少年トッパ

<2023年4月21日・22日公開作> 『ヴィレッジ』『レッド・ロケット』など

週末恒例、名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ!

『ヴィレッジ』 <シネマトゥデイ>
『新聞記者』『ヤクザと家族』などの藤井道人の新作。ある集落を舞台に社会の闇を描いたサスペンス、だそうです。主演は横浜流星。黒木華も出演。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ109シネマズ名古屋イオンシネマ・ワンダーイオンシネマ大高イオンシネマ名古屋茶屋

『レッド・ロケット』 <シネマトゥデイ>
落ちぶれて帰郷した元ポルノ男優が主人公のヒューマンドラマだそうです。監督は『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』のショーン・ベイカー。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ

『マネーボーイズ』 <シネマトゥデイ>
同性愛者の男性たちを取り巻く世界を描いたヒューマンドラマだそうです。
※上映館/センチュリーシネマ

『小さき麦の花』 <シネマトゥデイ>
中国映画。一組の夫婦の物語のようです。
※上映館/伏見ミリオン座

『午前4時にパリの夜は明ける』 <シネマトゥデイ>
シャルロット・ゲンズブール主演作。1980年のパリが舞台のヒューマンドラマだそうです。
※上映館/伏見ミリオン座

『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』 <シネマトゥデイ>
北村匠海主演のヒット作の続編の前編。今回もケンカしまくりのようで、そういうのが苦手な自分はパスしようと思っています。しかし、今田美桜が出ているので……うーん。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ109シネマズ名古屋イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールドイオンシネマ大高イオンシネマ名古屋茶屋

『「16」と10年。遠く』 <シネマトゥデイ>
幼なじみの男女の喪失と再生を描いたヒューマンドラマだそうです。
※上映館/シネマスコーレ

『俺を早く死刑にしろ!』 <シネマトゥデイ>
死刑になるために殺人を犯した男と、彼を救おうとする教誨師の模様を描いた人間ドラマだそうです。
※上映館/シネマスコーレ

『妖獣奇譚 ニンジャVSシャーク』 <シネマトゥデイ>
江戸時代を舞台に、巨大なサメ退治に挑む用心棒を描いたアクションだそうです。監督は数多くの特撮モノを手掛けてきた坂本浩一。
※上映館/イオンシネマ名古屋茶屋/シネマスコーレ(29日~)

『ゲネプロ★7』 <シネマトゥデイ>
人気劇団の制作発表からゲネプロ(最終リハーサル)までの13日間を描いたミステリーだそうです。監督は堤幸彦。
※上映館/109シネマズ名古屋

『べネシアフレニア』 <シネマトゥデイ>
ベネチアが舞台のホラーだそうです。監督は『気狂いピエロの決闘』などのアレックス・デ・ラ・イグレシア。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ

○『ヒットマン・ロイヤー』 <シネマトゥデイ>
弁護士と人斬りの二つの顔を持つ男を描いたドラマだそうです。監督は『アストラル・アブノーマル鈴木さん』や『辻占恋慕』などの大野大輔。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ

●ドキュメンタリー

『うつろいの時をまとう』 <シネマトゥデイ>
※上映館/名古屋シネマテーク

●リバイバル&特集上映(一部のみ)

<永遠女優 1960~70年代編>
※上映館/シネマスコーレ

<シャンタル・アケルマン映画祭>
※上映館/名古屋シネマテーク

シネマスコーレでは『銀平町シネマブルース』を上映。日曜には城定秀夫&いまおかしんじの舞台挨拶も行われるそうです。

伏見ミリオン座では『BLUE GIANT』を大音響重低音上映。上映中の拍手もOKだそうです。

ミッドランドスクエアシネマではウェス・アンダーソンの『ムーンライズ・キングダム』が公開10周年記念でリバイバル上映。最近、こういう公開何十周年記念上映みたいなのが増えていますね。

