徒然日記

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[情報]あれ、こんなものがあるぞ…横河レンタ・リース Flex Work Place

2016-07-29 20:46:52 | 製品VDI
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あれ、こんなものがあるぞ…横河レンタ・リース Flex Work Place
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先日、「VDIもRDSもHDIも結局は高嶺の花 モバイルPC+セキュリティの方が良い解?」という記事をポストしました。
http://blog.goo.ne.jp/tonton_ponpon/e/d7c73fd91f89397b64573405df55e53b
この記事の内容は色々な製品/技術をあつめて作り上げるシステムインテグレーションとしての実現方法ですが、これと同じような事を実現できるスィート製品と思われるものを見つけました。

世の中、色々なものがあるものだ…


横河レンタ・リースの「Flex Work Place」という製品です。
どこかの製品のOEMか販売かと思ったのですが、自社開発ソリューションというジャンルの下にあるので、同社独自開発の製品のようです。


Flex Work Place トップページ
https://www.yrl.com/flexwp/


Flex Work Place の概要について
https://www.yrl.com/flexwp/overview/
「Flex Work Place」は以下の3つの製品の統合ブランド名称であり、各製品は単体でも動作するもののようです。

  (1) Flex Work Place Passage(パサージュ)
    既存のPCを環境復元パソコンにしてしまう事で VDIよりも安価にシン
    クライアントシステムを実現する製品
      HDDへのIOをフックし、ローカルのRAM DISK(再起動で破棄)や、
      LAN上のファイルサーバ(永続的なデータ置場)に書き込む。
      電源OFF->ONで手元PCのデータが完全に消え元に戻る。

      基本はこれであるが、これに加えLAN上のファイルサーバをイン
      ターネットから参照可能なオンラインストレージ化する Passage
      FileBlogサーバがある。
      手元デバイスとして Windows, Android, iPhone/Pad が使える。

  (2) Flex Work Place Unifier(ユニファイア)
    一言で言えば、構成管理、資産管理、リモートインストール基盤。
    これだけに相当する製品は世の中色々あるかとは思いますが、(1)、
    (3)、(4)とセットのスィートを構成している点が特色です。

  (3) Flox Work Place AppSelf(アップセルフ)
    実は、今回、これが一番の驚きの対象でした。
    先日の記事で紹介した機能でこれを実現できるものはありません。

    なにかというと、
       PCユーザに管理権限を与えなくにも関わらず
       アプリのインストール作業をユーザ自身に
       やらせられる!
    というものです。

    どういう動作かというと、
       (1) 事前に管理者用秘密鍵とユーザ用公開鍵ペアを配布
       (2) 管理者PC上のAppSelfパッケージ作成ツールがアプリ
         のインストールファイルセットに秘密鍵で署名して
         インストールパッケージを生成
       (3) 管理者が生成したパッケージをユーザに送付
       (4) ユーザPC上のAppSelfエージェントが公開鍵で署名を検証
       (5) AppSelfエージェントが(おそらく管理者権限として)イン
         ストーラーを実行
    という流れにより、インストール操作は一般ユーザ権限のPC利用者が
    行うにも関わらず、インストーラー自身は管理者権限で動作する事を
    可能としています。

    アプリケーションのインストールの必要性からPC利用者にローカル管
    理者権限を付与するケースは多いと思います。
    ADドメイン管理者でなければ乗っ取られても被害の範囲は局限できる
    とはいえ、そのPCは好き放題やられる可能性があります。
    そういう意味でも、この仕組みはなかなか良いものだと思います。

  (4) Flox Work Place Concource(コンコース)
    クラウドサービスとして提供されるクラウドストレージ。
    利用者間の大容量データの送付に使うためのものです。
    認証基盤にアカウントを持つ組織内の利用者同士のファイル交換に加
    え社外ユーザに対してはメールでURLを通知する事でデータ共有を可
    能にするというものです。


各製品の機能と価格情報は以下のURLに記載されています。
https://www.yrl.com/flexwp/spec/
永続ライセンスは以下の通り(他にSA版もあり)

       ベース使用権 ユーザ・デバイス使用権
 パサージュ   374,000円        12,000円
 ユニファイア  146,000円         7,400円
 アップセルフ  120,000円         4,800円
 スィート    520,000円        18,000円

コンコースはクラウド型でありその料金は

 ユーザ月額利用料(1GBストレージ付)  400円
 追加ストレージ月額利用料(1GBあたり) 200円


今回、心惹かれたびっくりはアップセルフなので、それだけに注目すると単品で購入するのが良く、先日の記事のように、VDIより安価なモバイル環境をPCベースで実現する。という観点なら、スィートで全部買ってしまう方がお得感がありそうです。

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