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トンリョウ(TongLiao)ワークブーツ/バイクブーツ

ちょっと作りが違うワークブーツです。

ウェルトを縫うのは手縫いですよ。

2019-02-16 17:28:23 | Boots
今日は幾分か暖かいのでチャリンコで来ました。



ものすごい久しぶりにチャリンコに乗ったんですがほんの20分ぐらいで太ももがパンパンです。



バイクや車に頼り過ぎです。
こんな運動不足じゃいけませんね。







さて、工房ではウェルトを縫い付ける “すくい縫い” をしました。


このブログでは何度か紹介してるんですがあらためて。






トンリョウで製作しているオーダーブーツはハンドソーンウェルテッドという製法で作られています。




よく聞いたり見たりするグッドイヤーウェルテッドはこのハンドソーンウェルテッドが元になって作られた製法です。






手でウェルトを縫い付けるからハンド・ソーン・ウェルテッドなんですね。







ウェルトを縫う為に使う道具はこちらです。

すくい針という道具です。

刃の形が曲がってますね。




刃が曲がってるのでウェルトの突起を縫えるんです。







刃先はこのようになってます。




刃の先だけでなく横も研いであるんです。








ではこの道具を使いどのように縫うかというと。

中底の内側からすくい針を刺します。



刃を出すところはウェルトの溝です。







すくい針で穴が開いたら糸を通します。

中底側からとウェルト側から通します。


この糸は1本の糸で両端を糸先として使ってます。



通したときに 『あやをかける』 と言って糸を一回絡めます。



そうすることによって縫ってるときに糸が緩まないようにするんです。




そのあとは目一杯の力で糸を絞めます。

私は右利きなので右手にすくい針を持ってるんですがすくい針の柄に糸を絡めて左手はグローブに糸を巻きつけてから絞めます。


素手でやったことがあるんですが2~3針で手が痛くなって続けられませんでした。





この作業をかかと以外行います。


今回のブーツは24.5cmの木型で片足42針でした。



時間にすると片足で小一時間です。





片足を縫うのに小一時間と考えると少々面倒な作業ですが私はこのすくい縫いが好きです。



『ブーツを作ってるなぁ』 と感じますし、すくい縫いが終わったあとのブーツを見るのが好きなんですよね。








このハンドソーンウェルテッド、履き心地がしなやかで足馴染みがとても良いんです。







半年履くと他の製法で作られたブーツとの違いが分かるんですけど履かないと分からないんですよねぇ。






































トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。



価格 : ラスト(木型)代  ¥ 21,000(税込¥22,680) ※初回のご注文の場合は必要になります。
      ブーツ代   ¥108,000(税込¥116,640)~

詳しくはホームページをご覧ください。


 
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Tong Liao (トンリョウ)
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U R L :order-boots.com
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時 間 : 10:00~20:00
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※不在の事がありますので先にご連絡をください。

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