vForum2018 Tokyo Day1 ゼネラルセッション 当日のメモより 2018/11/13
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● Day1 を聞き終わった時の感想
・VMware Cloud on AWS の話以外は大変革を感じさせる技術的な
エピソードはない。どちらかというと、サービス戦略の躍進を
感じさせる。
・従来立て続けに発表された新技術はこのハイブリッドクラウド
を実現することで結実したといえそうだ。
vSAN, NSX, 長距離vMotion, コンテナ対応, Evo Rack→VCF
・VMware Cloud on AWS をオンプレミスの延長だけと考えるのは
間違いだ。AWS ネイティブアプリをオンプレの連携ができる事
がこれからの時代重要になる。
・VMware は自身の守備範囲たる基盤(=インフラ)のレイヤーを上
げて来た。マシン配備からコンテナ配備基盤へかさ上げする事
ですぐに使える環境を配備するのを基盤のタスクしている。
・Windows10のせいでVDIはさらにリソース消費する傾向になるよ
うだ。 プロバイダはともかくオンプレミスでのVDI はコスト
的に無理が出てきそうだ。
中小企業等は別の選択肢(DaaSやDataレスPC)が必要かも。
・SHOWCASEはハード系の展示が減少していてソリューション系の
展示が主体となっている。特にストレージベンダがほぼ消えた
VMware自身がサービスプロバイダに主軸を移したからかもしれ
ない。
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●ゼネラルセッションの当日走り書きメモ
VMware Cloud on AWS は現在5リージョン。昨日(11/12)東京リージョンがオープンした。 大阪リージョンも今年中にサービス開始する。
九電、ゼンリン、ケイオプティム、近鉄情報、TEPSYS などが初期POCユーザとして参加。
20社程度のリセールパートナーがある。
CTC、NEC、TIS、富士通、HPE、日立システムズ、富士ソフトなど
ユースケースとして3種類が考えられる。
(1) マイグレーション
オンプレミスのクラウド移行
(2) データセンター拡張
災害対策、オンデマンドキャパシティ
(3) 次世代アプリ開発
AWSのネイティブアプリを利用した次世代アプリ開発
・(株)テプコシステムズの事例紹介
同社は東電の情シス部門でITとOTの会社。 電力自由化で他社への転売などが増えたので電力の安定供給が重要となったため、情報インフラの重要性が増した。
オンプレミスでのSDDCまでをアーリーユーザ時に検証した。これから VMware Cloud on AWS との連携、AWSネイティブアプリとの連携を検証してゆきたい。
(VMwareへの要望として)ユーザによってはAWS以外のクラウドも連携対象にしたがるので検討してほしい。
VMwareのコミュニティ
VMware--顧客--パートナー(約2万社)
VMwareは各種イノベーションの"橋渡し"をしてきた。
(1) 最初はESXiでサーバ選択を自由化した。ESXiは最初は魔法
のようだと言われたものだ。
(2) WorkSpace One でBYODによるコンシューマレベルの便利さ
実現した
(3) ネットワーク仮想化によるネットワーク設計の高度化、ネ
ットワーク機器の選択の自由化を実現した
(4) ビジネスのジレンマ
利益と社会貢献のバランス→CO2排出量の減少
5億4000万トン分のCO2削減が仮想化によるハード減少
で達成できた。
テクノロジーの4つの潮流
クラウド モバイル AI/ML エッジ/IoT
モバイルは世界の50%の人々が使う
AI、MLは1980年から30年経って現実化した
エッジ/IoTはデジタルとリアルを結合するVRやAR
いまや「ネットワーク is コンピュータ」から「アプリケーション is コンピュータ」へと変わった。
ITに必要なビジョン
①セキュリティ
現在のセキュリティはコスパが出ていない。今は後付けで"悪"を追跡する方式。これでは追いつかない。本質的なセキュリティは"善"の確保という方式でアプローチする必要がある。
→許可されたアプリ、通信しか動作させず、それ以外を遮蔽するというアプローチ。VMwareのマイクロセグメンテーションやApp defense はこのアプローチを取っている。 正しい動き、通信を学習することによって、不許可通信を検出する。
App defense+VSphereで VM の正しい挙動を定義⇒違反行動を検出できるようになる。 これに加えて、NSXでアダプティブに通信を制御する。 新しい"VSphereプラチナ版"でApp Defence との連携が可能になった。
⇒ 仮想基盤上のVMの通信の統計を可視化できる。
⇒ 通信を機械学習し、ある程度の期間で正誤を
決定し、ポリシーとして固定できる。
App defense は学習中に色々な新しいふるまいを検出し、都度報告してくる。 これを見ながら正否を判断しポリシーを決める。
②クラウド(Any Cloudコンセプト)
VMwareは5年前からハイブリッドクラウドを主張してきた。
・5年前はハイブリッドクラウド=過去へのしがみつき
パブリッククラウドこそすべて と言われた
・今はハイブリッドクラウドが必要だと言われている