大須シネマ三越映画劇場シアターカフェに関しては、各自でチェックしてくださいませ。

*     *     *

●観た映画

『search/#サーチ2』※オススメ
1作目に続いて今回も見事な筋運び。最近の流行り言葉を使うと「伏線回収の手際が良い」ってことになりますね。最後の最後まで楽しませてくれるサスペンスでした。
ただ……これを言うのは野暮でしょうが、1作目では「パソコン画面の中だけで物語が展開する」という手法が斬新で実際それが成功していたわけですが、この2作目では、その手法がけっこう邪魔、というか不自然に感じられる箇所がいくつかありました。これなら普通の映画にした方が良かったんじゃない、という感じ。しかし、そうすれば企画そのものが成り立たないわけなので、いやはやシリーズものというのは厄介ですね。
ともあれ、すごく工夫が凝らされた見事な作品なので、ぜひぜひご覧くださいませ。かなり情報量が多いので、もしかしたら吹替版で観た方が良いのかも。僕は字幕版で観ました。

『わたしの見ている世界が全て』※オススメ
どうにも共感しづらく、なおかつ実際そばにいたらイヤだと思えるタイプの女性が主人公。にもかかわらず、すごく楽しめました。語り口が巧みだし、俳優陣の演技も的確。というか、知らない俳優が多かったこともあって、演じているというよりも、その役柄通りの人をキャスティングしたようにも思えました。まあ、実際には違うのでしょうが。
設定はシンプル。親が亡くなって、家業を引き継ぐか否か、遺された不動産を売り払うか否か、で揉める話です。こういう話、実際にあちこちで起きているんだろうなぁ、と思いながら見ていました。
主人公である次女は「家業を畳んで家も土地も売り払って、その金で事業を始める」と意気込んでいるわけですが、そうそう自分の思い通りに物事が進むはずもなく……という展開。ものすごく身勝手で自己中心的ではありますが、その勢いにはむしろ清々しいものも感じました。演じる森田想は、まさにハマリ役。間違いなく彼女の代表作になると思います。

『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』※観る価値あり
大学のぬいぐるみサークルに集う面々の物語。このサークルでは、ぬいぐるみを作るのではなく、自分のお気に入りのぬいぐるみに向かって自分の気持ちを吐露するのが基本的な活動です。メンバーそれぞれが独り言のように言葉を吐いているわけですが、それを他の者が聞くのは厳禁。なので、みんなイヤホンをしてぬいぐるみと会話、というか、一人語りをしています。
つまりは、ものすごく優しい者たちの集まりなわけで、ハラスメントが横行する社会の中ではこういう場は確かに必要だろう……とは思うものの、「そんなに繊細で大丈夫?」と思ってしまったのも事実。人を傷つけるのも人に傷つけられるのもイヤ、とは僕も常日頃から思っていますが、人と接する以上、どこかで気分を害したり害されたりすることは起こり得るし、それがイヤだから人の交流を断つ、というわけにもいかないし。
もちろん、この映画の作り手たちもそれは当然承知していて、心優しいけど恋愛感情を持ったことがない主人公は冒頭で、勇気を出して告白してきた女子を、傷つけないように気遣いしながらもあっさりと振ってしまいます。社会の中で生きている限り、誰も傷つけずにいるのは無理だもんね。とはいえ、できる限り人に優しく生きたいものです。って、映画の感想とはズレてしまいましたが、こんな風にいろいろと考えるきっかけを作ってくれる問題提起型の良作だったと思います。

●読んだ本

『千代田区一番一号のラビリンス』森達也

●お気に入りor気になるMUSIC

なかの綾とブレーメン『にまいめ』
なんと『おそうじオバチャン』をカバー。痛快な歌いっぷりです。

カネヨリマサル『グッドバイ』『タンブラー』(シングル)

杏沙子『瞬間冷凍ラブ』(シングル)

●テレビの新番組の感想あれこれ

橋本環奈&山田涼介主演の『王様に捧ぐ薬指』を見ました。いやぁ、面白い。見た目は抜群だけど性格に難がある者同士の偽装結婚、というのはよくあるパターンですが、テンポが良いので大いに楽しめました。
そして、今夜からいよいよ『波よ聞いてくれ』が始まりますね。原作のマンガが大好きなので、すごく楽しみにしていました。主演が小芝風花なので、きっと面白いはず。

コメント一覧

トッパ
ごむながっち、まいど~。

今田美桜ちゃん、可愛いっすよねぇ。『ラストマン』でも好演してますね。
東リベは明日観る予定です!
ごむなが
今田美桜ちゃん...えへへ
あっ、こんばんは!
東リベ見ました。喧嘩シーンもそれほど多くはなかった気がします。原作あるのでなんですが後編のおとしまえが楽しみになりました。ぜひ♪
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「 新作映画公開情報@名古屋」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事