出てるそうです。予告編の印象では、やたらめったらド派手そう。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ109シネマズ名古屋イオンシネマ・ワンダー中川コロナシネマワールドTOHOシネマズ名古屋ベイシティワーナー・マイカル・シネマズ大高

『エンド・オブ・ホワイトハウス』(アメリカ)120分
 ホワイトハウスを占拠するテロリストたちを相手に、元シークレットサービスの男がテロリストと対決するさまを描いたアクション……らしい。主演はジェラルド・バトラー。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマTOHOシネマズ名古屋ベイシティワーナー・マイカル・シネマズ大高

『ハル』(日本)50分
 事故で最愛の人を亡くしたヒロインとロボットの交流をアニメーションで描いたラブストーリー……らしい。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ

『奇跡のリンゴ』(日本)129分
 りんごの無農薬栽培に挑んだ男の苦難の道のりを描いた感動作……らしい。実話に基づいているそうです。主演は阿部サダヲと菅野美穂、監督は中村義洋。
※上映館/ピカデリー109シネマズ名古屋イオンシネマ・ワンダー中川コロナシネマワールドTOHOシネマズ名古屋ベイシティワーナー・マイカル・シネマズ大高

『闇の帝王DON ベルリン強奪作戦』(インド)148分
 ボリウッド映画。アジアの裏社会を支配する男が主人公のアクションものだそうです。
※上映館/シネマスコーレ

『セレステ∞ジェシー』(アメリカ)92分
 クインシー・ジョーンズの娘、ラシダ・ジョーンズの脚本&主演作。ホロリと泣ける大人のラブストーリー、だそうです。
※上映館/伏見ミリオン座

『建築学概論』(韓国)117分
 韓国で大ブームになった恋愛ドラマだそうです。
※上映館/名古屋シネマテーク

『極道の妻たち Neo』(日本)91分
 人気シリーズ16作目。今回は黒谷友香が主演で、原田夏希と火花を散らすそうです。ちょい気になります。
※上映館/109シネマズ名古屋

『コレクター』(アメリカ)104分
 実在の殺人鬼による猟奇的な殺人事件を題材にしたサイコ・スリラー……らしい。主演はジョン・キューザック。
 ちなみに「ジョン・キューザック スペシャル」ってことで、引き続き『殺しのナンバー』という作品が上映されるそうです。
※上映館/109シネマズ名古屋

『フッテージ』(アメリカ)110分
 のろいにまつわる恐怖体験を描いたホラー……らしい。主演はイーサン・ホーク。
※上映館/109シネマズ名古屋

『フェニックス 約束の歌』(韓国)99分
 人気バンドFTISLANDのイ・ホンギ主演作、だそうです。
※上映館/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ

『ザ・スター 美空ひばり 大人の音楽祭』(日本)108分
 テレビ番組「ザ・スター」に出演した美空ひばりの映像を編集してた作品だそうです。
※上映館/109シネマズ名古屋

『アントン・コービン 伝説のロック・フォトグラファーの光と影』(オランダ/ドイツ/イタリア/イギリス/スウェーデン)84分
 ロック・フォトグラファーとして知られるアントン・コービンを4年間かけて追ったドキュメンタリー……らしい。
※上映館/名古屋シネマテーク

『ガレキとラジオ』(日本)75分
 宮城県南三陸町に生まれた素人ラジオ局「FMみなさん」を題材にしたドキュメンタリー……らしい。
2000年に仙台で結成されて以来人気を博すバンド、MONKEY MAJIKが主題歌を提供している。
※上映館/名古屋シネマテーク

<フレンチ・フィーメイル・ニューウェーブ>
 フランスの女性映画監督の作品の特集上映。『グッバイ・ファーストラブ』『スカイラブ』『ベルヴィル・トーキョー』の3本。『スカイラブ』の監督はジュリー・デルピーだそうです。
※上映館/名古屋シネマテーク

『エイリアン ディレクターズ・カット版』
 1週間のみの特別上映。引き続き『エイリアン2 完全版』も上映されます。
※上映館/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ

 9日(日)、黒沢清監督と佐藤健が『リアル 完全なる首長竜の日』の舞台挨拶を109シネマズ名古屋、TOHOシネマズ名古屋ベイシティ、ワーナー・マイカル・シネマズ大高で行うそうです。3館をハシゴするとはアッパレ。しかも計5回だって。ただ、イオンシネマを飛ばすとは……。
https://ssl.toho-movie.com/senden/hit/real_nagoya/