VMware のハイブリッドクラウド基盤は "VMware Cloud Foundation"だ。 クラウドプロバイダーは、これを使い、認定ハード、アプライアンスと組み合わせることで、ハイブリッドクラウドサービスを提供できる。
パブリッククラウド側からのハイブリッドクラウドのためにAWSと連携を行った。 プライベートクラウドのNo1とパブリッククラウドのNo1の連合だ。 2019年度中に20リージョンを整備する。 その後中国で2リージョンなど。
VMware Cloud on AWS によって "AWSのアプリをオンプレミスの VMware 環境でも利用できる" ようになる。
Project Dimension は VMware Cloud Foundation をオンプレミスでサービスとして提供するものである。 Dell lenovo と協働で提供する。 両社がハイパーコンバージドインフラアプライアンスを提供し、従来はパブリッククラウドでしかサービスとして提供されなかった VMware Cloud Foundation のオンプレミスかつサービス提供を実現する。
これに VMware Pulse、VMware WorkSpace One を加えることで、クラウドに加え、IoT、ICTのエッジまでサービスとして提供を行う。
VMwareは Cloud Health社を買収した。 同社はマルチクラウド運用を単一コンソールに集約するソフトウェアを開発した会社である。
Cloud Health
https://www.cloudhealthtech.com/
★補註(ココカラ)★
VMware Cloud Foundation がオンプレミスで使えないという話ではなく、
SIベースでの売切形態は既に存在します。
DimensionはCloud FoundationをHCIとセットにして機器もろともサービス
として提供する形態を予定しているようで、対象はIoTエッジ等、数が多く
設置作業をSIで行えない小規模多数拠点が考えられているようです。
ここにvSphereではなく、Cloud Foundation を持ってくるのはパブリック
クラウドとの親和性を高める為でしょう。 IoTエッジはクラウドとの連携
が必須ですから。
関連Link
VMware、VMworld 2018でさまざまな技術革新のプレビューを披露
https://www.vmware.com/jp/company/news/releases/2018/vmw-vmworld2018-082818.html
Arm仮想化が象徴する、IoTとVMwareのビジネスモデルの意外な関係
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1808/30/news045.html
ヴイエムウェア、新たなIoT管理ソリューションを発表
https://www.vmware.com/jp/company/news/releases/2017/vmw-iotpulse-051017.html
VMware Pulse IoT Center
https://www.vmware.com/jp/products/pulse-iot-device-management.html
★補註(ココマデ)★
③ネットワーク
クラウドをつなぐネットワーク。NSXはSDDCとSDNにおけるスタンダードとなっている。 NSXにより、コア~エッジまでL2ネットワークを延伸できるようになった。
④テレコム市場は仮想化のホワイトスペース
企業のIT基盤は90%が仮想化された。 しかし、テレコムの基盤は10%しか仮想化されていない。 4G→5Gへの移行でこれから仮想化が進む有望市場であるといえる。 VMware はテレコム市場向けに VMware VCloud NFV を提供する。 NFVはネットワークスライシング、エッジサービス、SD-WANを提供する。
★補註(ココカラ)★
VMware vCloud NFV によるネットワークの自動化と迅速な新
サービスの提供
https://www.vmware.com/jp/solutions/industry/telco.html
vCloud NFV
https://www.vmware.com/jp/products/network-functions-virtualization.html
★補註(ココマデ)★
⑤Any Cloudへの取り組み
ここ数年ホットな話題はKubernetesだ。 Kubernetesは仮想マシンと競合する存在ではない。 KubernetesをVM上で動かすのがこれからのスタイルである。 Google Cloud の Kubernetes もVMで動いている。 VMware は Heptio を買収した。
heptio
https://heptio.com/
VMware Cloud PKS β版を提供。 現在はAWSのサービスとして提供されている。 今後、Azure、Google、VMware Cloud on AWS でも提供する。
VMware PKS は Kubanetes の1つのディストリビューションであり、Kubanetes のプロビジョニングを支援してNSXとの連携を提供する。
★補註★
RedHatもまたマルチクラウドサービスへの一元的管理ポータルに
注力しているようです。
Heptioをなぜ買収したか、その力をどう生かすか。VMwareのCEO
とCOOに聞いた
