徒然日記

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ウェアラブル Expo 2019 で見た VR/AR/MR 技術とパーソナルモビリティ 

2019-01-28 19:09:14 | イベント情報
先日、東京ビッグサイトで開催されていた「ウェアラブル Expo 2019」出展企業の中から、
特にVR, AR, MR 技術とパーソナルモビリティ関連で
興味深いと感じた会社とその製品。


ウェアラブルEXPO 2019
出展企業のうち気になる会社と製品
https://jan2019.tems-system.com/exhiSearch/WEA/jp/ExhiList



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01 インフィニテグラ (株)
  WebRTCウェアラブル通信システム RazVision WR
    ウェアラブルカメラ+スマホで作業支援
    当社カメラご購入でサービス料無料!
    
    製品紹介ページ
    http://www.infinitegra.co.jp/razvision/wr.htm
    
    同社の以下のカメラについてくる
      小型高感度カメラ MCS-W225、MCS-M291A
      小型サーマルカメラ OWLIFT Type-A
      http://www.infinitegra.co.jp/owlift/index.htm

    概要
      ・同社のカメラに付属する付加価値サービス
       クラウド版はサービス料無料
      ・クラウドサービス版、オンプレサーバ版がある
      ・多人数参加型ではなくP2P型
       カメラ1台にアカウント2人分+トークルーム1個付く
       トークルームとアカウントは付け替えが可能
      ・WebRTCプロトコル使用、3G/LTE/WiFiを動的に切替え利用可能
      ・出先=Android専用アプリ、指令室=Chromeブラウザの構成
       指令側にはChromeだけあればよい(アプリ不要)
      ・解像度=VGA
    感想
      ・カメラ屋さんが自社カメラの付加価値サービスとして提供
       しており、サービスが無料なので、買ってすぐに使えるの
       が良いところ。
      ・カメラ屋だから致し方ないが、スマホ内蔵カメラが使えない。
       出先はタブレット向きか…
      ・作業支援というガテン系の利用想定だが、
         現場の臨場感の実況中継など
         楽しい使い方はいろいろありそうだ


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02 (株) インフォマティクス
  設計図面を実寸大ホログラムとして実空間に投影するMR
  システム(建設土木現場向け)
  GyroEye Holo(ジャイロアイホロ)
  
  http://www.informatix.co.jp/top/product/products.html
  
    概要
      ・スマホやタブレット対応のARシステム GyroEye の
       ホロレンズ対応版。
      ・かなり大規模な工事系の施工現場で「図面」等を現場で
       実際の構築物と重ねて表示する使い方が期待されている。
    感想
      ・SF的な視野を実現できるが、コンテンツの準備も含め
       環境準備コストがかかりそうで、大規模案件でないと
       難しいのかもしれない。


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03 ウエストユニティス (株)
  picoLinker
  スマートフォンやPCと接続して利用可能な小型軽量ヘッドマウント
  ディスプレイ。 
  DSP解像度=640 x 360
  右目・左目両用。 重量30g
  https://www.westunitis.co.jp/hardware/picolinker/
  

  

  
    概要
      ・ウェアラブルなメガネにつける超小型ディスプレイ
      ・価格=6万円
      ・HDMI IF でスマホ、タブレット、PC等の画面を表示する
       まさにディスプレイ。
      ・640 x 360 pix 視野角 16.7度
      ・度なしメガネもついてくる
    感想
      ・シンプルなディスプレイなので色々な用途に使えそう
         混雑した電車でのスマホ閲覧
         地図を見ながら歩く
         テレメトリを表示しながらの作業
      ・HDMIケーブルのメガネ側が切れにくいようなデザイン
       になっており気兼ねなく使えそう
  InfoLinker2
  新製・単眼タイプのスマートグラス(BLE対応)
  DSP解像度=640×400 カメラ解像度500万画素 Android™ 7.0
  右目・左目両用。 重量60g
  https://www.westunitis.co.jp/hardware/infolinker2/
  
    概要
      ・マイクとカメラ(5Mpix)を持ち自身がAndroid7.0のスマートデバイス
       双方向コミュニケーションが可能。
       下記の各種サービスの構成部品となる
      ・通信機能は無線LAN (LTEなないようだ)
  遠隔作業支援システム
  https://www.westunitis.co.jp/software/rms/  

  作業ナビゲーションシステム
  https://www.westunitis.co.jp/software/tns/
  
  ノウハウ共有システム
  https://www.westunitis.co.jp/software/knowhow/


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04(株) エクスプロア
http://www.explore-enesmile.com/

  3D Phantom
  回転するLED光源によって3D形成された映像を表示するディスプレイ
  https://moov.ooo/article/5b2206fde48f553f7517263e
  https://phantom-3d.net/
  EL.SHOWBEAM

  手に持ち振ることで文字を空中に表示できる、手持ちLEDバーサライト
  http://www.explore-enesmile.com/patent/4865085/
  