*     *     *     *     *

 この1週間で観た映画は2本。簡潔に感想を。

●はじまりのみち

 若き日の木下恵介監督を描いた作品。戦争が長引き、空襲を避けるために母親をリヤカーに乗せて山奥へと運ぶ姿が描かれます。木下恵介を演じるのは加瀬亮で、母親役は田中裕子。泥で汚れてしまった田中裕子の顔を加瀬亮が拭き、メイクアップアーティストのような手つきで髪を整える仕草が実に鮮やかでした。その時の田中裕子の表情が、これまた見事。崇高さと優美さを感じさせました。
 映画全体としては、ちょっとバランスが良くないと思える箇所も多いです。というか、途中で木下恵介作品がいくつか挿入されるんですが、それが長すぎ。もちろん木下監督への敬意からでしょうが、もうちょい短い方が……まあ、いいか。一見の価値は大いにある作品です。

●俺俺

 衝動的に「オレオレ詐欺」に手を染めた青年が主人公の不条理劇。いや、原作は不条理劇だったと思うんですが、映画の方は安っぽいサスペンスのような体裁になっていました。三木聡監督らしいギャグも随所にはさみこまれているんですが、ほとんどが不発。
 主演の亀梨は好演しているんですが、彼がカッコよすぎること自体に問題があったような気がします。冴えない青年のはずなのに、背はスラッと高いし顔立ちも整ってるし、喋り方も明朗だもん。しかも周囲の連中ともそれなりに楽しくやってるようなので、鬱屈した雰囲気がまったく伝わってきません。だから「同じ顔をして同じ価値観を持った仲間に出会えた喜び」が全然伝わってこないのよ。これがこの映画の最大の設計ミスじゃないかな。とはいえ、亀梨の好演、それに加瀬亮の怪演のおかげで、それなりに楽しく観ることができました。
 ちなみに僕、この映画に加瀬亮が出ていることを知りませんでした。で、『はじまりのみち』を観た1時間後に観たので思わず「またお前か!」と叫びそうになりました。しかも、さっきまでの誇り高い雰囲気は全然消えてて、すげえイヤなヤツだもん。あ、でもキアロスタミ監督の『ライク・サムワン・イン・ラブ 』では、もっととんでもない役を演じてましたね。あれは思い出すだけで怖ろしいです。くわばらくわばら。

 読んだ本は2冊。ちょっと時間がなくなってきたので、感想はまたそのうち時間があれば。

●舟を編む/三浦しおん

 基本的には映画と同じ内容。キャラクターもほぼ一緒です。なので、映画で奇異に感じたシーンのことが、ますます気になってきました。えっと、以下は映画を観た方のみお読みください。
 ほら、最初のあたりでマジメ君が下宿の大家さんに晩ご飯に誘われる場面があったでしょ? そこで大家のおばさんが出す料理が、ほぼ全部「スーパーで買ってきた出来あいの品」だったじゃん。それが僕にはものすごく不自然に思えたわけです。もしかしたら目か身体が不自由なので料理ができないのかと思ったけど、そうでもなさそうだし。それとも料理が嫌いなのか、と思ったりもしました。
 ところが原作を読むと、同じ場面でおばさんはコロッケ以外、すべて手づくりの料理をマジメ君に食べさせているのよ。マジメ君も喜んで食べてるのよ。なのに何故、映画ではわざわざ「手づくり」という設定をやめて「出来合い」にしちゃったの? ものすごく不可解です。「○○○になります」を完全スルーした件も含めて、やっぱり映画版は隅々まで丁寧に作られているとは言い難い作品であると改めて感じました。
 で、小説版なんですが、こちらは文句なしの秀作。ユーモア精神も旺盛で、さすが売れっ子作家、と感心しました。

●70年代ノート 時代と音楽、あの頃の僕ら/田家秀樹

 60年代終盤の「学生運動の終焉」からフォークの隆盛、ニューミュージックの誕生などを様々なミュージシャンや裏方の発言を交えながら綴った本。ちょうど自分が10代だった頃の出来事ばかりなので、とても懐かしく、ちょっとほろ苦い気持ちで読みました。

 先週金曜、チャラン・ポ・ランタンのインストアライブに行ってきました。場所は近鉄パッセのタワーレコード。開始30分前頃に行った時には待ってる人はまばらでしたが、始まってからうしろを見るとかなりたくさんの人が集まっていました。
 当然ながら無料ライブだったわけですが、なんと50分近くも演奏する、という太っ腹ぶり。4月に出た『ふたえの螺旋』に入っている曲はもちろん、新曲やカバー曲も披露するというサービス精神旺盛なライブでした。
 で、その時の様子が彼女たちのブログに載っているんですが……オレも写ってるじゃん。恥ずかし~。
http://ameblo.jp/suttokodokkoi-blog/entry-11545346120.html






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コメント一覧

トッパ
見つかっちゃいましたか。恥ずかし~。でもまあ、言わなきゃ誰にも気付かれなかったと思いますが(笑)。
SKD
トッパさん見つけましたよ~。
恥かしがるほど大写しでもないけど、写ってラッキー♪でしたね(^o^)
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