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1811/15/news028.html
Red Hatがハイブリッドクラウドのデータ管理サービスNooBaaを
買収
https://jp.techcrunch.com/2018/11/28/2018-11-27-red-hat-acquires-hybrid-cloud-data-management-service-noobaa/
VMware Cloud on AWS の Elastic vSAN、Elastic DRS とSRM(Site Recovery Manager)組み合わせることによって、待機系SDDCのリソース(ホスト、ストレージ)をオンデマンドで拡張することができる。
★補註★
ヴイエムウェア、VMware Cloud on AWSの日本市場での提供を発表
https://www.vmware.com/jp/company/news/releases/2018/vmw-cloudonaws-111218.html
CloudHealthは複数のパブリッククラウドの利用状況を横ぐしで比較することができる。 例えば、各クラウド毎のコスト。 Right Sizing Engine を使えば、可視化するだけでなくVMの稼働率とサービスメニューの比較からメニュー変更の提案をする。
⑥ Any デバイスへの取り組み
VMware は クラウド、モバイル、AI、ML(機械学習)、エッジ/IoTのすべてをフォーカスする。 テクノロジーだけでなく従業員のニーズに合わせた多様なデバイスを活用した業務基盤が必要になる。
デジタル変革のリーダーにはビジネスの加速、コスト削減、意思決定の迅速化が必要になる。 Vmware は Any デバイスへの取り組みとして VMware WorkSpace One を提供する。
WorkSpace One のデモ
Windows10の自動パッチの結果業務アプリケーションが動作に支障
をきたした場合のQ&Aシステムの紹介
★補註★
WorkSpace One が AI、ML、エッジ/IoTをカバーするというわけ
ではなさそうで、この分野は別の製品(VMware Pulseなど)が担う
と思われる。
同時に、β版の「VMware ブロックチェイン」も紹介されていた。
★
仮想マシンに加えてコンテナを基盤に加えたことで、VMwareはオンプレミス~クラウド間のポータビリティをVMとコンテナの二本立てで実現し、各クラウドサービスプロバイダが提供するネイティブアプリケーションと連携可能なIT基盤を構想しているのかなと感じます。
たとえば、以下のようなイメージで。
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● Day1 を聞き終わった時の感想
・VMware Cloud on AWS の話以外は大変革を感じさせる技術的な
エピソードはない。どちらかというと、サービス戦略の躍進を
感じさせる。
・従来立て続けに発表された新技術はこのハイブリッドクラウド
を実現することで結実したといえそうだ。
vSAN, NSX, 長距離vMotion, コンテナ対応, Evo Rack→VCF
・VMware Cloud on AWS をオンプレミスの延長だけと考えるのは
間違いだ。AWS ネイティブアプリをオンプレの連携ができる事
がこれからの時代重要になる。
・VMware は自身の守備範囲たる基盤(=インフラ)のレイヤーを上
げて来た。マシン配備からコンテナ配備基盤へかさ上げする事
ですぐに使える環境を配備するのを基盤のタスクしている。
・Windows10のせいでVDIはさらにリソース消費する傾向になるよ
うだ。 プロバイダはともかくオンプレミスでのVDI はコスト
的に無理が出てきそうだ。
中小企業等は別の選択肢(DaaSやDataレスPC)が必要かも。
・SHOWCASEはハード系の展示が減少していてソリューション系の
展示が主体となっている。特にストレージベンダがほぼ消えた
VMware自身がサービスプロバイダに主軸を移したからかもしれ
ない。
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●ゼネラルセッションの当日走り書きメモ
VMware Cloud on AWS は現在5リージョン。昨日(11/12)東京リージョンがオープンした。 大阪リージョンも今年中にサービス開始する。
九電、ゼンリン、ケイオプティム、近鉄情報、TEPSYS などが初期POCユーザとして参加。
20社程度のリセールパートナーがある。
CTC、NEC、TIS、富士通、HPE、日立システムズ、富士ソフトなど
ユースケースとして3種類が考えられる。
(1) マイグレーション
オンプレミスのクラウド移行
(2) データセンター拡張
災害対策、オンデマンドキャパシティ
(3) 次世代アプリ開発
AWSのネイティブアプリを利用した次世代アプリ開発
・(株)テプコシステムズの事例紹介
同社は東電の情シス部門でITとOTの会社。 電力自由化で他社への転売などが増えたので電力の安定供給が重要となったため、情報インフラの重要性が増した。
オンプレミスでのSDDCまでをアーリーユーザ時に検証した。これから VMware Cloud on AWS との連携、AWSネイティブアプリとの連携を検証してゆきたい。