  同社はほかにも業務用ディスプレイ製品を中心に多様かつユニークな
  商品を持っている
    ・音響階段装置
     http://www.explore-enesmile.com/patent/5442839/
    ・非常時誘導経路表示システム
     http://www.explore-enesmile.com/patent/4916594/
    ・石鹸製造花
     http://www.explore-enesmile.com/patent/5276201/
     
    感想
      ・個人的に、一番驚いたのは「石鹸製造花」
       贈答用の造花だが全て石鹸でできていて枯れてゴミになる事がない


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05(株)エスシー
  モバイル動画伝送システム、顔認証システム、
  駐車場空き情報画像解析システム、性別、年齢判別、
  人数カウントシステム等のシステムから監視カメラ全般
  http://www.sc-tokyo.co.jp/notice/ad-01.php#01
  
    概要
      ・動画伝送システム、顔認証システム、性別・年齢判別の各システム
       は各100万円~。 組み合わせ利用可能。 カスタマイズ可能。


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06(株) Enhanlabo
  「視覚拡張」をキーコンセプトに開発された、見えやすく
  掛けやすいメガネ型ウェアラブルデバイス
  HDMI入力というシンプルな構成
  既存インフラとの連携が容易
  導入に向けたイニシャルコストを抑制することも念頭に開発
  今回量産型の発表
  https://beyondglasses.jp/
  
    概要
      ・picoLinkerと同様のHDMI接続型ウェアラブルディスプレイだが
       以下の点が異なる
        ・両眼視用で2つの独立スクリーンを持つ
        ・かなり高い解像度(1280 x 720 pix)
    感想
      ・picoLinkerに比べデザインからさりげなく使うのは難しいが
       両眼視前提なので立体映像を見る為には非常によさそう。
      ・解像度も高い。このレベルの解像度は今までなかった気がする。


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07 オリエント・エンタプライズ (株)
  親カメ
  携帯するカメラ型見守り端末。子供に装着し、写真と位置情報を
  親のスマホに送信
  http://www.orient-e.co.jp/
  
    概要
      ・超小型スマホ「Jelly Pro」をベースにした見守り端末
      ・端末予定価格¥29,800
      ・サービス料金¥1,800/月
      ・2019年4月~販売開始
      ・本体120g
    感想
      ・以前記事に描いた
       [可能性] 安否確認システムのための有望なデバイス ZANCO tiny t1
       https://blog.goo.ne.jp/tonton_ponpon/e/b529c08efebfd746be9d8ec554af3fb4
       とほぼ同じ発想で、超小型携帯電話を組み込んだ見守り端末。
       端末の小型化でこういう使い方ができるようになるのは喜ばしい。


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08 (株) QDレーザ   
  網膜走査型レーザアイウェア
  超小型のレーザプロジェクタで網膜に直接映像を投影するHMDのデモ機展示
  プロジェクタから網膜に直接投影された映像を見る
  画像は実際の視界の一部に重ね描き。原理的に視力や眼球のピント位置に
  影響を受けにくい特徴(フリーフォーカス)を持っています。
  ユーザは手元、遠景と、注視距離にかかわらず、実視界と共にピントずれ
  のない画像を見ることができます。
  https://www.qdlaser.com/applications/eyewear.html
  
    概要
      ・目の前のスクリーンを見るのではなく、目の前のミラーで反射させた
       レーザーにより網膜上に結像させた映像を見るという全く新しいウェ
       アラブルデバイス
    感想
      ・いかにも、目の前に「ある」という印象のウェアラブルスクリーンと
       違い、全くスクリーンがないという革新的なデバイス。


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09 サン電子 (株)
  https://acereal.jp/
  
  AceReal One
  産業用途、屋内外のフィールド作業に最適化されたARスマートグラス
  実現場での使用に耐えうる耐久性を実現。
  ・防塵・防滴対応、水滴が飛ぶ現場で使用可能
  ・産業用ヘルメットに装着ができる
  ・気温40℃の真夏の高温環境でも動作可能
  ・視界を遮らない設計で装着者の視界を確保   
  AceReal Apps
  ・AceReal One購入から最長3年間無償でご利用可能な業務支援アプリ
  ・AceReal Oneを手にしたその日から現場業務でお使いいただけます。
    【搭載機能】
    ・遠隔支援     :遠隔地と音声、映像を共有
    ・マニュアル表示  :PDF、動画、画像を表示
    ・チェックリスト入力:作業のチェックリストを入力
    ・音声操作     :音声で画面操作、画面入力
  AceReal SDK
  ソフトウエア開発キット
  AceReal Oneに最適化されたARエンジン・音声認識エンジン・通信エンジン
  機能搭載、サンプルコード、日本語の開発ドキュメント
    概要
      ・スマートグラスとハードに付属する業務支援アプリとシステム開発用のSDK
      ・両眼視用のデュアルスクリーン(720 x 900 pix AR用にシースルー型)、
       ステレオカメラ(720 x 1280 pix)、
       センターカメラ(2448 x 3264 pix)、
       地磁気、加速度、ジャイロセンサー装備という機能てんこ盛りのスマートグラス
      ・デザインは完全に現業向け
      ・ハードに遠隔作業支援アプリケーションの3年間利用権が付属
       アプリはクラウドサービスとして提供される
      ・現場の映像・音声⇒センターへ送信可能
       センターから画像送信しAR表示可能
       マニュアルなどの参考情報をARで表示可能
       チェックリストをAR表示可能(どうやってチェックするのかはいまいち不明)
    感想
      ・スタイリッシュだがあまりの存在感から現業系の仕事でないとつかえなそう
       だが、非常に多機能・高性能であり使っては面白そう


