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[情報] CEATEC 2019 と気になる講演 

2019-10-07 18:11:35 | イベント情報

 

 
CEATEC 2019 と気になる講演 
 
CEATEC 2019 10月15~18日に幕張メッセにて開催。
CEATECというとエレクトロニクス関係のデバイスの展示会の印象が強かったけれど、最近はそうでもないようだ。


 
後援省庁には金融庁までが顔を連ねている。
総務省
http://www.soumu.go.jp/
外務省
https://www.mofa.go.jp/mofaj/
厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/
経済産業省
http://www.meti.go.jp/
国土交通省
http://www.mlit.go.jp/
金融庁
https://www.fsa.go.jp/
 
 
気になる講演
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4S-1212 日程10/18 時間12:30-13:30 場所102
エモーショナルビジネスの潮流 ~感情×先端センシング技術がもたらす未来社会~
感情分析技術やそのビジネス活用の先進事例を示した上で、「エモーショナルビジネス」という新たなビジネステーマを紹介する。また今後の技術・市場発展に関する展望を述べつつ、ビジネスチャンスの獲得・拡大に向けたヒントを提供する。
・エモーショナルビジネスが進んだ未来の世界
・市場規模の予測
・国内外の先進企業による取り組み事例
・感情を経営資源にする新しいビジネスの戦い方
  アビームコンサルティング株式会社
  金融・社会インフラ ビジネスユニット シニアマネージャー 上條 洋 氏
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4S-1214 日程10/18 時間14:00-15:00 場所102
デジタル化時代の金融機関店舗のあり方 ~ 金融機関に求められる今後の店舗戦略 ~
金融機関を取り巻く環境を考察した上で、金融機関店舗の重要性と今後の課題について確認する。さらに国内金融機関の店舗改革事例を踏まえながら、金融機関における今後の店舗改革のあり方を提言する。
  アビームコンサルティング株式会社 金融・社会インフラ ビジネスユニット 
  プリンシパル 佐藤 哲士 氏
  シニアコンサルタント 豊田 基 氏
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4S-1215 日程10/18 時間15:30-16:30  場所102
スマートマネー構想 ~auフィナンシャルホールディングスの取組み~
オンライン取引を基本とする銀行・証券・アセットマネジメント・損保・決済等の金融会社を有するauフィナンシャルホールディングスが提供するスマホとの親和性の高いスマートマネー構想について紹介します。
  auフィナンシャルホールディングス株式会社
  執行役員 最高デジタル責任者 兼 Fintech企画部長 藤井 達人 氏
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気になったきっかけの記事
Internet Watch  2019/10/7
SMBCグループが目指すイノベーションは「本質的な課題解決のため」、
金融の枠を超える、歩みとビジョンとは
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/interview/1207951.html




記事によれば今年で3回目の出展らしい。
  「ビジネスに直結する具体的なソリューションを展示。」
という方針であり、ソリューションの名の通り、金融機関というよりSIerやメーカーのようなサービスの展示である。 記事にはこんな「ソリューション」が紹介されている。
  ・グループ会社の日本総合研究所と開発した「DONKEY」という次世代農業ロボット
  ・棋AIを開発しているHEROZとSMBC日興証券が共同開発した「AI株価見守りサービス」
  ・三井住友銀行とJSOLが共同開発した、各企業のトランザクションデータなどからAIを
   活用して企業の今後の業況を予測する「企業の業況変化検知システム」

 

そもそも、着想自身、かなりシャープなのだが、それ以上に驚くのは「金融機関」がこれを企画して提供しようと考える事だ。
  金融サービスの枠にとらわれず、課題解決に必要であれば、
  金融サービスであろうとなかろうとやってみたらい
というコンセプトであり、さらに
  人とモノが動けば、必ずお金が動きますから、
  そこには金融サービスが必要になります。
という事だという。

つまりは、これらの「ソリューション」達はSMBCが金融サービスを発動するための呼び水であり、顧客の経営課題解決のためこれらソリューションを提供、その購入資金を融資したり、決済サービスを提供したりすることで、新規の企業との関係を作っていこうと考えているのだろう。

金融機関は新規顧客を開拓する呼び水が「金融商品」だったわけだが、そうではなく、全然べつの商品を切り口にすれば、従来はリーチしにくかった(銀行は基本、待ちの商売だから)新規の顧客を獲得できるということなのだろう。

とても柔軟な発想に感心した。 昨今、地方銀行はソリューション営業を強化している。と言われるが、その実例(地銀ではないが)と言えるような気がする。 

数年前、クラウドのメガプロバイダーが市場を席巻した時、SIの仕事をこれからはプロバイダーがする。 と感じたが、いまや、金融機関もシステムインテグレーターをする時代になってきたのだ。



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