(VMwareへの要望として)ユーザによってはAWS以外のクラウドも連携対象にしたがるので検討してほしい。
VMwareのコミュニティ
VMware--顧客--パートナー(約2万社)
VMwareは各種イノベーションの"橋渡し"をしてきた。
(1) 最初はESXiでサーバ選択を自由化した。ESXiは最初は魔法
のようだと言われたものだ。
(2) WorkSpace One でBYODによるコンシューマレベルの便利さ
実現した
(3) ネットワーク仮想化によるネットワーク設計の高度化、ネ
ットワーク機器の選択の自由化を実現した
(4) ビジネスのジレンマ
利益と社会貢献のバランス→CO2排出量の減少
5億4000万トン分のCO2削減が仮想化によるハード減少
で達成できた。
テクノロジーの4つの潮流
クラウド モバイル AI/ML エッジ/IoT
モバイルは世界の50%の人々が使う
AI、MLは1980年から30年経って現実化した
エッジ/IoTはデジタルとリアルを結合するVRやAR
いまや「ネットワーク is コンピュータ」から「アプリケーション is コンピュータ」へと変わった。
ITに必要なビジョン
①セキュリティ
現在のセキュリティはコスパが出ていない。今は後付けで"悪"を追跡する方式。これでは追いつかない。本質的なセキュリティは"善"の確保という方式でアプローチする必要がある。
→許可されたアプリ、通信しか動作させず、それ以外を遮蔽するというアプローチ。VMwareのマイクロセグメンテーションやApp defense はこのアプローチを取っている。 正しい動き、通信を学習することによって、不許可通信を検出する。
App defense+VSphereで VM の正しい挙動を定義⇒違反行動を検出できるようになる。 これに加えて、NSXでアダプティブに通信を制御する。 新しい"VSphereプラチナ版"でApp Defence との連携が可能になった。
⇒ 仮想基盤上のVMの通信の統計を可視化できる。
⇒ 通信を機械学習し、ある程度の期間で正誤を
決定し、ポリシーとして固定できる。
App defense は学習中に色々な新しいふるまいを検出し、都度報告してくる。 これを見ながら正否を判断しポリシーを決める。
②クラウド(Any Cloudコンセプト)
VMwareは5年前からハイブリッドクラウドを主張してきた。
・5年前はハイブリッドクラウド=過去へのしがみつき
パブリッククラウドこそすべて と言われた
・今はハイブリッドクラウドが必要だと言われている
VMware のハイブリッドクラウド基盤は "VMware Cloud Foundation"だ。 クラウドプロバイダーは、これを使い、認定ハード、アプライアンスと組み合わせることで、ハイブリッドクラウドサービスを提供できる。
パブリッククラウド側からのハイブリッドクラウドのためにAWSと連携を行った。 プライベートクラウドのNo1とパブリッククラウドのNo1の連合だ。 2019年度中に20リージョンを整備する。 その後中国で2リージョンなど。
VMware Cloud on AWS によって "AWSのアプリをオンプレミスの VMware 環境でも利用できる" ようになる。
Project Dimension は VMware Cloud Foundation をオンプレミスでサービスとして提供するものである。 Dell lenovo と協働で提供する。 両社がハイパーコンバージドインフラアプライアンスを提供し、従来はパブリッククラウドでしかサービスとして提供されなかった VMware Cloud Foundation のオンプレミスかつサービス提供を実現する。
これに VMware Pulse、VMware WorkSpace One を加えることで、クラウドに加え、IoT、ICTのエッジまでサービスとして提供を行う。
VMwareは Cloud Health社を買収した。 同社はマルチクラウド運用を単一コンソールに集約するソフトウェアを開発した会社である。
Cloud Health
https://www.cloudhealthtech.com/
★補註(ココカラ)★
VMware Cloud Foundation がオンプレミスで使えないという話ではなく、
SIベースでの売切形態は既に存在します。
DimensionはCloud FoundationをHCIとセットにして機器もろともサービス
として提供する形態を予定しているようで、対象はIoTエッジ等、数が多く
設置作業をSIで行えない小規模多数拠点が考えられているようです。
ここにvSphereではなく、Cloud Foundation を持ってくるのはパブリック
クラウドとの親和性を高める為でしょう。 IoTエッジはクラウドとの連携
が必須ですから。
関連Link
VMware、VMworld 2018でさまざまな技術革新のプレビューを披露
https://www.vmware.com/jp/company/news/releases/2018/vmw-vmworld2018-082818.html
Arm仮想化が象徴する、IoTとVMwareのビジネスモデルの意外な関係
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1808/30/news045.html
ヴイエムウェア、新たなIoT管理ソリューションを発表
