少年トッパ

『ウォッチメン』読了。

 やっとこさ『ウォッチメン』を読み終えた。思ったのは、ビックリするほど映画が原作に忠実、ってこと。なので、読んでいて既視感に囚われて仕方なかった。もうちょっと時間が経ってから(つまり内容を忘れかけた頃に)読んだ方が良かったかも。まあ、これは映画を観てから原作を読む時に、いつも思うことだけど。

 作品そのものの奥深さやディテールの細かさにも驚嘆したが、巻末に載っている資料を読んでまた仰天。原作者(アラン・ムーア)から作画者(デイブ・ギボンズ)への指示の一部が載っているんだけど、それがまた半端じゃないほど詳細なのだ。このコミックでの1コマは76ミリ×49ミリ。その1コマのために、ざっと数えて1000〜1500文字ほどの指示や提案が記されているのよ。って書いても分かりづらいから、画像でお見せしましょう。




 丸々2ページが費やされている文章は、コミック1ページ分への指示ではなく、最初の3コマだけに関するものなのよ。スゴいでしょ。

 ただ、一部の原作ファンによると「映画は健闘しているけど、原作の深遠さには及ばない」とのことらしいけど、映画の方を先に観てしまった僕としては、むしろ映画の方が完成度が高くなっているような気がした。もちろん、先に原作を読んでいたとしたら、また違う感想を抱くかもしれないけど。
 ああ、もう一度観たくなってきた。でも、もう上映終了しちゃったんだよなぁ。残念。

※映画の方の感想はこちら→http://gold.ap.teacup.com/toppa/1379.html
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