トンリョウ(TongLiao)ワークブーツ/バイクブーツ

ちょっと作りが違うワークブーツです。

SDカードが・・・・・・・・・・

2014-07-29 18:53:49 | その他
悲しい事がありました・・・・・・





何事かというと、前回の記事を書いた後、作業を進めながら写真を撮ろうとカメラの電源をONにしました。



そうしたら『カードが入っていません』の表示が!!!



「ん!?SDカード入れてあるはずだけどなぁ?」と思いカメラのカード挿入口を開けてみると、
確かにSDカードは入っています。




「あっ!!まただ!!!(汗)」と思い、パソコンにSDカードを入れてみたところ・・・・・




ものの見事に今まで撮った写真が消えています。(驚)




このSDカード、これで2度目です。(怒)



前回は営業周りに行っている際、ハーレー屋さんの写真を撮らせていただいている最中に消えました。(んがっ!)




2度目という事もあり、そのSDカードは封印することにしました。(笑)





データの復元もできるようなんですが、私の撮った写真とデータ復元の値段とを比較するとチョッピリもったいないので
いさぎよく諦める事にしました。(笑)

(友人・知人にこの手の事ができる人がいれば良かったのに・・・・・【笑】)






という事で、吊り込みの記事が途中だったんですが、続きが紹介できません。(汗)






とりあえず、吊り込みが終わった状態のブーツです。

トンリョウではお客さまからの要望が無い場合は『シングル』という仕様でウェルトを縫い付けています。


そのため、踵周りは『タックス』という靴作り専用の釘で固定しています。



こんな感じです。

タックスは普通の釘に比べるとチョット柔らかい材質でできています。


なので、木型の踵部分に付いている鉄板でタックスの先が潰れてアッパーが中底と固定されるようになっています。



オーダーブーツの仕事を始める前に作った靴で、踵周りを縫い止めたり、『ペース』という木の釘で固定したりしたんですが、
なんとなく強度に不安があったのでタックスを使い固定するようにしました。



私の作りではこの方法がベストだと思っています。






さあ、吊り込みも終わりました!(喜)



次はウェルトを縫い付ける『すくい縫い』の作業です。




吊り込みからは勢いに乗って作業を進めるので体は疲れますが楽しい作業が続きます。(喜)







トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。



価格 : ラスト(木型)代  ¥ 20,000(税込¥21,600) ※初回のご注文の場合は必要になります。
      ブーツ代    ¥105,000(税込¥113,400)~

詳しくはホームページをご覧ください。


 
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
Tong Liao (トンリョウ)
〒270‐2212
     千葉県松戸市五香南2‐31‐5元山マーケット1F中央
電 話 : 047(710)6917
U R L :order-boots.com
E mail : boots.tongliao@gmail.com
時 間 : 10:00~20:00
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※不在の事がありますので先にご連絡をください。

ブーツのメンテナンス

2014-07-25 18:45:35 | Boots
昨日、昨年の8月にエンジニアブーツをお渡ししたお客さまがメンテナンスのために
工房まで来てくれました。





お客さまはオートバイに乗られている方で、暑い中オートバイに乗っての来店です。
(クーラーの設定温度を通常より2°C下げておきました。【笑】)




来店してすぐブーツを脱いでもらい汚れを落とした後、ミンクオイルを塗りしばらく放置です。


今回は職場の後輩にあたる方と一緒に来店していただき、楽しくお話しをさせていただきました。



後輩さんもオートバイで来ていただいたんですが、そのオートバイがカッコいいんですよ!!



写真を撮らせていただき、「ブログで紹介してもいいですか?」とお聞きしたところ。
OKをいただいたので遠慮なく写真を撮らせていただきました。




後輩さんのオートバイはこれです。



ヤマハの『SR』というオートバイなんですが、ほとんど原型がありません。(驚)

久しぶりにキレイにまとまっているSRを見ました。



「後ろから見たシルエットが良いんですよ。」との事なので後ろからも。

私のオートバイも後ろからのシルエットが美しいんですがこのSRはまた別物ですね!(喜)


オーナーの後輩さんが写ってます。(笑)


そして、私がオートバイで好きな部分がここです。



SRはスリムなエンジンなので、そのシルエットがとてもキレイに活かされてます!