https://www.vmware.com/jp/company/news/releases/2017/vmw-iotpulse-051017.html
VMware Pulse IoT Center
https://www.vmware.com/jp/products/pulse-iot-device-management.html
★補註(ココマデ)★
③ネットワーク
クラウドをつなぐネットワーク。NSXはSDDCとSDNにおけるスタンダードとなっている。 NSXにより、コア~エッジまでL2ネットワークを延伸できるようになった。
④テレコム市場は仮想化のホワイトスペース
企業のIT基盤は90%が仮想化された。 しかし、テレコムの基盤は10%しか仮想化されていない。 4G→5Gへの移行でこれから仮想化が進む有望市場であるといえる。 VMware はテレコム市場向けに VMware VCloud NFV を提供する。 NFVはネットワークスライシング、エッジサービス、SD-WANを提供する。
★補註(ココカラ)★
VMware vCloud NFV によるネットワークの自動化と迅速な新
サービスの提供
https://www.vmware.com/jp/solutions/industry/telco.html
vCloud NFV
https://www.vmware.com/jp/products/network-functions-virtualization.html
★補註(ココマデ)★
⑤Any Cloudへの取り組み
ここ数年ホットな話題はKubernetesだ。 Kubernetesは仮想マシンと競合する存在ではない。 KubernetesをVM上で動かすのがこれからのスタイルである。 Google Cloud の Kubernetes もVMで動いている。 VMware は Heptio を買収した。
heptio
https://heptio.com/
VMware Cloud PKS β版を提供。 現在はAWSのサービスとして提供されている。 今後、Azure、Google、VMware Cloud on AWS でも提供する。
VMware PKS は Kubanetes の1つのディストリビューションであり、Kubanetes のプロビジョニングを支援してNSXとの連携を提供する。
★補註★
RedHatもまたマルチクラウドサービスへの一元的管理ポータルに
注力しているようです。
Heptioをなぜ買収したか、その力をどう生かすか。VMwareのCEO
とCOOに聞いた
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1811/15/news028.html
Red Hatがハイブリッドクラウドのデータ管理サービスNooBaaを
買収
https://jp.techcrunch.com/2018/11/28/2018-11-27-red-hat-acquires-hybrid-cloud-data-management-service-noobaa/
VMware Cloud on AWS の Elastic vSAN、Elastic DRS とSRM(Site Recovery Manager)組み合わせることによって、待機系SDDCのリソース(ホスト、ストレージ)をオンデマンドで拡張することができる。
★補註★
ヴイエムウェア、VMware Cloud on AWSの日本市場での提供を発表
https://www.vmware.com/jp/company/news/releases/2018/vmw-cloudonaws-111218.html
CloudHealthは複数のパブリッククラウドの利用状況を横ぐしで比較することができる。 例えば、各クラウド毎のコスト。 Right Sizing Engine を使えば、可視化するだけでなくVMの稼働率とサービスメニューの比較からメニュー変更の提案をする。
⑥ Any デバイスへの取り組み
VMware は クラウド、モバイル、AI、ML(機械学習)、エッジ/IoTのすべてをフォーカスする。 テクノロジーだけでなく従業員のニーズに合わせた多様なデバイスを活用した業務基盤が必要になる。
デジタル変革のリーダーにはビジネスの加速、コスト削減、意思決定の迅速化が必要になる。 Vmware は Any デバイスへの取り組みとして VMware WorkSpace One を提供する。
WorkSpace One のデモ
Windows10の自動パッチの結果業務アプリケーションが動作に支障
をきたした場合のQ&Aシステムの紹介
★補註★
WorkSpace One が AI、ML、エッジ/IoTをカバーするというわけ
ではなさそうで、この分野は別の製品(VMware Pulseなど)が担う
と思われる。
同時に、β版の「VMware ブロックチェイン」も紹介されていた。
★
仮想マシンに加えてコンテナを基盤に加えたことで、VMwareはオンプレミス~クラウド間のポータビリティをVMとコンテナの二本立てで実現し、各クラウドサービスプロバイダが提供するネイティブアプリケーションと連携可能なIT基盤を構想しているのかなと感じます。
たとえば、以下のようなイメージで。
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