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10 デジタル総合印刷 (株)   
  VR遠隔コミュニケーションツール
  ・遠隔地から多数が参加するVR空間を提供。
  ・遠隔地間でのコミュニケーションを図れる3Dコラボレーションツール
  遠隔作業支援 BT-Work Remote
  ・メガネをかけて遠隔地とビデオ通話ができます!!
  ・作業者の視線を共有し効率的なサポートを実現します!
  http://www.dps-company.jp/
  https://www.bt-work.com/work.html
    
    概要
      ・セイコーエプソンのスマートグラス BT-300 を使った遠隔作業支援
      ・同社は他にもいろいろやっている
         ・【AI導入支援サービス】     実現させたい課題に最適なAI技術をマッチング
         ・【eラーニングxAIxVRx3D】     3つの技術を統合しより価値の高いeラーニングを
         ・【GURU GURU 360 for Panorama】 施設や工場を360度パノラマ体験できます…
         ・【GURU GURU 360 for Product】  カタログの製品画像を360度グルグル回して…
         ・【Insta VR】          数分で思い通りのVRアプリが作れる
         ・【BT-Work Remote】       ウェアラブルデバイス利用の遠隔作業支援
         ・【座標鳥】           あらゆる素材(紙、既存データ)から高機能なWebパーツカタログへ
         ・【カタログクリエーター】    3D Webパーツカタログを自動生成…
         ・【3Dソリューション】      3Dデータを有効活用 AR,VR,MRでの利用も可能
         ・【XVLソリューション】      世界最高水準の超軽量3Dフォーマット
         ・【DIGITAL NET PRESS】      ペラペラめくれるデジタルカタログ作成サービス
         ・【ARナビキャラ】        紙はARでスマートペーパーの時代へ
         ・「中小企業等経営強化税制】   償却・控除・対象ソフトウェア「座標鳥」
       


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11 NPO法人 日本ウェアラブルデバイスユーザー会 (神戸デジタルラボ)
https://www.kdl.co.jp/service/



  HoloLens向け空間プレビューアプリ Creative Design X(仮称)
    ・デザイナー向けのHoloLens空間プレビューアプリ
    ・看板やポスター、案内板などを、デザイン段階で3D空間での見え方を
     確認できる、「Microsoft HoloLens」向けのアプリケーション。
    ・MR技術で現実空間にデザインを重ね、現実に近い空間をプレビュー
    製品紹介
    https://www.kdl.co.jp/special/wearable.html
    ニュースリリース
    https://www.kdl.co.jp/news/2018/11/hololens_interbee.html
  
  
同社は他にも VR,AR, MR 関連の開発を手掛けている
  商品を見るだけで商品説明を多言語表示
    ・商品を見ると各種パーツの説明文章が空中に浮かんで表示
    ・手のジェスチャーによって、言語を変更、周囲の環境を切り替え
    ニュースリリース
    https://www.kdl.co.jp/news/2018/06/hololens_app.html
  
  


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12 HOYAデジタルソリューションズ (株)
  LoRaWAN対応ウェアラブルデバイス
  LoRaWAN対応ウェアラブルデバイス用の安全見守りクラウドサービス
  熱中症対策や転倒検知に活用できる安全見守りサービス
  
  LoRaWAN (LPWA) スマートウォッチ ( 株式会社GISupply )
  LoRaWAN (LPWA) GPSトラッカー ( 株式会社GISupply )
  ・工場、プラント、建設・工事現場、トンネル作業、倉庫作業などの
   作業員見守りに最適なウェアラブルトラッカー。
   <時計、脈拍数、歩数、消費カロリー、GPS、SOSボタン、転倒検知>
   屋外GPS・屋内ビーコン電波受信、SOSボタン搭載
   LoRAWAN GPSウォッチ 通信距離は1km~3km。
   LoRAWAN GPSトラッカー 通信距離は1km~10km。
   通信ゲートウェイ1台設置で、工場やプラント施設全体をカバー。
  https://www.hoyasv-it.com/solution/iot/wearable
  


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13 WHILL (株)
  WHILL Model CR
  ・自動走行、自動停止、自律ロボット等の研究開発の為のプラットフォーム
  ・自動停止・障害物回避機能の開発や、介護従事者等の負担を低減する
   追従走行機能の開発に利用可能。
   その他、空港やショッピングモールなどで利用者がモビリティを呼び寄せ、
   乗ることができる。
   自動ナビゲーションで目的地まで案内してもらえる。
   鉄道会社のオペレーションを軽減するといった活用方法が想定されます。
   https://whill.jp/
   

   




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