ハンドル廻りのパーツ選びも絶妙でスッキリとキレイにまとまっていますし、オートバイ全体の雰囲気との
バッチリ合っています。





そして、エンジニアブーツをメンテナンスさせていただいたお客さまのオートバイはこちらです。

カワサキの逆輸入車で『KZ650』というオートバイです。

トンリョウのステッカーも貼っていただいています。(嬉)



オーナーのお客さまもこっそり撮っちゃいました。(笑)


こちらのオートバイは元の形をうまく活かし、キレイにカスタムしています。(喜)



このオートバイも後ろからのシルエットが美しいんですよね!

ん~、美しい・・・・・・!!


今のオートバイと違い、後ろのタイヤが細いんですが、そこがまたイイんですよね!

リヤブレーキも『ドラムブレーキ』という仕組みのブレーキで、見た目がスッキリしていてカッコいいんですよ!






おっといけない・・・・・・(汗)


このままだとバイク屋さんの記事みたいになっちゃう・・・・



私はワークブーツと同じようにオートバイが好きなのでつい・・・・(笑)





という事でメンテナンスをしたエンジニアブーツも紹介します。





エンジニアブーツのメンテナンス後はこんな感じです。



エンジニアブーツ単体で撮るのを忘れて履いてから撮らせていただきました。(汗)



今回は汚れを落とした後、ミンクオイルを塗り、余分なミンクオイルを拭き取った後、コバ周りの色が落ちている
箇所の補色をさせていただきました。



トンリョウのブーツをお買い上げいただいたお客さまはこの程度のメンテナンスでしたら無料でさせていただいています。



なにより、自分で作ったブーツをまた見る事ができ、良い感じに成長しているのを見ると
「うんうん、カッコ良くなってきてる!【嬉】」という気持ちになります。



『お客さまとお話しをして一足のブーツを作る』という仕事をしているからこそできる事ですもんね。



このエンジニアブーツもまだまだこれからです。



もっと成長した状態を見るのが楽しみです。(喜)







お越しいただきありがとうございました!!



また時間のあるときに遊びに来てくださいね!
















トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。



価格 : ラスト(木型)代  ¥ 20,000(税込¥21,600) ※初回のご注文の場合は必要になります。
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吊り込みは釘で仮止めです。

2014-07-22 19:41:16 | Boots
吊り込みの作業を進めています。



前回は吊り込みの様子を記事にしなかったので今回紹介したいと思います。





トンリョウで主に作っているハンドソーンウェルト製法のブーツの場合、吊り込みでアッパーを固定するのに
釘を使います。



接着剤で固定する事もできるんですが、釘で固定すると接着剤を使うよりメリットが多いため、釘を使用しています。

細かい話になるので詳しい説明はそのうち・・・・・(笑)





それでは吊り込みの作業を。


まずは、加工の終わった中底の付いている木型です。

ウェルトを縫い付ける為の突起ができてますね。



そして、先芯と月型を水に浸けて半乾きの状態にします。

水に浸ける事によって革を柔らかくしておきます。

半乾きの状態で吊り込み、成型した後で乾くようになっています。




それでは吊り込みます。



まずは仮吊りです。


『仮吊り』 とは大まかな位置でアッパーを木型に固定する作業です。

要所要所に釘で仮止めします。



仮吊りをしてアッパーが木型に対して適正な位置になっている事を確認した後、いよいよ吊り込みの開始です。



まずはつま先からです。



つま先は甲革(表革)・裏革(ライニング)・先芯の三枚の革を吊り込まないといけません。



一番手間のかかる箇所ですね。



仮吊りの状態だとこんな感じです。

木型に対してアッパーがダブついています。


このダブついている革をシワを出さないように吊り込んでいきます。



『ワニ』と言われる道具で革を掴み「グリッ」と捻りながら引きます。

使っているワニは友人から譲っていただいたワニでとても使い勝手がイイんです!!(喜)




シワが出ていない事を確認しながら すかさず釘を打ちます。

釘を打つのもワニを使います。


親指で抑えている近くに釘を打つんですが、ごくまれに親指を打っちゃいます。(笑)


親指を打った感じは『タンスの角に足の小指をぶつけた感じ』に似ています。(笑×2)



写真はブーツの外側です。


外側をある程度 固定したら内側も同じように吊り込みます。

内側も同じようにダブついてます。


これを外側とは逆に捻り釘で固定です。

底面にはギャザーが出ていますがブーツが完成したときに見える部分にはシワが出ていないのが分かりますかね。




この後、踵を吊り込み、その他の部分も吊り込みますが今回はここまで。



吊り込みは力と神経を使う作業なので疲れますがとても楽しい作業の一つです。




カッコいいブーツができますように!!





















トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

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価格 : ラスト(木型)代  ¥ 20,000(税込¥21,600) ※初回のご注文の場合は必要になります。
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“吊り込み”始めました。

2014-07-18 19:38:41 | Boots
いよいよ完成したアッパーを吊り込み始めました。(喜)



“吊り込み”とは木型にアッパーを成型する作業です。


既製品のブーツの多くは機械で吊り込みを行うのですが、トンリョウでは手で吊り込みをしています。




というのも、吊り込みをする機械は大きく私の工房には入らない事と、アッパーの革を引くときに
手の方が『手の感覚』を感じてちょうど良い具合に引く事ができ、引く方向も木型に対して最適な引き方が
できると考えて手で吊り込みをしています。






吊り込む前のアッパーはこんな感じです。

平面のアッパーです。

この平面のアッパーを木型の形(立体)に成型します。



特につま先の部分が平面の革を立体にするので形が変わる箇所ですね。




このアッパーは明日、吊り込みの予定なので他のブーツを吊り込んだ状態を紹介しますね。(汗)




吊り込んだ後のアッパーはこんな感じになります。

木型の形に成型されてますね。


平面のアッパーを引くだけではこのようにはならないんですよ。


引きながらシワが出ないようにギャザーを寄せ、立体にしていきます。




普通の紳士靴に使用する革だと、厚みはだいたい1.5mm前後といったところでしょうね。



私の作っているワークブーツだと厚みは1.8~2.2mmぐらいが多くなります。



厚みの違いは0.3~0.7mmなんですが、この違いが吊り込みの際には大きく違ってくるんですよね。(汗)








そして、今回はもう一つ。



トンリョウのブーツ達は基本的にライニング(裏革)を全面に使用しています。



これは、足あたりを良くするためと、足にかく汗をライニングで吸収するようにするためです。




プルオンタイプのブーツだとこんな感じになっています。

吊り込む前のアッパーなので分かり易いです。(喜)



足を入れる方から見るとこんな感じです。

この様に足&脚があたる部分にはすべてライニングがついています。



そして、表の革とは別に仕立てているので足を入れたときの感じが他のワークブーツに比べてソフトに感じるように
なっています。






さあ、明日は汗だくで吊り込みをするので水分補給を忘れないように気をつけます。(笑)















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先芯と月型も革です。

2014-07-15 19:25:48 | Boots
ご注文をいただいているブーツ達がそろそろ吊り込みに入ります。



その前に吊り込みの為に準備をしています。



今回は“先芯と月型”です。


先芯とはつま先に入っている芯で月型は踵に入っている芯です。



トンリョウで製作しているブーツは先芯と月型に革を使っています。






スチールの先芯と違い、革を使うとバイクに乗っていてギアチェンジをしてもアッパーの革が破れる事が
とても少なくなるんですよ。





という事で先芯・月型を作ります。





まずは使用する革です。

ヌメ革です。

場所によって厚みが違うので 薄いところを先芯、厚いところを月型に使います。


それぞれの形に裁断したら“漉き”をかけます。



漉きとは革の厚みそのままだとアッパー先芯・月型の段差?ができてしまうので革の端を薄くする事です。




『漉き機』という機械を使い漉きをかけます。



漉きをかけた状態がこちら。



革の端が薄くなっています。



漉いた余分な革はこんな感じです。

本当は滑り台のようになっているので下に落ちるんですが、革が硬いので下に落ちてくれません。(汗)


漉き機に付いている刃は切れ味が良いので手を切らないように革を取り除きます。


ちなみに何度か漉き機の刃で指を切った事があります。(汗)

とても痛いんですよ。(笑)






アッパーの革だと一度でキレイに漉けるんですが、先芯と月型は革が厚いので一度でキレイに漉く事が出来ないないんです。

漉き機の調整などをして、何度か漉きをかけます。




一度目はこんな感じです。

端の部分に厚みが残っています。


調整してもう一度漉くとこんな感じになります。

キレイになりました。(喜)



この後、すべての先芯・月型を確認して、気になるところは包丁で漉きます。





前回の中底と同じでブーツが完成してしまうと見えなくなってしまうんですが、手を抜けない作業です。




















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価格 : ラスト(木型)代  ¥ 20,000(税込¥21,600) ※初回のご注文の場合は必要になります。
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