無二斎のなんでもあり

自分の体調とECOや省エネなど思いつくまま新しい時代を探るつもりで自分なりの考えをつづる。

気になっていた人

2019-02-13 00:25:08 | Weblog
気になっていた人の著作を見つけた。
落合陽一氏である。僕自身の考えと似ている点があると思い購入してみた。
読んでみた。痛快である。出だしから議会政治の場所でパソコンを持ち込んでいないのが
日本だけであるという記事に大いに共感する。政治の世界にテクノロジーを持ち込む。
至極当たり前の事が日本という国では行われていない!互いの上げ足を取ることだけに時間を費やし
具体的問題の議論すら拒否しているようにしか見えない。最近の突き押し相撲のようにがっぷりと
四つに組もうとしない。
逆に相撲界が議会の真似をしているのではないかと思いたくなる。
話はポリテックであった。PoliticsとTechnologyを組み合わせた造語であると言う。
僕はこれは単にPoliticsとTechnologyだけではなく実社会とTchnologyであると考える。
今や日本では億を超えるPC(パーソナルコンピューター)が出回っていると思う。
正確な数を把握する気もないが官公庁や企業向けに膨大な端末機器が稼働している。
20年ほど前は割と気楽に使えたものが今やセキュリティの確率なしには使用できない状態に陥っている。ある意味予想されていたことではあるが現状の使いにくさと言ったら噴飯ものである。それはさておきこの膨大な数のPCが実はワープロ以上の使い方しかできていないのが
現実であるということだ。2年ほど前あるお役所の下部組織で仕事をさせてもらったことがあるが与えられたものはパッケージソフトで作られたシステムというお化けに使われることが
仕事になっている。お役所で決められた分類項目に従い情報を入力、整理するだけの仕事である。そのために数台の端末が用意されシステム以外の事は必要ないのである。
いや実際の仕事ではシステムでは作成できない情報を別途excelなどで整理して利用するのである。
お粗末なことにそこではexcelを普通に使うことすら出来ない。というか大半がその能力を持たないのである。お役所であるからもう少しましな使い方をしているかと思っていたらあら吃驚使えない人のほうが多いのである。経験者でも以前の部署でも同じであってそこにはそこ用にシステムが組まれていて自分でワードやexcelを使う必要など無いのだそうだ。
これは酷い負債である。Dijital debt(デジタルの負債)である。面白いことにできる人
(もっともそのような人はお役人にはなっていないかごく少数であろうが)は自分の文書を作成したとしてもお役所独特の様式というものに縛られて自分の発想は様式の枠外に書くしかなくなっているのである。膨大な損失である。
私がいた部署がたまたまそのような仕組みであったのかもしれないがすべての官庁、民間企業を考えるとき、このdijital debtは計算不可能なくらいのものになっており現在日本の負債の大半を占めているのではないかと思われる。
おそらく初期の段階でPCを各個人にマスターさせるには相当の費用と労力を必要としただろう。
そこでソフト屋さんの出番が来て法外な価格のSOFT費用をかけてシステムを開発していた。
日本のことであるからLAPTOPなど触ったことのない人が今後もAIを十分に理解せぬまま手前勝手なものに使うことになりここでもdebtが発生する。
負のスパイラルなどというものでは無い!!
全国民が(私を含め)もっとPCの活用を積極的に行い持てる資産(PC内にある)を活用して本来の
仕事をするべきである。幸いスマホの登場で個人の発信は極めてハードルが低くなった。
同様にPCについてもより安全で活用できる機械として見直すべきである。
振り返って考えてほしいのである貴方は今日自分の端末で何をしたか、何をさせられたのか?
それは現実な即した生のデーターをよりよく反映しているであろうか??
落合陽一さんに感化され取り合えず概要を記述した。本日はここまで